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田園都市日記 タイトルの由来(2023/7/3)

6月は2週間ロンドン近郊に滞在し忙しかったため、約一か月ぶりの投稿

本シリーズのタイトル「田園都市」、この日記は私の住んでいる横浜市青葉区寺家ふるさと村近辺の住宅街から、四季おりおり、日々の自然の営みや人間模様から得られる感動をお伝えしていこうと開始

「田園都市」は、東急電鉄田園都市線から直接引用しているわけではなく、もともと私がこの地に住居を構える切っ掛けに由来しています。ただ線名も同根でしょうが・・・

そもそも日本の田園都市といえば、まずは東京の田園調布が思い起こされるのでは?ただし同地が住宅地として分譲される2年前の1921年、大阪の千里山駅周辺がロンドンのレッチワースガーデンシティを範として鉄道とともに開発されていたようです。そのレッチワースはハリポタで有名なキングスクロス駅から北へ電車で40分程度の閑静な住宅街。19世紀末、産業革命で労働者が都市に集中、悪化したロンドン中心の住環境改善のため、ガーデン・ヴィレッジからガーデン・シティ、ガーデン・サバーブ(田園郊外)の開発へ発展していく。このへんは駒澤大学の橋詰先生の論文が分かり易いかと

田園都市はガーデン・シティを日本語訳したものですが、ガーデンを庭園でなく田園としたところがモンスーンアジア的、日本では庭園都市ではなく田園都市がしっくり

かつてロンドン郊外に引っ越した際、毎朝の駅まで歩く15分間、小鳥のさえずりを聴きながら、朝日に染まった通りの両側の花や緑にあふれる住宅を眺めながらの通勤に心を奪われたときに、「日本に戻っても自然が溢れた住まいを!」と誓い、現在の住居を得るに至っています

ロンドン市内とは思えない緑の多さ

長々と失礼しましたが、それくらい個人的に田園都市の住環境に心酔しています。「10年前に郊外一戸建てでなく都心にマンションを買っていたら、資産価値は遥かに上昇したのに」と後悔している方も中にはいらっしゃるかと思いますが、私にはこの地で家族と過ごした月日の方が愛おしく感じられます。まあ、資産価値が上がるに越したことはありませんが・・・

こんなところで本日は筆をおかせていただきますが、次回は田園都市日記inロンドンをご報告させていただきたく

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