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2022.6.18街頭演説 ジェンダー平等の日本へ 本気でとりくむ政治を(池川友一都議)文字起こし

みなさん、こんにちは。

 先ほど、NHKの党首討論を視聴して、とても気分が悪くなってます。
視聴していてわかったのは、与党は国民一人一人の生活に関心がないとしか思えないということです。その点については、れいわの大石さんがはっきりと指摘していてその通りだと思いました。

あまりにも腹立たしくてツイートしたのがコレです😝

だって、あまりにも怖かったんだもん。。。

さて、気分を取り直して、昨日の続きの文字起こしです。
今日はあの、「ツーブロック(校則問題)の池川友一都議」です!

今回の演説では、ジェンダー平等を男性視点で語るという大変貴重なものになっていると思います。

男性が家事や育児をやっていて、「偉いねー」、「とかすごいねー」、という声をかけられたときに、もやもやできるかどうか。

もし、もやもやしなかった場合は、それは男性の特権の上に胡坐(あぐら)をかいている証拠だと思います。

そんなところに、ちゃんともやもやしている池川都議のお話をどうぞ!!

前回の新日本婦人の会東京本部会長 佐久間千絵さんのトークはこちら!


 有楽町駅をご利用の皆さん。
ご紹介をいただきました日本共産党東京都議会議員の池川友一です。

 このジェンダー平等街宣、唯一の男性スピーカーとしてお話をさせていただきますが、私自身が何か男性の問題意識をすべて代弁することはできませんので、まずは自分の話からしたいと思います。

 それは、なぜならば、このジェンダー平等の課題は、男性自身がいかに自分の問題として捉えられるかにかかっているからだと思っているからです。

 現在私は、4人の子供を育てています。4人も子供がいると紹介をすると、「偉いね」とコメントが返ってきたり、中には「お国のためにありがとう」と言ってくださる方もいらっしゃいます。

 しかし、そういわれるたびに、大変もやもやします。
なぜ、もやもやするのだろう。このもやもやはやっぱり大事にしなきゃいけないと思っています。

✅ 男性が女性にプロポーズをするのは当たり前でしょうか?
 我が家では、パートナーの側から結婚しようといわれてお互い結婚することを決めました。いろんな形があっていいんじゃないでしょうか。

✅ 結婚したら女性が名字を変えるのは当たり前でしょうか?
 私のパートナーと結婚するときに話し合いました。どっちも生まれながらの名前を変えたくないね。だったらそのままの名前でいいじゃないかと私たち夫婦は事実婚を選択しました。
事実婚を選択しましたが、法律婚ではないために様々な不利益を受けていると感じてます。

だから選択的夫婦別姓。

一日も(早く)やってほしいと実感を込めて皆さんにも呼び掛けたい。

✅ 家事をするのは女性が当たり前。
 ほんとにそうでしょうか。
私が毎日朝ごはんの担当で、子供たちのお弁当を作る担当をやっています。しかし、この話にも、この話をすると「偉いね」と言われたり、「それは素晴らしいことですね」とコメントが返ってくる。。。

しかし、よく考えたいと思うんです。
パートナーがそれをやっていた時にそれが偉いねと言われたり、素晴らしいねと言われるでしょうか?

家事労働を男性がやったら素晴らしいのに、女性がやるのは当たり前という価値観が皆さんの中にもないでしょうか?

 私は、こういう価値観はあらかじめ作られたものの中で私たちが生きている。だからこそそれを変えていかなければいけないという風に思っています。

 これは私自身の話であって、誰かから決められたことでもなく、誰かに決めてもらったことでもなく、自分たちで決めて様々な選択をしてきました。

 なので皆様にこのままの価値観を押し付けるということではありません。
ましてや政治が家族の在り方を決めつけて押し付けるようなことは絶対にしてはならない。
ひとりひとりの人生を応援し、カラフルで多様な生き方を後押ししていくことこそ政治の役割なんじゃないでしょうか?

 アンコンシャスバイアス。「無意識の偏見」ということが最近多く聞かれるようになりました。まさにこの無意識の偏見を変えていくことこそ政治の役割なんじゃないでしょうか?

 女性活躍だと言って、仕事も家事も育児も介護もすべて女性が完ぺきにこなすモデルをあらかじめ用意し、そのために政策を誘導していく。

こんなことはとってもできません。

家族的責任を男性政治家がこういう制度を作ってしまっている。

 わたしには、率直に言って仕事も家事も育児も介護もすべて完璧にするということはできないと自覚をしています。

できないことを女性に求めるというのはやっぱり変えていかなきゃいけないんじゃないでしょうか?

 夜、子供たちが寝た後に、机の周りに落ちているご飯粒を拾いながら、

✅ 女性の働き方はなんでこんなに男性よりも過重なものを求められているのか。
✅ やっぱりこういうことを変えていかなければならないんじゃないか?

✅ そのために障壁になっているものを取り除いていくことこそ政治の役割なんじゃないか。

それこそ(が)ジェンダー平等を求める皆さんの思いなんじゃないかと思っています。いかがでしょうか?

 こういう多様な生き方を応援しようと思ったときに、東京都では先日、パートナーシップ宣誓制度、これが全会一致で可決をし、11月1日から東京都ではパートナーシップ制度がスタートをすることになりました。

 セクシャルマイノリティ当事者の皆さんが粘り強く声を上げて動かしてきた。私は歴史的にほんとに大きな一歩だと思います。

 「今度は国会を動かして同性婚をぜひ実現してください」
こういう思いも託された。
今度の参議院選挙で大きく皆さんと訴えていきたいと思います。

 声を上げれば必ず政治は変わる。そのことを一番実感しているのは署名を呼び掛けていますが痴漢ゼロの対策です。
痴漢ゼロの課題。昨年2月に(ここで)司会をしている米倉都議が取り上げましたが、最初は質問に答える意思も東京都にはありませんでした。

 そこから一年、東京都の政策に痴漢対策をやると明記をされ、国の「女性版骨太方針」の中にも痴漢被害ゼロを目指して置換撲滅パッケージを今年度中につくると、ここまで皆さんと一緒に前進させてきた。

痴漢の課題がまさに、政治や行政が取り組むべき課題へと、
この一年間皆さんと声を上げたことで押し上げることができました。

 しかし、改革はやっぱりこれからです。本気の痴漢対策を今こそ進めていく。

そのための署名を皆さんにも呼び掛けておりますが、
ぜひご一緒に身近な性暴力であるこの痴漢をなくすために力を合わせようじゃありませんか。

 「痴漢に注意」っていう看板があちらこちらにまだまだ残っている。
こういう現実から一歩一歩一緒に変えていこうじゃありませんか。


 東京選挙区本当に大激戦の闘いになっています。
山添拓参議院議員。どうか皆さんのお力で二期目へと押し上げていただき、比例代表で日本共産党。田村智子副委員長をはじめ、何としても5人。皆さんの力で押し上げていただけますよう重ねてお願いを申し上げましてわたくしの訴えとさせていただきます。
ありがとうございました。

いかがでしたか?

 自分の立ち位置はどういう支えで成り立っているのか、私たちは常に考え続けていないと、無意識の加害をしてしまっていることに気づけないのではないかと思いました。

 池川都議の言葉で、普段男性が感じることのない、そして女性がいつも感じているもやもやを認識できたのではないでしょうか。

人間も社会も常に学びながら進化していくことができると思います。

 私は、高度な社会はそういう学びの上に経験や知識を得て、いま社会で起きている様々な問題、戦争や貧困、環境破壊、差別の問題を乗り越えることができると考えています。

 それに向けて前に進みたい。池川都議のお話はそういう第一歩につながる話だったように思います。

さぁ、次回はいよいよ田村智子参議院議予定候補(日本共産党副委員長)のお話です。

お楽しみにー!

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