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それ、幻想かもよ!

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本当の自分とか幸せとか、そういうのって全部幻想かもしれないよ。
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2019年5月の記事一覧

自己肯定感の話。脳は、案外簡単にバグります

自己肯定感の話。脳は、案外簡単にバグります

ウートピにインタビューされた記事が公開されました。

全4回の1回目は、自己肯定感について、です。

「仕事ができなきゃ私は自己肯定ができない」
「お給料をいっぱい稼いでなければ私は自己肯定ができない」
「モテなければ自己肯定ができない」

というふうに、有能であることが、自己肯定できる条件になっちゃってる人って多いです。

拙著「ソロエコノミーの襲来」にも書きましたし、講演でも毎度言っていること

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この地球上には「結婚相手のいない男たち」が余りまくっている

この地球上には「結婚相手のいない男たち」が余りまくっている

未婚男性と未婚女性の人口差は340万人(20-50代に限定しても300万人)いるという話は過去にもしました。日本全国の未婚女性がすべて結婚したとしても300万人の未婚男性には相手がいないということです。

これが、「男余り現象」というものです。

再掲しますが、各年代別の 男余り数は以下の通りです。

75歳以上で男女逆転しますが、それは悲しいかな、未婚男性が未婚のまま寿命が尽きてしまったからです

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既婚者の恋愛強者率を調べてわかった「結婚の冷たい現実」

既婚者の恋愛強者率を調べてわかった「結婚の冷たい現実」

恋愛強者3割の法則。

恋愛ができるのは男女とも3割程度しかいません。わかりやすく言うと、モテ男・モテ女は3割です。いつの時代もです。

これは、僕が本の中でも講演などでも、データを提示し、繰り返し主張していることです。

しかし、「仮に未婚者の中では3割しか恋愛強者がいなかったとしても、既婚者を合わせれば3割とはならないのではないか?」とういう意見も頂きます。

確かに、有配偶率6割。昔と違い、

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デモクラシー(民主主義)からエモクラシー(感情主義)の時代へ?

デモクラシー(民主主義)からエモクラシー(感情主義)の時代へ?

デモクラシーから、エモクラシーへ。

「もはやデモクラシー(民主主義)の時代ではない。多数派よりも感情が、理性よりも感覚が重視されるエモクラシー(感情主義)の時代を生きている」

これは、英国出身の歴史学者ニーアル・ファーガソン氏が、1 月 27 日に The Times 紙に寄稿した記事("Feeling beats truth in our indignant ‘emocracy’)にあった言

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45歳まで未婚の男女は、本当に結婚できないのか?

45歳まで未婚の男女は、本当に結婚できないのか?

45歳まで未婚なら、かなりの確率で生涯未婚です。

すっかり言葉として認知されてきた感のある「生涯未婚率」ですが、あれは50歳時点で未婚の人は今後も結婚する可能性がゼロであるという意味です。50歳時点ですが、厳密に言えば、45-49歳の未婚率と50-54歳の未婚率の平均値を指します。要するにアラフィフ未婚率=生涯未婚率ということです。

このグラフを目にした方は大勢いらっしゃると思います。生涯未婚

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ソロだけど言いたい! #保育士さんありがとう!

ソロだけど言いたい! #保育士さんありがとう!

大津市の交差点で5月8日に起きた、保育園児2人が亡くなった痛ましい事故。記者会見で、保育園側の過失を責めているような記者の質問には批判が集まりました。

あの事故に関して、保育士さんたちに責任を押し付けるのは筋が違うし、何より保育士さんたちが自責してしまうことになってはならないと思います。

そんな中、ツイッターでは「#保育士さんありがとう」のハッシュタグとともに感謝の気持ちをツイートする声が湧き

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昭和に生まれ、平成に育った未婚人口。令和はどうか?

昭和に生まれ、平成に育った未婚人口。令和はどうか?

「令和生まれの世代は、未婚率100%で超ソロ社会の始まりだ!」

…というツイートが回ってきて話題になりました。もちろん、これはネタツイートです。令和になってからまだ4日しかたっていません。生まれたばかりの赤ちゃんが結婚するはずないのですから。

ですが、そうは言っても平成生まれの未婚率もかなり高いものです。

2015年の国勢調査をベースに、0歳~29歳までの累計の配偶関係を調べるとも未婚率は9

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