夕方というにはまだ明るすぎる17時過ぎ。裾上げを頼んだスーツを受け取りに行くのも面倒で髪も服装も酷いままベッドに寝転んでいると、雲ひとつない空が厭に綺麗で哀愁に駆られてしまう。この何でもない日のこともいつか忘れてしまうと思うとあまりにも遣る瀬無い気がした。
夏の終わりは寂しい。