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水割りをください

今回はお酒にまつわる話。


若い頃はそうだったんですが、お酒を飲むというのは、大人数でワイワイガヤガヤ、ときにはハメを外しながら、大声を張り上げて飲むスタイルが多かった気がします。


あの時は、たくさん飲めないくせに、その場の雰囲気が楽しくて、ついつい調子に乗ってしまって、あとで後悔するパターン。


そんな時代もありました。


年齢が上がって、社会人になってくると、そういう飲み方をする機会は減り、少人数でしっぽり、小粋なトークを挟みながら、飲むスタイルの方が多くなりました。


まぁ、年嵩の行ったおじさんたちが集まって飲んでいる姿を想像して貰えば、大体合ってる感じです。


さらにそこから、飲み方が変わりました。


それは、ひとりで飲むことが多くなったということです。


名曲「メモリーグラス」の歌詞にもあるように、ひとりでしっぽり、もの思いに耽りながら、水割りをあおる。別にカッコつけているわけでもなんでもありませんが、ただ、静かに、酒をあおる。


ただこれだけなんです。


飲みながら、これまでのこと、あった人たちのこと、失恋したこと、嫌なこと、さまざまな思いが去来する。それを思い出す。


カウンターで飲んでいて、それだけでは持たないから、バーのマスターや、常連さんと少し話したり。


思いっきり、ひとりで酔いたい夜もある。

余人を交えず、ひとりの世界に酒を煽りながら浸りたい。


強い酒だと、気分が悪くなるので、そこは「水割り」で。お酒の量はミニマムに、でもその雰囲気の中で、長い夜に浸りたい。


酒をひとりで飲んだって、気分が晴れるわけでもない。むしろ誰かと飲んで、バカ話に花を咲かせた方が、気が紛れるかも知れない。


でもですね。


自分の想いを味わうのは、人の力を借りながらやるのはちょっと難しい。コントロールができないんですよね。


だったら、ひとりでチビチビやりながら、想いを馳せた方がいい。


そういう飲み方、いつの間に覚えたんだろうか?と思えば、思い出せませんけどね。もしかしたら、酒を飲みつつ「ひとりになりたい」のかも知れません。


まぁ、万年ひとりなんですけどねw


あいつなんか、あいつなんか、あいつなんか、●●したくなるわ。それにしても名曲ですね。なんでこんなにも心を打つんでしょうね。


ちなみに、カラオケで歌いたい歌ランキング上位常連です。メモリーグラス。昭和生まれだからかわかりませんけど、しっくりくるんですよねw


それでは、また。




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