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世界の最先端をいく日本?

テクノロジーの進歩はすごいモノです。ほんの数十年前まで、インターネットが出てきたばかりだと思っていたら、スマホで手軽に誰でもネットにアクセスできて、クラウドサービスも普及してきました。


横文字ばかりだとよくわからなくなってしまうので、できるだけわかりやす書いていきますけど、技術の進歩は目を見張るものがあります。


わたし達の国日本も、最先端技術の開発、研究に勤しんでいて、技術が確立すれば、広く世間に普及し、ゆくゆくは日本から海外へ、ということもあります。そういう製品がサービスが、世界へ広がっていくと、なんだか誇らしい気持ちになりますよね。


まぁ、わたしがそこに何か絡んで世に生み出したわけではないですけど、それでも便乗して気分が良くなるのは、わたしだけでしょうか?


でもですね。


本当に、日本が技術立国で、世界の最先端を行っているのか?って、疑問に思ったことはないでしょうか?


ファックスを使っているか?


例えば、こんなニュースを耳に、目にしたことありませんか?「日本ではいまだにファックスを使っている」って。

ファックス使っている人もいるでしょう。特に勤務先、会社でファックスを使っているという企業はまだまだ多いんじゃないでしょうか?


21世紀も始まって20年は経っていますし、ネットも普及している昨今ですけど、いまだにファックスを使い続けているところもあります。


別にファックスを悪者扱いするわけじゃありません。わたしの会社でも、まだまだファックスでのやりとりが多い。ファックスの紙をスキャンしてPDFに変換、それをメールで送るということもやってますが、それでもファックスは使われてます。


ただ、海外で働き始めて、ファックスを送ったことも、もらったことも今のところゼロ。そもそもファックスはオフィスのどこにあるの?ってレベルです。これを考えると、まだまだ日本のファックス率は高い気がするんですよね。


最先端技術を使いこなしている?


IT技術の発達は凄いですが、果たしてそれが、オフィスで使っているかといったら、眉唾モノです。例えば、パソコンはようやく1人1台当たるようになったという状況もあったり。


オフィスではまだパソコンが多いかもしれませんが、一度オフィスから離れると、パソコンに代わる機器として、タブレットであったり、スマホであったり、ウェアラブル(Apple Watchみたいなもの)だったり、色々ありますよね。


業種・業務にもよりますが、パソコンで何か作業をするよりも、タブレットで操作した方が効率が良かったりしますよね。必要あればプログラムを作って、UIを作ったり。


今ではスマホでアプリを作れる時代。ちょっと勉強したら、すぐ作れる、そして手軽に提供できる「環境」は整っています。


でもですね。


旧態依然としているという表現が強いですが、エクセルでマクロをやりくりして、数字を扱ったり、データを整理したり。伝統的にこのやり方でやってきたものだから、いくら効率の良い方法があったとしても、なかなか変えられない。


そういうことって、いろんなところで発生しています。


回りくどいんですけど、残念ながら「最先端技術を使いこなしている」という感じではないんです。あなたの会社では、どうですか?


海外では?


あんまり日本下げ、海外上げみたいなことは言いたくはないのですけど、俯瞰的に見て感じることは、やっぱり海外の方が、「さっさと先端技術を使おうとする」傾向にあると感じます。


もちろん、失敗することもあるでしょう。取り入れてみたものの、うまくいかないかった。そういうことはあります。


ただ、こちらの人たちは失敗しても「じゃぁ、次、違うのでやってみよう」ってすぐにより良いものに「乗り換える力」はすごくあると思います。


日本は失敗した場合は「なぜ、失敗したのか?」「失敗しないで、これを使うにはどうしたらいいか」を「考える力」そして「作り替える力」が大きいと思うんですよね。


だから、結果的に伝統を重んじる対応になり、なかなか「新しいモノ」に移りにくい、手を出しにくい土壌があるんじゃないかな?と思います。


どんな名刀でも切る覚悟がなきゃ、鈍だよ。


あと日本では「技術をあまり披露しない」傾向があるんじゃないか?って思います。とんでもない技術を持っている可能性はあるんですけど、それをうまく市場に展開する力が弱い。


すごく切れる刀は持っているけど、切るチャンスを待って待って、待ち続けて、いざ!抜こうと思っても、切る対象がもうそこにはいなかった・・・なんていうこともありそうです。


あるいは、ものすごく切れるのに、結局、切らないで、鞘から出すことなく、秘密で終わってしまった・・・ということもありそうです。


どちらも「覚悟」がなかったということ。

結局、切れないということは、なまくら(鈍)と一緒になってしまいます。


判断は難しいですけど、さっさと覚悟を決めるか、絶対的な勝算が見えるまで待つか、判断が速くなるのは、どちらか言わずもがなですよね。


まとめ


海外で働いているからそう感じるのかもしれませんが、日本が最先端を行っているか?と問われたら、わたしの知る限りでは、YesもあればNoもある。どちらかというと、経験的にはNoの方が多いと思います。


だからダメだとは思わないです。日本には日本の強みがある。それはプレミアムなのだから、それをもっと研ぎ澄ませていけばいいのではないかな?って思います。


それでは、また。


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