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埋没費用(サンクコスト)は早く捨てる

サンクコストって聞いたことありますか?日本語だと埋没費用と言うそうです。簡単に言うと、支払ったお金、労力が失敗だとわかっても回収できない費用のこと。これを拗らせると「今更後には引けないから、続けるしかない」となる。


完成したところで、割に合わず、かけた費用を回収できないことはわかっている。でも一旦始めたことは、今さらやめられない。いつまでもお金と労力を注ぎ込み続けてしまい、さらに傷が広がります。止めれば良いのに、止められないし、誰も止めない。


悪循環。


企業でこの状態に陥ると、赤字拡大して最悪、会社が潰れることもあります。規模は違いますけど、家庭でも同じことが言えます。どこかで似たような経験、してないでしょうか?


買って一回使っただけで、もう使わなくなってしまったモノ。高額だと「もったいない」と称して使えない、手放せない。入ったサブスク、今はやってないけど、月額払い続けている。


いつかまた、やるかも知れない。だから、権利は確保しておきたい。


そうなんです。


埋没費用(サンクコスト)って、どこにでも起こりうることです。ある程度は仕方のないこと。本当は、かけた費用をしっかり回収したり、使い切ることでコストを回収できます。


それが中途半端にすると、コストが回収できない。きっちり回収できれば良いのですが、そううまくいかない。


思えば、わたし達の身の回りのモノ、埋没費用で溢れているんです。埋没費用を発生させないコツは2つあると思います。


必要以上にコストをかけない


1つは「必要以上にコストをかけない」。お金は無限にあるわけじゃありません。誰もがそれをわかっている。だから、適材適所、必要なモノ・コトにお金をかける。


ちょっと使ってみようかな?で安易にコストをかけない。これを心がける必要があります。高価なモノを買わないも一つの選択肢。また、安価なモノをたくさん買わないと言うのもアリます。


あ、どちらも「やってはいけない」とまでは言いません。あくまでも「ほどほどにしましょう」と言うこと。すなわち「モノを持ちすぎない」と言うことにつながります。


ミニマリズムですね。


回収できないコストはさっさと捨てる


もう1つは「回収できないコストはさっさと捨てる」。コストをかけると言うことはなんらかのリターンを期待していることです。利鞘を稼ぐためにコストを掛けます。


例えば、モノを買ってその利便性を享受する。サブスクで心を豊かにする。習い事でスキルアップする。志は良いと思うし、きっかけがあってそれにコストかけるのは良いと思います。


だけど「興味が無くなった」「やらなくなった」「不要になった」のなら、そのままにしない。回収できないコストは仕方ない。だから早めに手を打って、不要なモノ・コトを手放してしまいましょう。


どこまで早く対応できるか?が勝負です。


まとめ


埋没費用(サンクコスト)の問題って、実は日常生活でも存在します。できるコトなら「そのまま」にしておかないで、回収するか、回収が難しいのなら、キッパリ手を切ることを考えたいですよね。


そのままにしておくとずるずるいくし、何より新たなコスト負担を強いられることになります。限りあるお金、コスト、ちゃんとしませんか?


それでは、また。

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