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特集03:地域活性化の根幹を学べ!「地方鉄道再生特集」3冊 [特集リーダーズ]

何かの分野について知りたい、何かの知識について調べたい、こういう人の話を読みたい、と思った時には、そのジャンルや方向性のものを複数読んでみるという方法も有用です。

そこでこのコーナー「特集リーダーズ」では、あるテーマに沿った本をまとめて3冊程度を一気にご紹介していきます。

一つのテーマをいろいろな視点から多角的に眺めてみる、そんな洞察力を養うために、ぜひ活用してみてくださいませ。


【第3回】地域活性化の根幹を学べ!「地方鉄道再生特集」3冊

もう何十年も「地域活性化が大事だ」「地域振興を頑張らないと」という議論が起こっているというのに、ほとんどの地域では何の改革も起こらず、何の対策も打てないまま、過疎化の道をたどっています。

そのほとんどが、単独で考えているからです。

商店会が「商店街を活性化させなければ!」と言って、自分たちの商店街のことしか考えていない。

市役所が「移住者を増やさなければ!」と言って、移住者の人数のカウントだけを増やそうとしか考えていない。

物産課が「ふるさと納税を強化しなければ」と言って、そのふるさと納税自体のPRしか考えていない。

そういう単独で考えることによって、ちょっとした数字は出ても、根本的解決はできずに永続的な改革ができないままズルズルと沈下していってしまいます。

地域活性化はトータルで考えるのが基本中の基本です。

人を増やす、良い物産を作る、観光名所を作る、移住の受け入れ態勢を作る…、そういう様々な施策をトータルで考えることによって「ああ、いい街だな」と観光客が増えたり移住者が増えたりする結果にようやく結びつくものなのです。

では、地域活性化をトータルで考える際にその根幹部分に持ってくるのは何なのか。

考えられる一つが、地域交通なのではないかと思います。

電車の本数が全然ない、バスに人っ子一人として乗ってない、観光客が移行にしても行く手段がない、そんな交通の不備こそがゴーストタウン化の最たるものと言えるのではないでしょうか。

そこで今回は、寂れゆく地域鉄道の改革に携わった経営者たちの考え方や取り組み方が分かる書籍を3冊、紹介したいと思います。

そこにはきっと、自社の再生や社員たちのモチベーションの上げ方だけではなく、地域をいかにハッピーにするか、地域をいかに盛り上げるかという視点も多く見つかることでしょう。

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