見出し画像

2015年『ビジネス発想源』書籍ランキング(第11位〜第20位)

先月、メールマガジン『ビジネス発想源』で2015年中に紹介した本の中で読者の皆さんに人気が高かった第1位〜第10位のランキングをご紹介しました。

今回はその続きで、第11位〜第20位までの本を紹介します。どれもそれぞれの世界の第一線で活躍されているプロフェッショナルの方々の英知と発想が詰まった良い本ばかりですので、ぜひ皆さんのこれからの本選びの参考にして頂ければ嬉しいです。


※順位は、2015年の間に『ビジネス発想源』シリーズの中で紹介された書籍の中で、読者の皆さんがその際に表示するamazonへのURLをクリックした数を計測し、その数が多い順です。「筆者のオススメ順」ではなく「読者の皆さんの興味順」だということです。下位だからといって「良い本ではない」というわけではないですよ。良書しか紹介していないから、どれも良書です!

※この記事は単独で1,900円となっていますが、そもそも月額でも1,900円ですので、単独購入よりも他の記事も読める月額購読のほうが圧倒的にオトクです。月額購読を強くお勧め致します。『トップリーダーズ』月額購読はこちら。

2016年の第1位〜第10位の本はこちら2016年の第11位〜第20位の本はこちら2015年の第1位〜第10位はこちら

それでは、2015年『ビジネス発想源』書籍ランキング、第11位〜第20位を20位からどうぞ!


■2015年『ビジネス発想源』書籍ランキング(第11位〜第20位)

■第20位:『山地酪農家 中洞正の生きる力』(中洞正氏著/六耀社)

山地酪農を追求し、「奇跡の牛乳」と名高い品質の高い牛乳や乳製品を世に送り出して全国にファンの多い「なかほら牧場」の創業者で牧場長・中洞正氏の著作。

現在の日本の酪農業界の危機的な状況と、日本の経済界が進むべき未来の展望がよく分かります。世の中にありふれた妥協の塊の規格品を作るのか、それとも高くてもいいから自分たちの理想を追い求めて最高の品質のものを作るのか。これからの経済に必要な意識のヒントがいろいろと見つかります。ほんと、なかほら牧場の牛乳は抜群に美味い。


■第19位:『日本一サービスにうるさい街で、古すぎるキャバレーがなぜ愛され続けるのか』(山崎征一郎氏著/ダイヤモンド社)

いまや銀座で唯一生き残っている老舗キャバレー「白いばら」に、50年間立ち続けた名物店長・山崎征一郎氏の著作。

常に時代の流れが激しい流行最先端の地・銀座で、古い店舗がどのような工夫で生き残っているのかというサービスの根底が細かく書かれています。高級ホステスたちが入店してもそう簡単に太刀打ちできない客商売のプロの現場にはどのような意識があるのか。いつも銀座を歩くたびにあの「白いばら」の店頭の日本地図がすごく気になってました。あの地図の副次的効果も紹介されています。


■第18位:『喫茶室ルノアール"本"店 vol.1』(ルノアールを愛する会著/嗚呼社)

東京を中心に100店舗以上を展開する創業50年の老舗喫茶店ルノアールの魅力を、そのファンたちが様々な視点から語っている一冊。

ルノアールファンであるいろいろな業界の著名人たちの寄稿も面白いですが、「NEWYORKER'S CAFE」や「ミヤマ珈琲」などの新業態も始めて同社の経営を復活させた2代目社長・小宮山文男氏へのインタビュー記事がとても勉強になります。時代とともに「くつろげる空間」の定義も変わるもの。そんな時代の変化もよく分かります。


■第17位:『TVディレクターの演出術』(高橋弘樹氏著/筑摩書房)

『TVチャンピオン』『空から日本を見てみよう』など独特のバラエティ番組を生み出し続けるテレビ東京の名物ディレクター・高橋弘樹氏の著作。

世にありふれた企画ではなく他よりも突き抜けている企画を作り出すために必要な発想やディレクションの方法が記されています。『空から日本を見てみよう』の1回の放送をするためにどれだけの現地リサーチをしているか、といった詳細は企画を作る上でとても参考になります。「なぜ×5」の方法はビジネスマンは常に持っておきたい意識です。

ここから先は

1,663字 / 6画像

¥ 400

この記事が参加している募集

コンテンツ会議

noteマガジン『マーケティング発想源』では、皆さんのお仕事やご商売に活きる有用で有益な発想源を多数お届けしています。新事業や新企画のアイデアの発想源がいろんな視点から次々と。応援よろしくお願いいたします!