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現像はパソコンで

デジカメ時代の現像はパソコンで行うのが常識になりました。

昔は写真といえば、夜に押し入れの中でイロイロ作業して、酢の臭いが部屋に充満するのが当たり前でしたが、今は明るい部屋で快適に現像できるようになりました。

今回は私が現像に使っているパソコンについて紹介したいと思います。


【現像用PCのスペック】

どこかのメーカーモノでもなく、BTOでもなく、自作PCってやつです。
ディスクトップPCは、メーカーモノを購入したことがありません。
WindowsマシンはIBMの規格で統一されてから、とても簡単に組み立てられるようになりました。昔はよくあった部品の相性問題も減り、インターネットで情報も取れますし、部品類もネット通販で苦労なく安く手に入る便利な世の中になりました。

PCの処理能力がプアーだった昔は、用途別に数台のPCを使ってましたが、今は1台のPCで賄えるのでいい時代です。

さて、前置きが長くなりましたが、現像に使ているPCのスペックです。
2019.9.23に組みなおしています。
知らない人にとっては、まるで暗号ようですが、興味があればネットで調べてください。

CPU:Intel Corei5-9600k BOX 6C/6TH 3.70GHz(第9世代)
M/B:ASUS ROG STRIX Z390-F GAMING (Z390 1151 ATX DDR4)
MEM:Corsair CMK32GX4M2A 2666C16(DDR4 PC4-21300 16GB×2)
VIDEO:MSI GeForce GTX1650 AERO ITX 4GOC (GTX 1650 GDR5)
SSD(Cドライブ):SAMSUNG 970EVO Plus MZ-V7S500B/IT(M.2 2280 500GB)
電源:ANTEC NE750 GOLD (ATX750W 80+G P)
CPU-FAN:Scythe SCKIT-2000(虎徹MARKⅡ775-2011 AM2-4 FM1-2)
データディスク:10ドライブ (内:写真用3ドライブ(RAID1) 計10TB)

ディスプレイは3台マルチディスプレイで、i1 DYSPLAY PROでキャリブレーションしています。
写真の処理に使用しているソフトは、LightRoom、Photoshop、DPP4を使ってます。

【PCのグレードアップ】

パソコンの詳しい方が見ると分ると思いますが、全体バランスからすると、CPUとVIDEOカードの能力を低くしてます。
今使っているデジカメ(EOS-7D)を処理するには十分すぎる性能です。

オーバークロック(OC)耐性も確認しましたが、30%のOCで時々ブルー画面になるので、今はオバークロックしてません。

高精細のカメラや動画を扱う際は、CPUとVIDEOカードを交換することで対応できるようにしています。つまり、基本的なところにお金をかけて、後で交換が容易なところは安くあげて、性能向上の余地があるように部品選定をしてます。

市販のPCはCPU性能ばかりよくて、ストレージのアクセスが、とても遅いのが実情です。自作PCのいいところは、将来を見据えて組み上げできるのがイイところです。

EOS-R5の導入後、スチル写真の処理能力が足りるか検証して、必要ならCPUやVIDEOカードの交換をしようかと思ってます。


【グレードアップの前に】

EOS-R5の入手に先立ち、とりあえず、CFexpredssカード、SDカード、カードリーダーを購入しました。

SD 64GB COBALT 
CFexpredss 325MB COBALT
カードリーダー CFexpredss B/SD


いずれも、PROGRADEです。
これまでSanDISKだったのですが、PROGRADEは他社に比べて安いとのことなので乗り換えです。
PROGRADEは、期間限定販売で安くなっているようなので、早々に確保しました。(でも、高い...)



EOS-R5用にピッタリのカードリーダです。
CFexpredssカードとSDカードの両方が扱えます。


【COBALTとGOLDの差】

PROGRADEは、2種類のNANDメモリの製品を販売していて、TLCタイプのメモリのGOLDシリーズと、SLCタイプのメモリのCOBALTシリーズがあります。

NANDメモリには、SLC(Single Level Cell)、MLC(Multi Level Call)、TLC(Triple Level Call)、QLC(Quad Level Call)があり、SLCが最も高価で大容量化が不利で、MLC、TLC、OLCとなるほど安価で大容量化が容易です。
しかしメモリの書き換え回数(寿命)はSLCが長寿命で、QLCが短寿命です。

SLCは、書き換え回数(寿命)は9万~10万回といわれてます。
TLCは、3千~5千回といわれてます。

PROGRACEの資料を見てみると、書き込み速度は、SLCタイプのCOBALTシリーズのほうが速いようです。

メモリの書き込み速度、寿命はSLCタイプのCOBALTが当然上です。
現在、PROGRADEのCFexpredssカードは、COBALTはEOS-R5対応が検証済みのようですが、GOLDは検証予定になってます。

どれにするかは、各自判断でお願いします。


この記事を書いて気付いたのですが、私はアクセス速度フェチのようですねw



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