見出し画像

GW、掃除がめんどくさい

夫が子ども二人を連れて実家に帰っているので、今しかないぞと片付けをしている。老猫はいるので相手をしてやらないと不敬なやつ殺してやるみたいな怨念のこもったうなり声で鳴かれてしまい、まったく何の世話もしなくていいというわけにはいかないが、まあそれでも超自由である。フリーダムフリーダム(『紡ロジック』の裏OP)。

さてさて。
家事をものすごくざっくりカテゴリ分けすると、料理・洗濯・掃除・その他雑務といったところだろうか。

料理はわりと好き。と、いうよりも私はおいしいごはんを食べるのが好きなので、料理するのがあまり苦にならない。

洗濯はまあまあ。そんなに嫌いじゃない。私はあまり服の持ち合わせがないので、放置しておくと着る服がなくなってしまうし、必要なので、ちゃんとやる。(ついでに、限られた物干しスペースとハンガーに、いかに効率的に干していくかというパズルゲームめいた思考を巡らせるのもけっこう好きだ。)

でも掃除は嫌いだ。
昔からだめ。お道具箱ぐちゃぐちゃ系小学生だった頃から、整理する気が起きなかった。
母と妹は生粋のきれい好きなので、これは父の遺伝だろう。というか親のせいにしてはいけない。私が掃除を好きじゃない、それだけの話だった。ごめん父上。

でもまあ、最低限の掃除はする。きれい好きのひとに言わせれば掃除しているうちに入らないのは痛いほどわかるのだけれど、人として許せるレベルの家でありたいという気持ちはある。いちおう。ある。

で、なんでこんな益体のない文章をつらつら書き連ねているのかといえば、掃除機をかけたくないからである。

床のおもちゃは片付けた。こたつの布団も上げたし、椅子類もその上に積み上げた。あとはかけるだけ。子どもの食べかす、猫の毛、目をそらしたいものが窓からの日射しに照らされて、はっきり見えている。

今日は晴天で、海風は強い。

掃除機をかけたくない。ここまできて。コンセントをさして、スイッチをいれればすぐに実行できるのに。

なにをやっているんだ私は。

なにをやっているんだろう。

……ほんとに、なにをやっているんだろうか?

我に返りました。

掃除機かけてきます。

楽しいことに使ったり楽しいお話を読んだり書いたり、作業のおともの飲食代にしたり、おすすめ作品を鑑賞するのに使わせていただきます。