いちごジャム記録2023⑤ おとめ心×55%〜砂糖は、甘くするために入れるんじゃないということ
こんにちは。
正直に告白すると、だんだん記事が面倒くさくなってきました。もういいじゃんゲル化とかさ~、果物を砂糖で煮れば全部ジャム! ジャムはおいしい! それでいいじゃないか。ええ、よくわかっております…。
でも記録を始めちゃったので2023年の分は頑張って書きます。
実際去年のnote、今年のジャムづくりの参考にしまくってますからね。残された記録だけが、忘れっぽい私を繰り返す過ちから救ってくれる。歴史を学ぶ意義がここにあります。
前回のおさらい。
果物の重量×砂糖50%で、この割合でおそらくこれ以上に美味しくは作れないだろうというジャムができました。パンに塗るとこんな感じ。
スプーンでは潰れませんが、口に含むとパンと一緒にとろりと潰れます。
トーストのサクッと感に、甘酸っぱさとバターの塩気がしみて、朝から幸せな気持ちになります。
……でも、せっかくジャムを作るなら、スプーンで潰れるくらいにしてみたい。
というわけで今回は、思い切って砂糖の量を増やしてみます。
今回も一箱900円のバラ詰めいちごを使用します。(写真撮り忘れ)
鍋の大きさの関係で一気には炊けないので、まとめて下処理した後で二回に分けて炊きました。
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前回の記録
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今回の内訳はこちら。(作成日2022.5.19夜仕込→5.20夜炊)
1
いちごを洗って、ヘタを取ります。
今回も大きいものは四分割、小さいものは二分割にしました。刻んである方が塗りやすいから…
1回目は510g。両手鍋に直接投入します。
2回目は500g。
こちらは大き目のステンレスボウルに。
細かく刻むとパンに塗りやすいです。ただ、下処理の時間がかかるのと、アクをすくう作業がちょっとやり辛いので作り手の好みですね。
2
砂糖を計ります。グラニュー糖を使用。
今回は55%です。5%ずつ増やして様子を見ていこうかなと。
蓋をして(またはラップをかけて)、数時間~一晩おきます。
3
グラニュー糖をまぶしてからほぼ二十四時間後。
本当は三時間~半日くらいで煮始めた方がいいんでしょうが、子供が寝た後に…となると、結局一日経ってしまいます。
並行して、隣のコンロで空き瓶を煮沸消毒します。
(沸騰したら清潔な布巾に置いて乾かしておきます)
4
火にかけたら強火~沸騰後は中強火。アクを取りながら、20分以内を目標に炊き上げます。
一回目が炊けたら瓶に詰め、続いて鍋が完全に冷える前に、ステンレスボウルの中身を両手鍋にあけて、二回目のジャム炊き開始です。
今回もレモン汁は気持ち多め。お玉にたっぷり二杯ほど入れています。
冷水コップに一滴とってクラゲ状に沈めばできあがり。さらに前回までの反省を踏まえて、鍋底をお玉で割ったときに液が戻るまでの様子も参考にします。結局、こうやって確認する方が精度が高いように思います。
5
瓶に詰めて、緩めに蓋を閉めます。
もう一度鍋に浅くお湯を張って、瓶ごとしばらくコトコト煮ます(10~30分くらい? ジャムづくりの片づけをしながら傍らでコトコトしてるので、正確な時間ははかっていません)。
瓶はかなり熱いのでミトンなどを使って取り出します。一瞬だけ蓋を開けて再びキュッと閉めたら、保存作業終わりです!
完成
できました。いい感じなのでは?
パンに塗ってみると……スプーンで潰れます!やったあ!
色も若干濃くなりましたが、写真写りはともかく光にかざすと赤くてきれいですし、味もいいです。もう少しレモン汁入れてもいいかもしれない。
次なる挑戦
はっきりしました。
砂糖の量は重要です。
当たり前といえばそうですが、「甘くするため」だけに砂糖を入れているのではありません。砂糖は、「加工のため」に入れているのだ……! 果物の中の水分とがっつり結びつけて、細菌が繁殖するために使える水分を限りなくゼロに近づける……そのためのものなのです。
何度も繰り返して、体感的に理解できました。なるほどね。
なんとなく原理原則が分かって満足した感がありますが、砂糖多めに手慣れてきた今だからこそ、60%に再チャレンジしたい気持ちも沸いてきました。
2023年のいちごジャムが作れるうちに、もう一回くらいチャレンジ……しちゃおうかな! 今度こそ焦がさないで作ってみせる!
一方、ちょっと気を緩めて40%くらいで今までみたいに作ってみるのもありかなと思っています。
どちらにしても、また次回のジャム録でお会いしましょう。ではでは。
次の記録
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