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渡辺麻友さんについての思い出

渡辺麻友さんが芸能界を引退した件について、ふと思うことを書きたくなったので文字に起こしてみることにしました。

ちょっと昔、AKB48のガチヲタ時代の頃の記憶がなんとなく戻ってきました。私は別にまゆゆ推しでもなんでもなく、握手会で握手をしたこともなければ話をしたこともないので「私と渡辺麻友」についての思い出は一切ありません。

...がAKB48劇場でチームB公演を何度も観覧していたのでその印象をお話しすることはできるかと。

AKB48劇場は最前列とステージの距離がとても近く、簡単にいうと「手を伸ばせばメンバーに届いてしまうくらい」の距離でした。

(今現在はどれほどの倍率か知らないけど)2008年当時、AKB48劇場の公演を観覧できる確率は非常に高かったのですが、最前列で見るのは至難の業でした。AKB48劇場の定員は約250名で、10名ずつの「組」にわかれて抽選で引き当てた「組」から順番に入っていくのですが、1巡目にならないと最前列では見られません。その確率は単純に25分の1。

そんなある日のチームB公演で、私は最前列で公演を見る機会に恵まれました。

当時行われていたのは「Team B 3rd STAGE」で、全17曲で構成されるセットリストは「神公演」と呼ばれていました。

7曲目に入っていたのは「パジャマドライブ」(↓参考)

https://www.youtube.com/watch?v=YzGKdLCEC50

この中で”まゆゆ”は3人ユニットの中央に立ち、疾走感あふれるメロディに乗せてカッコよく歌いあげるのです。

この時のまゆゆはまだ14歳(!)

初めてAKB48を、Team Bを、そしてまゆゆを知った時の私の印象は、世間一般から認知されている「正統派アイドル」ではなく「とにかく可愛い存在」でした。

なので「パジャマドライブ」のようなキレのある踊りを2〜3mほどの至近距離で見て、私のまゆゆのイメージが覆った印象です。

私は最後までまゆゆ推しになれずにヲタ卒しましたが、その後のまゆゆを見ていると「正統派アイドル」というイメージを捨て去ろうとしていたのかなぁ、と思いました。

まゆゆが所属していた「Team B」結成当初はAKB48の3期メンバーを中心に構成されていました。

初期メンバーの「Team A」や2期メンバーの「Team K」はAKBをステップにして次の夢を叶えることを目標にしていたメンバーが多かったのですが、「Team B」はAKB48になるのが夢だったというメンバーが多かったと聞きます。

結果まゆゆは紛れもなくAKB48にすべての青春を捧げることになり、日本一のアイドルグループの頂点に立ったのでした(2014年選抜総選挙1位)。

駆け抜けたAKB48人生が、その後叶えたかった夢の実現に大きな反動を与えてしまったのかもしれません。

女優として一つずつキャリアを積む姿こそ、私が見たかった「渡辺麻友」でした。でもAKB48劇場の小さなハコで踊っていた時代とはずいぶん変わってしまい、多くのファンに惜しまれつつ退く形にはなってしまいましたが、引き際としては潔いと言わざるを得ません。

まゆゆは「可愛い」のではなく「カッコいい」人でした。今回の引退もまた「カッコよさ」を感じました。

芸能界だけがすべてではありません。多感な時期にできなかったことをこれからの人生で経験してください。今まで本当にお疲れさまでした。

【余談】

そういえば、まゆゆ最強ヲタの「電キング」は今頃どうしてるのかな?

あと昨年9月に札幌競馬場のイベントに出演していたそうです。もし生で見れた方がいらしたら本当に幸運なことでしたね。

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↑石川騎手も残念がっていることでしょう(出典:競馬ラボ)

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