＊クソゲーと神ゲーを分ける基本

クソゲーは絶対的なコード量が少ないということに気付いた。
コード量が少ないとそれだけで出来ることが少ないという意味になるからだ。
カードゲームで例えると特殊な効果があるカードを作ろうと思えば、それに比例してプログラムの量が増える。

スーパーマリオでいうとスターを取ったときに無敵になれるのは、そういうプログラミングをしているからだ。
プログラミングをせず、スターだけ画面に表示したところで全く意味がない。
そうやって考えていくとすべての出来事はプログラミングしておく必要があり、少ないコード量でいろいろなことができるようにすることは不可能なのだ。

だから、最低限のコード量というのが必要になってくる。１０００行で書かれたゲームより１万行で書かれたゲームのほうが面白い可能性は高いし、１万行より１０万行の方が面白いゲームになる確率は上がる。

もちろん、シンプルで奥深いゲーム（将棋やテトリスみたいな）ものが世の中には存在する。そういうのが作れたらいいとは思うが、爆発的ヒットしているマインクラフトなんかはコード量がエグいと思う。ゼルダの伝説のティアキンなんかも実況プレイをみている限りでは、凄まじいコード量だと思う。

開発側としては、少ないコードにしたい

しかしながら、コード量が増えるということは不具合が出てくる可能性も高まってくるということを意味している。少ないコードなら不具合が見つかったときも修正箇所がすぐわかったりして修正も簡単である。つまりコストが下がるという意味だ。「ゲーム開発＝金儲け」と定義するのであれば少ないコードで売れるゲームを作ることが一番良いに決まっている。

が、「少ないコードで！」と最初に決めるとそれだけでクソゲーになる可能性が高まる。このバランスが難しく面白いのだ。
いくらクソゲーを作ったところで売れなければ意味がない。だとしたら多少は頑張って神ゲーを作らなければならない。しかし、答えは誰にもわからない。何行で神ゲーになるのか、何行以下ならクソゲーになるのか、全くわからないのだ。しかし、今世の中にあるクソゲーももう一度見直して、新システムを付け加えれば神ゲーに化ける可能性はかなりある気がする。開発者はそれに気付くべきだ。アニメだって最初の３話はつまらないが４話目から面白いというようなものもあるはずだ。何がいいたいのかというと、甘えてないで大量のコードを書けということである。

企画大事

そもそも少ないコードで神ゲーを作ろうとすると企画がとても大事になってくる。最初から企画書レベルで面白ければあとはプログラミングをするだけだ。
プログラミングをしながら企画を考えていくと、「あれもこれも」となってしまいいつまでもプログラミングが終わらない。そうなってくるとどこかで不具合が出てきて、全てが嫌になって挫折するのだ。

個人的には？

パチスロには、だいたいプレミア演出というのが存在する。８万分の１とか３０万分の１とかそういうものがあるのだ。パチスロが好きな人はそういうのを見たいためにやっていたりもする（大当たりもするし）。

でもその演出とて、AIが自動で演出を作ってくれているわけではなく開発側が用意しているのだ。３０万分の１でしか見ることができない演出を１からプログラミングをしてユーザーを楽しませている。私の作るゲームもそういう仕掛けはしたいと思う。めったに起きないことが起きたときそれ用のプログラミングをしておきたい。（麻雀でいうと役満みたいなものだろうか）

そういうレアなことが起きたとき、ちゃんとプログラミングをしてユーザーを楽しませているのであればサービス精神はあるだろうし、神ゲーを作る才能はあるのではないかと思う。

まとめ

世の中にクソゲーが溢れているのは、コード量が少ないからという話をした。もちろんUIなど見た目が終わっているということもあるだろう。

しかしながら、まずは絶対的にコード量が少ないとどうしようもないので、まずは一旦機能を追加しまくって、あとから減らしていくぐらいの感覚にならないと神ゲーはつくれないのではないかと思う。

もちろんこれは小説を書いたり漫画を描いたりするときにも通用する。まずは量を増やして、あとから読み返し、不要な場所を削除して整理するとおもしろいものになるのではないか？