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素晴らしきかな”カリフォルニアの気候”

こちらの投稿は、以前に弊社の「G」が自身のアメリカンライフをfacebookにて素晴らしい文章で表現したものです。
山火事などの異常気候も発生していますが、以下を読むことで・・・
やっぱり素晴らしい大地「カリフォルニア」の気候で育まれる、ワインの一端にも触れることができるはずです!

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実はわたくし・・・「G」は、
学生時代に南カリフォルニアのサンディエゴに1年間だけ交換留学生として住んでいたことがあります。

カリフォルニア、といえば海!!
だから、絶対にCAでしかできないマリンスポーツをやりたい、と思っていました。

電話帳のような厚さの大学の授業一覧表を見ていると、セイリングはもちろん、ウィンドサーフィンやシーカヤックやダイビングなどの一通りのマリンスポーツがあるじゃないですか。

迷った挙句、サーフィンに決定!

初日に大学から車で20分のビーチ沿いの集合場所に到着すると、まずはとりあえずプール(沼?)に飛び込めと言われました。
ドボンと入ってみると、全く足がつかない。
というか、底の気配が全くない…。
自己紹介したりコーチたちの面白くもない(というかわからない)ギャグを次々と聞かせられながら、立ち泳ぎで20分だか30分だか浮かび続けられた人だけがサーフィンの授業を受ける資格があると言われ、とにかく必死で頑張って合格!

死ぬかと思いましたがねwww

翌週からは、さぁいざ海へ!
その時は9月だったので海水温もまだ高めで、なんて気持ちのいい場所なんだここは!って思った記憶があります。
北緯32.7°のサンディエゴの平均気温は、夏で24℃、12月でもジャケット1枚着れば十分なぐらいでした。
そして海水温は、8月は20℃ぐらい、1月の一番寒いときでさえ14℃もあるそうです。
なので水着に短パンでサーフィンをしていても、寒さでぶるぶる震えていたという記憶はありません。
もしかしたら、薄いスプリングスーツぐらいは着たことあった…
のかも?

とにかく私にとってのカリフォルニアとは、そんなサンディエゴとロスアンジェルス、そして親戚が住んでたパーム・デザートというすごく暑い内陸の町だけでした。
(パーム・デザートは名前に“砂漠”と付いている通りの砂漠地帯で、8月の平均気温は41~26℃で1月の平均気温は22~7℃!これぞ内陸部の昼夜の寒暖差!!)

なのでワインの仕事を始めてからも…
「カリフォルニアには寒流の影響で海からの冷たい風が流れ込んできて、強い太陽光と高い気温を穏やかにする役割があります」
といわれても…
はぁ?という感じでいまいちピンときませんでした。
でもこの下の絵を見たら、納得。

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カナダのブリティッシュコロンビアからカリフォルニア南部に向かって流れるカリフォルニア海流(寒流)は、赤道のあたりから北上してくる暖流とロスアンジェルス周辺でぶつかります。なので、サンディエゴまではカリフォルニア海流は届いていないんですね。
逆の言い方をすると、暖流はサンフランシスコまでは届いていないんです。

ちなみにサンフランシスコ湾周辺の海水温は、8月平均が16℃で1月が12℃だそう。夏の海水温の4℃の違いって、お風呂で考えたら適温の41℃と37℃です。
結構な違い…じゃないですか?

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同じカリフォルニアとは言えども、単純に緯度による気温の差だけではなく、海流の影響や海から吹き付ける風の温度や方向の違いなど、さまざまな違いが生まれるんですね。
(もちろん違いを生む要因はそのほかにもたくさんありますが)

ナパとソノマ南部のカーネロスの丘の上にあるブドウ畑に立って、サン・パブロ湾からの穏やかで涼しい風と、南カリフォルニア・サンディエゴの温かい風との違いを体感できたのは、なかなかいい体験でした。

さて、次にカリフォルニアの風を直に感じながらワインを飲めるのはいったいいつになるのやら…。

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