Takeshi

ワインをこよなく愛する自由人

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マガジン

  • 和韻の小路

    ニュージーランドから帰国し、再びイタリアにワイン留学するまでの日常をゆるく紡ぎました。ワイン好きな皆さまに役立つと思われる情報を、ぽつぽつと紹介しています。気軽な読み物として、どうぞお楽しみください。

  • 私がワインにハマるまで

    安易な理由でワインを飲み始めてからどっぷりハマるまでになった過去の出来事を振り返ります。皆さんご自身のワイン史を思い出しながら、楽しんで読んで頂ければ幸いです。

最近の記事

マスタークラス:ヴェネト州のワインとチーズ(赤坂サカス) (2019.07.06)

赤坂サカスでのイベント「イタリア・アモーレ・ミオ」にて、ヴェネト州のワインとチーズのマスタークラスに参加してきた。 赤坂、近くて遠い場所。一度若者に交じってIELTSの試験を受けに来たことがあるが...嫌な思い出しかない。しかし、今回は話題の産地Lugana(ルガーナ)についての情報を得るべく、意を決して参加を決めた。 プログラムの詳細は事前に参加者には通知されなかったので、ISOグラスが白いテーブルに並んでいて...というのを想像していたが、実際には一般向けの公開レッス

    • Ambasciata d'Italia in Tokyo#3 (2019.06.20)

      ビザの受け取りに、再びイタリア大使館を訪れた。 申請から2週間経てばいつ取りに行っても良いが、早く貰いたかった私は会社を休み、きっかり2週間後に訪問した。今回も開門時間前に行って待つことにした。それにしても、朝から蒸し暑い日だった。 時間が来て守衛にビザの引換券を見せ、そそくさと入館した。前回と同じ男性の審査官に引換券を渡すべく、前のアジア人のおばちゃんの手続きが終わるのをじっと待った。 自分の番が回って来て、はじめにビザが発給された旨を聞いた。分かっていたが、ほっ と

      • Ambasciata d'Italia in Tokyo#2 (2019.06.06)

        門を潜ると、はじめに守衛による検問を受けた。検問と言っても、パスポートを見せ予約している旨を伝えるだけだが。日本語も通じた。 実は雑談をした彼女は、予約せずに来ていた。可哀そうだけど追い返されるだろうと内心思っていたが、その場では帰らされず、どいて待っていろと言われていた。私は何か申し訳ない気持ちになったが、スマホをロッカーに預け建物に入った。 中に入ると、ガラス張りの窓口の向こうに審査官が2名座っていた。私は男性の審査官(’もう1名は女性)に持参した書類を提出した。

        • Ambasciata d'Italia in Tokyo#1 (2019.06.06)

          東京のイタリア大使館に行ってきた。 目的は、就学ビザの申請だ。イタリアの場合、オンラインでビザ申請は出来ないので、大使館に直接出向く必要がある。因みに、東日本と西日本で管轄が分かれており、東日本の人は東京の大使館、西日本の人は大阪の総領事館で手続きしなくてはならない。 イタリアのビザの申請は中々厳しいという話を事前に聞いていた。例えば以下のよう感じだ。 ▣ 一番ハードルが低い語学留学でもビザが下りないこともある ▣ 申請が中々認められず初日の授業に間に合わないこともある

        マスタークラス:ヴェネト州のワインとチーズ(赤坂サカス) (2019.07.06)

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          東京都写真美術館と二宮金次郎 (2019.06.08)

          東京都写真美術館で映画「二宮金次郎」を観て来た。 家族でも友人でもないが、自分の人生を応援してくれる人がいる。その人がブログで勧めていたのがこの映画だ。久しぶりに映画館で映画が見たくなったこともあり、先週に引き続き恵比寿ガーデンプレイスに向かった。 私は悲しいかな相当な無知ゆえ、二宮金次郎と言われてもあの銅像くらいしか思い浮かばなかった。映画は金次郎の生涯を描いたものだが、彼が大人になってどういう人生を歩んだか全く知らなかった(映画を観るという意味では、逆に楽しめたが)。

          東京都写真美術館と二宮金次郎 (2019.06.08)

          シーバスリーガル (2019.06.05)

          シーバスリーガル12年を飲み比べてみた。 実はこのところシーバスリーガル ミズナラ12年をチビチビと飲んでいる。元々ミズナラオークに興味があり、ハーフサイズ(350mL)を近所で見つけたからだが、これが想像以上に美味しかったのだ。 程なくして、通常の12年と飲み比べたいという欲求に駆られたが、通常版を見つけるのは殊の外難かしかった。正確に言うと、ハーフサイズがなかなか見つからなかったのだ。通常のサイズはどこでも売っているが、飲み切れずに捨てるのが勿体なくて買う気がしなかっ

          シーバスリーガル (2019.06.05)

          カンティーナ・ジャルディーノ (2019.06.02)

          WINE MARKET PARTYさんの有料試飲イベントでカンティーナ・ジャルディーノ(Cantina Giardino)を7種類試飲してきた。 このワイナリーは、昔よく読んでいた雑誌ワイナートのカンパーニア特集で知って以来、ずっと注目してきた。直観的に面白そうなワインを造るなぁ~と思ったのだ。最近生産者が来日し、どこかでメーカーズディナーも開催されたようだ。 WINE MARKET PARTYは時々利用するが、生産者来日イベントの時は人で溢れる店内も、この日は生産者が来

          カンティーナ・ジャルディーノ (2019.06.02)

          白パイス (2019.05.28)

          平日の仕事帰り、久しぶりにDIVE TO WINEさんのイベントに参加した。 最近は頓に暑くなり、身体がついて行かず、毎日グッタリの日々が続いていたが、この日は参加せねばならぬ理由があった。 「カリフォルニアVS南米デイリーワイン対決」というお題目だったが、私の目的はただ1つ、チリのワイナリー、Bouchon Family Winesのパイス(Pais)を飲むことだった。 パイスとはスペイン原産の黒葡萄のことで、16世紀にチリに持ち込まれ、わりと最近まで同国で最も植えら

          白パイス (2019.05.28)

          ワイン会 (2019.05.18)

          久しぶりに妻の大学時代の友人3人とワイン会を開いた。10年程前までは年に1~2回開いていたが、結婚して子供ができという流れの中で、5年以上はご無沙汰していた。 場所は豊洲のタワーマンション、参加者の1人のご自宅だ。今回お邪魔するのは2回目だが、高層階からの眺めは相変わらず格別で、何とも羨ましい限りだ。 ワイン会に出すワインは、毎回自分が選んでいる。私見だが、ワイン会においてはワインを選ぶという行為が、ある意味一番オイシイところだ。単に好きなワインを選べるというだけでなく、

          ワイン会 (2019.05.18)

          サントリー美術館とナイトロコールドブリュー (2019.05.05)

          サントリー美術館にて現在開催中の「information or inspiration ~左脳と右脳でたのしむ日本の美~」を鑑賞してきた。皆考えることは同じで、美術館のあるミッドタウンは人で溢れていたが、美術館自体はさほど混んでおらず、ゆっくり楽しめた。 この展示は1度で2度おいしいをコンセプトに、1つの作品を左脳ルートと右脳ルートで別の角度から2度楽しむ構成となっている。一緒に行った妻曰く「よく考えられている。既にある所蔵品を、見せ方を変えることで付加価値を与え、再利用し

          サントリー美術館とナイトロコールドブリュー (2019.05.05)

          父と葡萄 (2019.05.02)

          10連休を利用して実家に帰った。実家も一応東京なので電車でサクッと1時間程で帰れる。渋滞が何Km・・・という話をニュースで聞くと、東京に実家があるというのは実に便利だと思う。家庭料理が待っているし、大自然が待っていることはないが、一応庭もある。 父は家庭菜園が趣味で、その狭い庭に所狭しと花や野菜を植えている。庭だけじゃ納まり切らず、プランターも所狭しと並んでいる。そんな庭の一角にタナー(Tannat)が植わっている。 このタナー、自分が5年程前に植原葡萄研究所で購入し、実

          父と葡萄 (2019.05.02)

          マイワイン (2019.05.01)

          令和の幕が開けた。雨の中、静かな幕開けだった。当初の予定では、近くのバーで日付の変わるその瞬間を乾杯するつもりだった。しかし、案の定と言うべきが、日中外出していた妻は時間が近づいても全く動く素振りを見せなかった。 「行かない」 自分から誘っておいてそれはないだろと思いつつ、ある程度予想していた私は事前に次の手を打っていた。NZで自分たちが醸したワインを冷蔵庫で冷やしておいたのだ。 「俺のワイン飲んでみる?」 若干疑念を孕んでいたが、返事はOKだった。授業で作ったものだ

          マイワイン (2019.05.01)

          薔薇なワイン🌹 (2019.04.26)

          何だかんだ働き始めて1ヵ月続いた。そのプチ祝に大丸ワインフェアで購入した赤ワインを開けた。2004年から2017年まで働き続けたことを思うと全く大したことはないが、日本で働くことを模索してから今の職にありつくまで道中いろいろあり、中々に嬉しい。 小雨も降り肌寒く、仕事も思ったより捗らず、当初考えていたパーっとする感じではなくなったが、何もしないのも寂しい。と言う訳で、毎度同じで芸はないが、ワインでしっぽりと祝うことにした。選んだのは薔薇の香りのする華やかなアルメニアの赤ワイ

          薔薇なワイン🌹 (2019.04.26)

          2人の偉い人 (2019.04.20)

          妻と近所にオープンしたレストランを訪問した。 前のテナントもその1つ前も、あまり客が入っているところを見たことがなく、割と直ぐに閉店してしまった。今回も同じかと思っていたが、いつ見ても満員で賑わっている。妻も気になっていたようで、2人して偵察に行ってみた。 人気の理由は直ぐに分かった。開店キャンペーン中につき、ワインが全て原価で飲めるのだ。1千円~2千円のワインが中心で、銘柄も多く良心的だ。ジョージアのクヴェリ(甕)ワインやシャトー・グリュオ・ラローズ等も置いてあり、ワイ

          2人の偉い人 (2019.04.20)

          マトンショック❢❢ (2019.04.13)

          浜松町のアフリカ料理屋を再訪した。 今回無事有職者になったことで、予告通り妻を連れてディナーを食べに来た。御馳走はできないが、割り勘はできる。素晴らしいような、素晴らしくないような... なお、一瞬横道に逸れるが、この数カ月で普通に仕事をして普通に生きるということが如何に大変なことかよく分かった。 さて、19時に着いたが、先客はいなかった。「こんなんで店はやっていけるのか?」と暗に店の味を訝しがる妻に、「ワインはどんなのがあるかね~」などど、冴えないトークを展開し妻の気

          マトンショック❢❢ (2019.04.13)

          世界の酒とチーズフェスティバル(大丸) (2019.04.12)

          大丸東京店のワインフェアに行ってきた。 実はあまり期待してなかった。3年程前に一度行ったことがあるのだが、ありふれたワインばかりで、特にプレミアムなワインがある訳でもなく、何がウリなのか分からなかった。今回は職場に近いということで、あまり期待せず参加してきた。 しかし、予想は良い意味で完全に裏切られた。土着・マイナー品種のオンパレードだった!(ブルゴーニュ等、人気産地もしっかりあります。)アルメニア、トルコ、レバノン、ボスニア・ヘルツェゴビナなど、他のワインフェアでもあま

          世界の酒とチーズフェスティバル(大丸) (2019.04.12)