何度も心折れそうになってはフォロワさんに励まされ、こちらのコンテストに参加してみました。ストーリー漫画を描くというチャレンジを始めたばかりの自分なのに……無謀なことしたなあと未だに時々後悔(笑)

こちらにてお披露目させていただきました。執筆中、ぐだぐだ泣き言言ってる間作業イプやツイ、ピクシブファンボックスにてお付き合いくださった方々本当にありがとうございました。

【Over the clouds】　WINGSシリーズ短編読切まんが

▼pixiv版※解像度はこちらが高め

▼Fujossy版（コンテスト規定サイズ）横読み

※フジョッシーの方ではおかげさまでリアクション「切ない」「尊い」部門の1位にちょこんと居座ることができて恐縮です。ありがとうございます。
pixivでも7月31日、8月1日と、二日続けてデイリーランク入りさせていただいたみたいで、通知みてびっくり。ありがたやありがたや……。WINGSの投稿してて連続ランク入りは初めてです。記念にぺたり。

以下、ネタバレありの製作裏話。

本当は、天国にいるお母さんと、監獄にいるお父さんの二人との遠距離を憂う光くんから始まっていたこの物語。母親のくだりをいれると非常にくどくなってわかりづらいので、ラストシーンの切なさを際立たせるために母親の死の概念をなくしました。でも光くんの体調よくない感じ、アンニュイな感じからなんとなく読み取っていただけたらいいかなと。

父親の収容されている刑務所はどことは書いてませんが、脳内設定では中部地方のどこかにしてます。なのでまあ、勝行くんにしてみれば（会わせる気は毛頭ないけど）会おうと思えば会える距離だし、他にも似た距離で沢山君を愛してくれる人がいるよということを伝えて元気づけてあげたかったという話。
大きな声で「自分が隣にいるよ」とは言えないところが、こいつ捻くれてるなと(笑)まあ、自分に自信のない子なので、桐吾パパに勝てない自分がどうすれば太刀打ちできるか考えた結果、回りくどいことしてるんだと思ってください。（自ら胸張って「俺がいるだろ」って言えるのは光くんの方だからねｗ）
分かりにくい、意地悪な勝行くんの歪んだ愛情でも、素直に受け取ってくれるから成立する二人のパートナー関係。遠距離なんてしれてるし、と遠巻きに寂しがる光くんをバカにする勝行くんですが、彼にも絶対太刀打ちできない遠距離がひとつだけある。そんなラストシーンが描きたくて、あの終わり方になりました。
最後の最後まで、セリフがしっくりこなくて、ネームも書き換え、ストーリーエディターとにらめっこ。最初お題を見た時はすぐに思いついた話だったのに、いざ絵におこしてみると思った通りにいかなくて、面白くなくなって……こんなんあかんの繰り返し……。それでも、前回の「出張編集部初経験」で得たアドバイスを元に、独白やセリフを減らして画面や表情で訴える、今どこで何をしているのかがわかるシーンを絵で増やすといったあたりには気を付けてみました。

いやしかし難しいですね。漫画で表現するということをもっと学ばなければいけないということを痛感したチャレンジでした。
相談できる相手が欲しいなあ……。がんばれば担当つきになれるコンテストとか、貪欲に応募してみて、第三者的な立場で読んでくれる編集者さんのご意見などをきける立場になりたいと強く思うようになりました。自分の理想がどうすれば形になるのか……どうすれば読者に伝わるのか、自己流の独学では限界を感じる。
だからみんな頑張るのかな。小説でも漫画でも、どっちでもいいから、そういう夢というか目標を立ててこれから頑張ってみたいなぁ。でも子どもの学費が今MAXで金食い状態なので、自己啓発チャレンジになかなか時間を割けないというのも辛いとこ。

好きだから、書きたいからっていう理由だけで一人でもそもそ楽しんでた創作ですが、やっぱり「読み手に伝えたいこと」が伝わらない作品を書いてちゃ意味がないので、もっと人に伝わる書き方、見せ方を勉強したいと思います。

そしてこんな反省をひとしきりしつつ……。ツイッターや投稿サイトのコメントで「泣いた」「切ない」「WINGSってこんな話なの」「ラストが衝撃的」と沢山の感想を寄せていただきました。今まで書いてきた小説よりいっぱいもらったかもしれない。投稿後たったの1日で20人以上の方から感想もらえるとか、今までのWINGSではありえなかったリアクションの多さに驚きつつ、感動しております。……描いてよかったー！！！！！うえええん( ;∀;)ありがとうございました！

まだまだ腕は拙いですが、これからもWINGSの二人が沢山の方に愛される作品になるよう、執筆頑張りたいと思います。（ていうかいい加減、公募系はWINGS以外の作品で勝負しろよというツッコミは自分でしてるから大丈夫。……書く気にならないだけ。そう、やる気の問題なのです）