メランコリックnight
■ファンティア
■DLsite.com（フルパック配信）　■BOOTH（配信スタート1/18～）

12月のクリスマス当日に配信開始していました「メランコリックnight」でしが、実は封入している電子書籍（PDF）版小説の方に、こっぱずかしい誤字脱字がありまして……後日WEB更新中に気が付き、うわあ差し替えたいなあ……と指くわえて悩んでおりまして。
アプデ後もすでに購入された方が再ダウンロードできたり、途中で何かのオマケを付け足したアップデートをされていらっしゃる方もいることを知り、じゃあちょっと更新させてもらってもいいかな……！と調子にのって、アップデートさせていただきました。すでに購入済みだった方は恐れ入りますが再ダウンロードいただきますよう、よろしくお願いします。

更新内容ですが、誤字脱字修正だけではもったいない。
せっかくなのでと、今年にはいってから描いたメランコリックのWEB小説用イメイラを、小冊子の表紙と巻末イラストとして追加しました。
2ページ増えた新装版の電子小冊子に、お正月の間にファンクラブで無料公開してましたキャストトークも、ボーナストラックとして追加しています。
また、体験版にはYouTube動画としてアップロードしてる予告mp4を置いてます。そちらにもキャストトーク入ってます（データは同じもので、本体の方にはmp3音声が入ってます）

この小冊子、A4用紙で小冊子設定・両面プリントにすれば中綴じ小冊子として紙媒体で保存もできちゃいます。実はWEBでも読める作品なんですが、私は日ごろ小説を書くとき、印刷用のA5縦書き二段組テンプレでかいて、自宅プリンターで出力してアナログチェックしています。その状態をまんま電子ブックとしてお付けしてるのです。（前にこの原稿状態のままで欲しいというリクエストをいただいたので）印刷して紙媒体で残したいなって方は、ご自宅にプリンタがなくても、セブンイレブンでも小冊子印刷できるので、ぜひお試しあれ。

こちらの作品内容については、背徳の堕天使と連動してるので、本編を語りながらいずれゆっくりと語りたいのですが、せっかくなのでこちらのお勧めポイントなどをですね。ちょこっとだらっと。
いや、以前ツイッターでいっぱい語ったんですがもう流れてしまったし、フジョッシーブログの方でも語っているものの、あそこは過疎気味なので、一応noteにもお勧め語りを置いておきたくて。

追加した表題のイメイラは、ツイッターで流行りのアプリで雪をふらせて遊んだらたくさんのふぁぼりつがいただけて嬉しかったです！

メランコリックnightの世界観「暗い過去に背を向けて下を向いている光くんが、小さな幸せや夢を少しずつ拾い集めて前を向いて生きていく物語」を揶揄して描いたものです。この物語自体は本編「背徳の堕天使」を補完する形でかいた番外編の短いものですが、WINGSシリーズの世界観をずばり表した「今西光の物語」でもあります。
この短い物語の中に、今西光という少年の生い立ち、想いや、一連の奇怪な行動のカギとなるキーワードをあちこちに詰め込んであります。
 勝行くんとバンド活動を始めて、楽しく東京で過ごしていても、あまり変わらない体調、思い通りにならない歯がゆさ。 でも「帰りたい」とごねる理由がちゃんとあって、彼はもう不幸せなんかじゃない。 後ろはもう振り返らない。けれど時々、弱音を吐きたくなる時だってある。
 そんな光くんの、もう叶わなくなった夢と、今大切にしたいと願うもの、怖いと感じている得体のしれない闇を詰め込んで描いた絵と小説と、音楽物語の三部作。

当サークルのボイスドラマは、どちらかというと WINGSの小説を読んだことがある人向けに作られています。あくまでも世界観のイメージをより膨らませて楽しんでもらうためのギミック的な効果要素でありたいからです。
ですが、まだ一度も読んだことがない人にもボイスドラマを聴いて、添付の小説もちらっと読んでみて、「おお、この話の前後が気になるな……」と他の作品やボイス作品も聴いてもらえたらいいなあ！というのもこっそり狙っています。

これを聴いて、読んで、主人公に「切ない……でも可愛いなこいつ……がんばって生きろよ！幸せになれよ」と思わず見守ってあげたくなる物語を作りたかった。そこで登場する世話焼きの看護師が、リスナー目線で拗ねた光くんの話し相手になってあげるという設定。

小説は光くんの一人称なので彼の視点なんですが、ボイスドラマでは光くんの視点で私たちリスナー（看護師）に話しかけている体で、台本を構成しています。
ぽつぽつと過去を語りながらそのうちすやすや眠ってしまう……というシーンはもう！ほんとに素晴らしいボイスをいただいたので、自分が寝かしつけた気分になれるよう、編集めっちゃがんばりました。しょぼくれた元気のない甘え声、拗ねた様子、すっかり調子よくなった時のわがままな様子に、寝落ちた後の寝息がとにかくかわいくてすべてが作者の理想通り。
思わずほろりと涙を浮かべつつ、布団をかけて頭を撫でてあげた気分になってくれたら嬉しい！CVお二人とも私の言いたいこの世界観をよく落とし込んで、理想通りの二人を細かく演じてくださってます。
世の中のニーズは一切無視して、自分の作りたいものをどうしても作りたかった。お二人のおかげで私の理想の「WINGS」のボイスドラマが作れた！！と自画自賛しています。

自分の中でものすごく気に入っている作品です。

もちろん、らじこむういんぐすのコメディテンションも私のお気に入りです。
あっちは声優さんとWINGSのキャラクターを知って好きになってもらおうというコンセプトなので、如何せんおふざけモード満載。
あれとは180度違って切ないWINGSワールド。私の作品はこういう、コメディとシリアスの両面要素をもちあわせているので、ぜひどちらでもお好きな方を楽しんでいただけたら嬉しいです。