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革ジャンを自宅で洗ってみた

ご無沙汰しております。眼力殺目です。

突然ですが、皆さんは革ジャンって着ますか?
私は40歳を超えてから革ジャンを着るようになりました。
四十路デビューです。

昔から、どちらかというとデカい服を好んで着ているのですが、
このところ80年代メタルアーティストの様な恰好がマイブームでして、
そろそろダブルライダースに手を出そうかと色々買ってみまして、
たどり着いたのは”Schott 618”でした。

世間はルイスや666等に代表されるロンジャンブームですが、
やはりスラッシュメタル好きとしてはアメジャンを着たかったのと、
角界の著名人が1度は袖を通し、最後には618に戻ってくる
と聞いたからです。(誰から?)

・・・とライダースについて語りたいところなんですが、
前述のとおり四十路デビューなので何の知識もないため、
割愛させていただきます。

ライダースといれば
GUNS N ROSESの
イメージが強いきがするけど・・・
皆さん、まさか
ダブルライダースっていえば
大仁田厚のイメージですか・・・。

貧乏症なため、よく古着を愛好しているので、
当然のことながら革ジャンも古着です。

大体タグとかヴィンテージとか気にしなければ、
618は19,000~30,000円くらいが相場です。
程度のいいのであれば25,000円辺りがねらい目です。

革ジャンはデリケートな生地で、当然ケアは細心の注意を払い、
クリーニングは必須だとお思いの方がほとんどでしょう。

私もウン十万もする革ジャンを買ってたら、
多分洗濯なんてしません。

何故、自宅で洗濯するのか?
『クリーニング出すの面倒だし、安い古着の革ジャンだから』
これに尽きると思います笑

618で使われてるレザーはステアハイドだそうです。
ステアハイドとは2歳を越えたオスの牛の皮だそうです。
去勢されたオス牛の革だそうで、キズがないきめ細かいレザーとのこと。

前置きはこのくらいにして、さっそく自宅で洗濯してみましょう。


用意するもの

・革用ブラシ(馬毛のものがいいと思いますが、靴用で構いません。)
・オイルクリーナー(元々ついているオイルを落とす用。)
・エマール(Gore-Texも洗える家庭用洗剤界のラスボス)
・オイル(有名なのだとラナパーってやつですが、好きなの使ってください)
・ミトン(普段のケア用品です。楽しいからやってるだけ感も否めません・・・)

下準備

まずは、縫い目やしわの中に詰まってそうな汚れを取り除くため、
ブラッシングをします。
あ、あと汚れたオイルを予め取り除くため、
クリーナーでオイルを落とします。
私はM Mowbrayのステインリムーバーを使ってます。
革靴用ですね~。(今回はやるの忘れてました・・・。)

ウェス(布)に少し取って表面を拭く感じです。
Tシャツ切って使っても良いです。
私の革ジャンです。
サイズ40の中年太りサイズ。

ブラシは馬毛がいいと思います。革靴用でいいです。
なんでもいいですけど・・・。

アマゾンでもハンズでもロフトでも売ってます。

ささっとブラッシングがすんだら、ボタンやジップを閉め、
これから水に投入するんだぞと覚悟を決めてください。

風呂場で手洗い

気分が高まってきたら、いよいよ洗っていきます。
まずは風呂場にお湯(38~40℃くらいですかね?)を、
革ジャンがつかるくらい溜めて、
エマールを適量かくはん(混ぜ)ます!!

人によって洗い方も様々でして
・革専用洗剤
・シャンプー&リンス
・水のみ
・洗剤&柔軟剤
がメジャーだと思いますが、私は『エマール』一択です。

GORE-TEX等のレインウェアも実はエマールで洗えば
素材の機能を下げることなく家で洗えます。(これはマジ)
これ、モン〇ルの店員さんが言ってたので間違いないです。
モンゴルじゃないよ。アウトドア用品の大手さんね。
もちろん気をつけなきゃいけない洗い方ではあるんですけどね。

入水の時間です。
綺麗にな~れと祈りながら浸けていきましょう。

特に注意することはないんですが、浸かったらそーっとモミ洗いです。
そもそもが重いので水が浸透したらさらに重くなり、
乱暴に扱うと縫い目が裂けたり、キズが広がるかもしれません。
そんなのメタルじゃねーって方は自己責任で。

10分くらい浸けておくと
また汚いっぽい水がでてきます。
ほとんど染料だとおもいます。

一旦、シャワーですすぎます。
で、大事な儀式がありまして、
他の人には見られたくない行程なのですが、
とりあえず一回素肌で着ます!!

みんなやってるらしいよ・・・。
自分にあったサイズ感になりそうだし、
素肌に革ジャン着る経験なんて
アクセルローズじゃない限り滅多にないからね。

洗濯機へ・・・

満足したところででかめのネットに入れて、洗濯機ですすぎ⇒注水⇒脱水します。
(かなしいかな、この段階で腰ベルトのリベットが剥がれました・・・泣)

ここまでが洗いの行程で、このあと日陰で干します。

日陰で干す

秋っぽかったシーズンににやるべきでした・・・。
この季節にやることではありませんでした。このあと日陰で干していましたが、乾ききるまでに2日くらいかかりました。
あと、ほんのり乾いた時点でオイルアップ(オイルの塗布)をする方も
いると思いますが、冷たすぎて諦めました。

革ジャンがキンキンに冷えてました。
多分革に相当のダメージを与えたっぽい。
でもそんなの関係ない。

オイルアップ

さあ、一番手入してる感があるオイルアップのお時間です。
本来であればラナパーなどを使用される方が多いと思います。

ラナパー

私は、昔からM.MOWBRAYというブランドの
ビーズエイジングオイルを使っています。
いわゆる蜜蝋ってやつですね。

ビーズエイジングオイル

理由は他の革製品にも使っているからってだけです。
ウェス(布)やブラシとかに付けて塗るのが普通ですが、
指と手のひらで塗っていきます。体温で蜜蝋溶かしながら塗る感じです。

塗ってるとき手がぬるぬるなんで
写真撮ってません。

普段の手入れ

オイルアップした直後の写真。
全然伝わりませんね艶感。

ということで、オイルアップ完了しました~。

私は普段の手入れとして、たまにミトンを付かってささっと磨いてます。
pedag(ペダック)ってドイツ?のブランドのミトンを使ってます。

これオススメです。
手入れやってる感マシマシです。
これ自体が革製なんでエイジング出てきます笑

革ジャンなんて洗えるなんて思っていませんでしたが、
意外とバウンティハンターのヒカルさんとかも、
若いころは自宅で洗濯機にぶち込んでハードウォッシュしてから、
コインランドリーで縮み上がらせて自分のサイズに育ててた
なんて逸話を語ってたと思うんで、
是非チャレンジしてみてください。(オススメはしません。)

オイルも落ち着いてきた図

ではまた



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