IHクッキングヒーターが、全然省エネじゃなく、高コストであることを白日の下に晒す。

 オール電化住宅の象徴の1つとして、IHクッキングヒーターがあります。火を使わないため、安全で夏場は調理中も涼しいというメリットがあります。

 しかし、多くの国民は、いまだに「オール電化→安い。省エネ」というプロパガンダを信用した状態にあり、気がついたら高い電気代を支払っていたり、新築一戸建てを購入する際に、なんの躊躇もなくIHクッキングヒーターを購入しているケースがあります。

 10年以上前にオール電化にし、高い電気代に苦しんでいるご家庭は、目を背けることなく、今年2018年のIHクッキンヒーターの省エネ性、経済性をご確認の上、更新時の検討材料にして頂ければ幸いです。

【LPガス&都市ガス&IHのいろんなコンロを
  1時間最大火力(3kw)で使用する場合のコスト比較!】
  
 前提条件は、LPガス 99MJ/m3、1kw=0.036m3/h
         都市ガス13A 45MJ/m3、1kw=0.08m3/h

  ○LPガスコンロ
          1m3=280円の場合  30円(切替直後のキャンペ
       ーン価格。1年後には大幅に値上げされることが多い。)
           =380円の場合 41円 (良心的価格)
           =500円の場合 54円 (一般的価格)
           =800円の場合 86円ぼったくりアパート

  ○都市ガスコンロ(13A)
        1m3=125円の場合 30円(東京ガスの場合)
            =136円の場合 33円(京葉ガスの場合)
            =198円の場合 48円(静岡ガスの場合)
            =220円の場合 53円(秦野ガスの場合)
                                   =305円の場合 73円(沼田ガスの場合)
            = 85円の場合 20円
  (地面からガスが湧く千葉県東金市等、ただし12A→13A換算)

   ○IHクッキングヒーター
         1kwh=12.25円+2.9円(省エネ賦課金)
           =15.15円の場合 45円
         1kwh=26.01円+2.9円( 〃 )
           =28.91円の場合 87円
         
1kwh=31.73円+2.9円( 〃 )
           =34.63円の場合 104円  

 上記から、何を分かるかと言いますと、

   1.LPガスは一概に高い訳ではない。高いガスを使って料理を
     する場合の光熱費は、IHコンロを昼間使用したときと同等
     かそれより安い。

   2.都市ガスは、どこも決して安いわけではない。国産ガスを使
     用する新潟県、千葉県の一部や東京ガス、大阪ガスは安い
     が、幹線パイプラインと接続されていない都市ガスは、プロパ
     ンガスと同等。

   3.IHクッキングヒーターは、夜中に料理しない限り、最もコ
     スト高。しかも電化上手に入っていなければ、いつ使用して
     も割高。
  以上です。
  
     頑張れIH! クリーンなイメージIH!

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