佃製作所の経営をどう見るか

下町ロケットを毎週見てます。財前はスーツ姿が無駄に似合うなとか、土日に社長が社員とボウリングとかどんだけブラック?とか、労基が来たら絶対指導を食らうであろう長時間労働、帝国重工の金払いが良いのか、資金繰りの心配など全く無く、佃社長が定時退社して、同じく早帰りの娘と土手で星を見上げる余裕。帝国重工の工場内がやたら白い・・、突っ込みどころが多いですが、楽しんで見ています。

その中で、どうしても気になるのが、佃製作所の帝国重工に過度に依存する下請け体質です。ロケットバルブもトラクターのトランスミッションも帝国重工向け。やってることは完全小会社でしょう。社員の誰一人も販路拡大によるリスク低減を進言していません。イエスマンだけの会社です。農家を継いだ殿村が抜けて益々その傾向が強くなりました。

ドラマなので、割り引いて見ていますが、明日ある現実に予定調和など無いため、我が身を顧みた途端ドラマの余韻など一瞬で吹き飛んでしまいます。

技術が一流でも経営が三流だと、会社は簡単に潰れることをドラマでやってみるのも面白いかもしれません。

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