転職で「行動するバカ」になったら、思いのほか褒められた。

20年前に一緒に働いた仲間(男3人女1人)が、私の転職を酒の肴に、また飲もうと言うことになった。この面子とは生存確認の意味も含め1年に1回は飲んでいる。

今回私が転職することになり、既に退職済みの先輩が高価なものをプレゼントしてくれた。

申し訳ないが貰った時、その価値が分からなかった。しかし彼の言い分を聞いて、それがいくらするかとか、金銭的な価値などどうでも良くなった。

「俺は、君がよく転職を決断したなと思っている。自分が48歳の頃を振り返ると、俺も挑戦したかった。この転職が成功しようが、失敗に終わろうが関係ない。給料も増えようが減ろうが関係ない。どう転んでも君ならその会社に貢献し、それなりの成果を挙げるだろう。私はもう歳だが、出来れば一緒に働きたいし、君の足りないところを完璧にフォローし、会社の業績アップに貢献できる自信がある。私が知ってる知識は、惜しみなく提供するし、いつでも応援しているから遠慮なく何でも言ってくれ。」

日頃私が信奉するyoutubeバーの田中キミアキ先生は、「行動するバカ」の必要性、有用性を説いている。何不自由無い生活を送りながら、給料度返しで名もない中小企業への転職という決断をし、私も立派な「行動するバカ」だろう。

「薩摩の教え」に沿って分類すれば、私は「何かに挑戦し、成功した者」又は「何かに挑戦し失敗した者」となろう。片やその先輩は「挑戦した者を手助けした者」となる。

「行動するバカ」って、他人から「本当にバカだなぁ」と思われることが多いのだろうが、時に羨望の眼差しで見られたり、時に人の思いを託されることもある。

 これって結構シビれるぞ。
「俺は、やりたくたくても出来ない人の分まで絶対にやり遂げなければならない」と、年甲斐もなく胸が熱くなる。

「行動するバカ」って褒められる。「行動するバカ」って最高だ。


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