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思いつかない時は魂の叫びを聴く

音声はこちら↑#21

原チャリに乗って郊外へ向かっている時も、
「さて、どーすっかなー。」
何日か考えてました。

割烹とりやさんも老舗。
新庄は桜馬場という場所にある格式高い割烹なのでございます。

開局当初にCM案件を頂きまして、1本作らせていただきました。
舞台は学校で、男性教諭が校長にとりやさんを予約した事を伝える場面。
校長は〇〇会をしよう!と提案するが、どれも当てはまらず、なんでもいいから行こう!
というようなCM。

とりやの早坂さんにも気に入っていただき、1年くらい放送させていただきました。

ある日とりやの早坂さんから、
「あのーそろそろ…。」と

ありゃー、CM放送終了かな。いやいや今まで支えていただきました。ありがとうございます。これからも頑張ります!

「新しいの作ってもらっていい?」

うふぇ!?はい!ありがとうございます!

コロナ禍で飲食店はどこもかしこも大打撃を受けて苦しい中、まさかの2本目。
嬉しい驚きをいただきました。

そんなご時世でも、忘れちゃいけないインパクトと元気。
ありがたさが勝手にプレッシャーへと変異していました。
あれやこれやと考え始めると、どんどん深みにハマってしまうんですよね。
駄コピーループに。

割烹とりや
老舗 格式高い
海の幸も山の幸も楽しめる。
少人数2人〜100人近くまで。
普段はからあげがオススメ
割烹というイメージでなかなか普段使いしてもらえない。

もちろん自分達の仕事は、お客様のそんな悩み(課題)に寄り添った仕事ですし。
なんとかイメージを変えようと考えました。

考えれば考えるほど、駄コピーが量産されます。
もうまさに、台本くさいというか。
強引な辻褄合わせというか。
駄コピーだなー駄ピーだなーと何日も書いては捨て書いては捨て千切っては投げ千切っては投げ。
とりや早坂さんの顔が浮かぶと、いいもの作って差し上げたい。と駄ピーをまた千切っては投げるんですが、

思い浮かばなーい!

のでリフレッシュ!

捻っても捻らなくても出てこないなら、これはいっそ原チャリツーリングだ!
初めてですかね。気分転換に出かけました。

新庄は原チャリで5分ほど走れば郊外です。
夏前の新緑が気持ち良く、気分転換には最高のコンディションでした。

川沿いの土手の上で原チャリを止めて電子タバコを吸いながら、またとりやさんの事を考えると、

海の幸も山の幸も楽しんでもらえる老舗の割烹という格式高いイメージがあるのに、そのイメージのせいで気軽に使ってもらいたくてもなかなか使ってもらえない。
自分だったら悲しいな。

あ、ブルース。

葛藤?割烹?のブルース。
気軽に使って欲しいんだけど、使ってもらえないなんて実情を自虐的に。
ただ、自虐的でも間接的に。

ギターでジャーン
割烹は敷居が高いと言われているけど…

あ、ここから行こう!
すぐに原チャでスタジオまで戻りました。
その帰り道でサクサクと言葉と展開がハマっていきました。

もっと気軽にからあげ食べて欲しい
ライブで曲行くまでのイントロ部分
弾き語りの男
曲のタイトルは
唐揚げのブルース?割烹のブルース?
いや
海の幸、山の幸

曲つくっちゃうか!ぶらりさん(居酒屋 福楽狸)時みたいに。

スタジオについてガチャガチャと書き始めました。
ライブの雰囲気出せる20秒。をと。
どこぞの弾き語りの男のLive感、そこに淡々と被せてくるナレーションを書いて、さて!

ギターだ。

弾けないのです。

私も中学校時代に F で挫折した1人です。
弾けない。が!
文明の利器を取り出します。
iOS GarageBandです。
画面を触ればギターのコードがわからなくてもわかったような気がするという優れもの。
メジャーだのマイナーだのパ・リーグだのわからないボタンをペタペタ押しまくって、なんとかこの音気に入ったぞ!というコードを発見しました!
今度はMacOS GarageBandでポチポチ打込みです。
そこに売れなさそうな男性ボーカルの向上を当てて。

ナレーションは食い気味に淡々と入るくらいがおもろいな。

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割烹とりや 20秒CM「割烹のブルース」編

Se                  ジャーン(ギター)
男性ボーカル    割烹は敷居が高いと言われているけどー…   もっと気楽にからあげとか食べて欲しいんだぜぇー…             それでは聴いてください。「海の幸山の幸」

Na       少人数から大人数 仲間と一緒にお気軽に
          沼田町 老舗割烹とりや ご予約は22-1420

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完成して、とりやさんに意気揚々と駆け込みまして、
ご夫妻で聴いていただきましたところ、
お喜びいただいて、今現在(2024/03月時点)でも放送させていただいております。ありがとうございます。

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