さちともこ

ハンドルネーム=創作活動時のペンネーム+本名/放送大学で大衆文化に関する研究をしていま…

さちともこ

ハンドルネーム=創作活動時のペンネーム+本名/放送大学で大衆文化に関する研究をしています/北海道出身、在住/

マガジン

  • 自作小説集

    オリジナル小説を載せています。

  • KANさん関連のおはなし

    当アカでKANさんについて書いた記事をまとめてます。 (論文関連の記事は、固定した記事内からリンクを貼ってます)

  • 読書感想文

    自分がnote上で書いた読書感想文をまとめています。

  • 「書くこと」について考えたこと

    note記事だけでなく手帳・日記・メモ帳など、「書くこと」をテーマにした自分の記事を集めています。

  • 放送大学での学び

    現在、在籍している放送大学で書いた論文や研究に関する記事をまとめています。

最近の記事

  • 固定された記事

まず、自分が幸せになる文章を書く

 約3年前、以下の記事を書いた。  なぜか公開時から3年も経過しているのに、常に一定のアクセスがあり、私の今まで書いたnote記事の中でPVランキング上位をキープし続けている。  正直言って、この記事を書いた後の数か月は、ツイッターを見たり投稿したりすることは抑えていたと思う。だが、新たな推しができたり、毎朝楽しみで観てしまうテレビ番組ができたりで、気がつけばスマホのアプリにツイッターを入れ直し、一日に何度もタイムラインをチェックしたり、投稿をしたりする日々になっていた。

    • 【短編小説】「頑張れば必ず叶う」

       せっかく体力をつけようと思って、市営体育館に来たのに。  走路をぐるっと一周、ランニングしただけで、息が切れてしまった。  せっかく新しいジャージを上下揃えたのに。  シューズボックスにしまいこんでいた、スポーツ用の上履きを持ってきて、張りきって走ったのに。  ロビーの一角にあるラウンジのイスに腰かけ、備え付けの自動販売機で買った冷たい緑茶を飲みながら、ひとり落ち込んでいた。  子供の頃から、運動は苦手だったけど。  唯一、走ることだけは、そんなに嫌いじゃなかった。  だ

      • 他の人が歌う、KANさんの楽曲を聴く勇気が欲しい

         いや、「愛は勝つ」については例外なんだけど。  先日にも以下の記事を書いたし。  上の記事の中で紹介した番組は、すべて録画してある。  んで、それらの中で、「愛は勝つ」をスタレビがカバーしたのも聴いた。  別の番組で、新浜レオンさん(「名探偵コナン」のテーマソングなど歌ってる方)が、カラオケ音源で歌うのも観た(こちらの番組はKANさんと何かと縁深い関根勤さんがMCだったのも感慨深い)。  あと、上の記事には載せていないが、NHKのBSの歌番組で演歌歌手の三山ひろしさん(紅

        • NHKドラマ「VRおじさんの初恋」は泣ける(私調べ)

           最近、何となく観始めて、一気にハマったドラマ。  VRの中でのナオキとホナミの、飾りのない本音のやりとりになぜか涙が出る。  美しい幻想世界の中でも、人間関係はリアルと同じようにあって、でも、失望することばかりじゃなくて、温かい交流もできて。  なんだか「この世の中、悪いことばかりでもないよ」って言ってくれるような、そんな気がするドラマ。  今週から始まったばかりなので、今ならNHKプラスで過去放送分の4話が全て観られます。  気になる方は、是非!(どこの回し者なの?

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          23本
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          23本
        • 放送大学での学び
          5本
        • 連載二次小説「1×1」(ワンバイワン)
          1本

        記事

          他の人が歌う「愛は勝つ」に勇気づけられる

           今日の「NHKのど自慢」にて、「愛は勝つ」を歌った方がいらっしゃった。  その方は愛するご家族のために歌ったとのことだったが、見ているこちらはこの曲を歌ってくださったことにただ感謝である。  そういえば今度、いろんなBSの番組で、この曲を様々なミュージシャンの方が歌ってくださるのを聴けるそうな。  ほぼ自分用のメモのごとくペタペタ貼り付けているが、いろんな方がこの曲を歌ってくださることが、ただ単純に嬉しい。  KANさんと直接の繋がりがある方々だけでなく、多分この曲がヒ

          他の人が歌う「愛は勝つ」に勇気づけられる

          意味不明で根拠もない変な自信に満ちていて

           この歌詞は、もちろんKANさんがご自身の23歳の頃を振り返って書いていらっしゃると思われるのだが。  自分も10代~20代の頃は、ひたむきに夢を追いかけて暮らしていたよなぁ、と思う。  まぁ、その当時の理想通りに叶うことはなかったが。  なんてことを、この曲がタイトルチューンのアルバムを聴きながら思い出していた。  ずっと「自分の得意なことをして、人様に喜んでいただける仕事に就けたら」と考えていて。  思えば学生時代から、いろいろ具体的な内容は変われど、そんな夢を抱きな

          意味不明で根拠もない変な自信に満ちていて

          嫌なことがあったときこそ、日記を書けばいいのかも。

           今日も幡野広志さん著『うまくてダメな写真とヘタだけどいい写真』を読んで思ったことを。  この本の中では、以下のことが書かれている。  「自分がされて嫌なことはやめましょう」って言葉、そりゃもう子供の頃からさんざん聞かされている。  そして当然、その通りだとも思う。  でも、私は「自分がされて嫌なこと」が分からない。  もっと的確に言えば、「嫌だな」と思うことをされても、即時にその気持ちを自覚できない。  頭の中でいろいろと「でもこの人には悪気がないのかもしれない」と

          嫌なことがあったときこそ、日記を書けばいいのかも。

          自撮りアイコンをやめた理由

           先日、Xとnoteのアイコンをこっそり変えた。 (お気づきの方もいらっしゃるかもしれないが)  以前は、自撮りした顔のドアップだった。  かれこれ5年くらい、X(旧Twitter)やnoteで、その写真をアイコンにしていた。  でも、あることがきっかけで、そのアイコンが猛烈に恥ずかしくなった。  そのきっかけとは、写真家の幡野広志さんが書かれた『うまくてダメな写真とヘタだけどいい写真』の、以下の部分を読んだこと。  これらを読んで初めて、自分のアイコンは「見てくださ

          自撮りアイコンをやめた理由

          自分ひとりのためだけに、食事を作って食べる喜び

           先日、久々にお米を炊いた。  そして食べた。  炊きたてのご飯を食べられる幸せ!!  最近、再び自炊中心の生活を始めた。  そのきっかけは、以下の記事の中でも触れている、写真家の幡野広志さんのXでの投稿だ。  「そうだ!私もスープを作ろう!」と意気込み、作ったのは水餃子のお味噌汁。  とはいえども、このお味噌汁は上記の記事内でも書いているが、ほぼ手間をかけずに作れるもの。  というわけで、手間のかかる汁物にもトライした。  豆乳クリームシチュー。  そして最近は、時

          自分ひとりのためだけに、食事を作って食べる喜び

          自分が「善意」と思ってることを、相手も「善意」と思うのか

          「あなたのためを思って」  かつて、そんな言葉が溢れかえっている環境の中にいた。  もしも、ありがた迷惑としか思えないものを押し付けられて、「嫌だ」とか「要らない」とか言ってしまったら。  周りから「せっかくあの人がわざわざやってくれたことを(or言ってくれたことを)無下にするのか!」と責められた。  そして、押し付けられたものをしぶしぶ受け取るしかなかった。  でも、自分もいつの間にか、同じことをするようになっていた。  「良かれ」と思って、人にいきなりプレゼントをあげ

          自分が「善意」と思ってることを、相手も「善意」と思うのか

          「書かないほうがいい」って思うこと

           今日も『さみしい夜にはペンを持て』の話。 (どれだけ感化されてるんだ)  物語の中で、主人公のタコジローくんは、自分に「日記を書くこと」を教えてくれているヤドカリのおじさんに、以下のことを告げる。  このタコジローくんが「やめたほうがいい」と思ったものは、もちろん日記を書くことなのだが。  タコジローくんは以下のように続ける。  でも、その言葉に対し、ヤドカリのおじさんは「日記を書きはじめたとき、かなりの確率で待っている罠だ」と答える。そして、以下のように続ける。

          「書かないほうがいい」って思うこと

          水餃子のお味噌汁を作って温まった話

           先日、お味噌汁を作った。  所用時間、約5分。  小鍋に、冷凍食品の洋風野菜ミックス(ブロッコリー、カリフラワー、にんじん、いんげん)を半袋と、同じく冷凍食品の水餃子を6個、そしてお味噌汁のお椀二杯分のお水を入れる。  火にかけて、沸くのを待つ(大体4分くらい)。  沸騰してきたら、火を止める。  そして大さじ1くらいのお味噌を入れて、溶く。  これで、できあがり。 (完成品はサムネイル写真参照)  ただでさえ野菜たっぷりのお味噌汁なのに、水餃子も入っているので、栄養

          水餃子のお味噌汁を作って温まった話

          読みたい日記を、書けばいい。

           このところ、『さみしい夜にはペンを持て』を再読した感想を、noteに書いてきた。  これらの記事では、自分が「後で読みたくなる日記」ではなく、「その時の自分が書きたかった日記」ばかりを書いてきたことに気づいた、とお話したのだが。  唐突に、別の本のことも思い出した。  この本についても、今まで何度となくnote記事の中で言及し、感想を述べているのだが。  「第3章 どう書くのか」の中で、例えば職場で「寒い寒い」と訴えてくる男性や、ランチへ一緒に行ったら「ブロッコリー

          読みたい日記を、書けばいい。

          日記を書いて、じっくりと自分と対話する

           先日、「さみしい夜にはペンを持て」を再読した話を書いた。  この記事では「自分はいったい、何のために日記を書いていたんだろう」と振り返ったことを書いた。  ではこれから、何のために日記を書いていきたいか?  今回は、そのことについて。  この本の中で、主人公のタコジローくんは、自分に「日記を書くこと」を勧めてくれているヤドカリのおじさんから、以下のことを指摘される。  このことば、自分に言われているようで、改めて読んでも耳が(目が?)痛い。  せっかちかつ面倒くさが

          日記を書いて、じっくりと自分と対話する

          ぼくたちはまた会える 運命を信じてる

           とはいえども、この曲がふさわしい季節より、ちょっと春が近づいてきているが。  冬のうちにこの歌詞に絡めてKANさんのことを書こうと思っていたが、ここ最近は、私の住む寒いまちでも道端の雪が溶けつつある。  近々、4月並みの温かい日が来るという話も聞いて、あっけなく冬が終わるような気がしている。  KANさんの「雪風」で思い出すのは、2008年の年末に行われた、札幌のJRタワー展望室でのカウントダウンライブ。  本当に外は雪が降っていた。  風も吹いていたかどうかまでは覚

          ぼくたちはまた会える 運命を信じてる

          未来の自分が読むための日記を書く

           昨年の夏に買った、「さみしい夜にはペンを持て」を再読した。  一度目に読んだときは文章を読むことに集中していたが、二度目の現在は、ならのさんのイラストや本のあちこちに潜んでいる仕掛けなどに目を配る余裕もあり、それらも併せてゆっくりと楽しんだ。  ただこの本のストーリー、見方によっては、バッドエンドと思う人もいるかもしれない。  はっきりいって、魔法のような奇跡が起きて「めでたしめでたし」な結末ではない。  それどころか主人公のタコジローくんがその後、より過酷な目に遭った

          未来の自分が読むための日記を書く