近くにいる「誰か」の声

最近はオンラインとオフラインを行ったり来たりしながら、これからの時代の生き方を模索していて、自分に何ができるんだろう、と割と懸命にあがいています。
 
 

オンラインツールを使うようになって気がついた(今さらだけど)事なんですが、使うツールによって、自分の考えや意思表示を分けながら整理できるなぁ、という事。

あと、普段オフラインでなかなかゆっくり話せない人が、考えや想いを記しているのを見る事が増えてきて、その人の事を少し深く知れたりする楽しみも増えました。
 
 
 

僕は基本対面して関わってナンボ、というスタンスで今までいて、まぁ偏見なんでしょうが、SNSの類やブログなどについて、やや距離を取ってきていました。
理由は、「わざわざネットで発信しなきゃいけない事なんてない」「特に自分の日常で晒したいもんなんぞ無い」「伝えたいことはリアルで伝えたらいいじゃん」、って思っていたんです。
それくらい僕個人としての必要性は駆られていなかったんですね。
 
 

ただ、仕事の中でこういったツールの必要性を感じだしてから、自分でも使わないと何も良し悪し分かんねーや、と思い立って今年の初めから使い始めました。
するとちょうどこの新型コロナウィルスの騒ぎが目の前に立ちはだかって、(タイミングとしてはめちゃくちゃビンゴだった!)オフラインに制限がかかったためにまぁまぁガッツリとオンラインツールを使いこなさなければいけない環境になりました。
 
 

こうして使いながら実際にいろんな方とつながらせてもらっていますが、これ盲点だったなぁ、というのがあって。
 
前から「時間が足りん!」「身体が足りん!」と思う時があったんです。人と繋がりたくても会いたくても、なかなか時間も予定も合わず、取れず、いろんな人と関わりたいのに関われないジレンマを持ってて。長らくオンラインコミュニケーションに消極的だったから、このジレンマを打開するための選択肢に入れてもなかったんですね。
でも、使うことで、なかなか普段話せない話題についてこうしてまとめられたり、SNSを使っていろんな方と会話できたり、やりとりできたりすると、物理的な距離は離れてても、結構身近に感じれるものなんだなぁ、と思うようになりました。
 
本当に「今さら!?」なんですが、今さら、なんです。
 
 
 

そして、今の緊急事態宣言で外出自粛するようになって、ふっと時間が空いた時に友人達の発信物を読ませてもらったりするのも好きになりました。

多分、少し今までネガティブな捉え方をしていたんだと思います。オンラインへの発信、って、リアルでは言えない(つまり後ろめたさや恥ずかしさやそういう理由があって)からしてるんじゃね?みたいな偏見で見てたなぁ、という反省もしています。

 
実際そんな事は当然なくて(そういうものも世の中にはあるんでしょうが)、みんなの色んな考えや想いに触れる事ができる空間を楽しむようになりましたし、結果もっと身近に感じるようになりました。
 
 
 

きっとこれからの時代はもっとオンラインへの比重が高まるんだと思いますが、オフラインと同じくらいここには人の『声』が詰まっていて、『想い』が行き交ってるんだな、という事を改めて痛感しました。
 

ほんとすげえ今さらかよ!みたいな話だったんですが、インターネットが当たり前の現代の中で、これも立派なコミュニケーションだし、大事にしないといけないんだなぁ、と思ったので書きました。
どうしてもネットって、気軽故に軽率に扱いがちにもなるので、自分の自戒の思いも込めて。

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