30代にしておきたい17のこと

なんとなくモヤモヤしたときや、なんとなくヒントが欲しいときにビレバンに行ってふらふらして気になった本を買う、というのを昔やってたのですが…ひさしぶりにビレバンに立ち寄ってみて、本を買うつもりはなかったのに買っちゃいました…本田健さんの「30代にしておきたい17のこと」。

アマゾンのレビューにもあるとおり、ものすごく特別なことや目からウロコ!!!という内容があったわけでないですが、あらためてまとめて提示されるとハッとさせられるというか考えさせられるというか…最近「人生このままでいいのか」という焦燥感やモヤモヤ感が今まで以上に増していて、じっくり自分と向き合いたかったので買ってみました。その中でも特に印象に残った章を、いくつか。

■20代の自分を裏切らない
「あなたは20代の自分に堂々と会うことはできますか?」
という問いが書いてあり…自分の昔からの夢は出版社に就職して雑誌の編集者になることでした。それを夢みて大学受験もしたし、もちろん就活もした…でも、結果的に私は今印刷会社で印刷とは全く関係のない仕事、キャッシュレスにかかわる決済系サービスの仕事をしてるわけで。
20代の自分が見たら「なんで!?」と驚くだろうな…でも、1つ言えるのはどちらの仕事も世の中の動き・トレンドに敏感であろうとする仕事であるということ。そこは目指してた自分の姿と遠くない部分もあるけど、やっぱり自分がもともと行きたかった世界への憧れはあきらめきれない。そして、元々の夢とも今の仕事とも違う、新たな世界への興味もふつふつと湧いたり…そんな現実と夢と興味の狭間で揺れている今日この頃です。

■自分の必勝パターンをつくりだす
自分がこうなったらいけないぞというパターンを知っておくこと、自分の必勝パターンをつくりだすこと、が大事ということで。
正直自分の必勝パターンはわかりません…わかりませんが…今日、日記を読み返してて、モヤモヤした気持ちを言葉にして整理して日記に綴っておくことでそれを克服したり解決できてることもあるのかなとふと思い…一見無駄に思える、小さな自分の中での気持ちの整理整頓作業とその実行は、ある意味自分の必勝パターンなのかもしれません。

■自分にとっての幸せ、豊かさを定義する
「幸せの基準が不明確だと、まわりの風に流されます。仕事、お金、パートナーシップ、家族のあいだに吹く風に翻弄されていては、何も選べないまま、嵐に流されるイカダのような生活になってしまいます」
人生の岐路に立って、なんとなくこれになりつつあるなと反省…特に最近は無駄にSNSを開いては無意識に周囲の表面的な幸せと自分の状況を比べてなんとなく焦ってしまうというか…みな、裏ではいろいろあるのにね。。これから家庭を作って行こうとしてるんだから、特にこれは気をつけてブレない軸を持たなきゃなあと、思います。

■あなたは自分にどんな保険をかけていますか
「何があっても、これをやったら食べていける、という自信を持っているかどうか」が大事と著者は言います。それがあれば、「いまの仕事を失ったら、どうしよう」と不安におののく必要もないと…
そう言った意味では、今の会社の仕事は全くと言っていいほど潰しが効かないのではと不安を感じてます。全てがうちの会社の看板があるからこそ意味がある仕事で、自分自身が持ってるスキルなんて真の意味では何もないんじゃないか、と…
なので急に手に職つけたい!!!という謎の焦燥感に駆られています。笑 それが英語関連なのか、なんなのか、わかりませんが…手に職つけてそれを武器にしてる方への憧れがもう半端ないです最近特に。

■専門分野にも目標型と展開型がある
「目標達成型」とは目標を打ち立てて、それに向かって成功する人。
「展開型」とは、何も考えずに目の前にあることに打ち込んでいくうちに、チャンスに恵まれて成功していく人。

成功してるか否かは別として、自分は目標達成型になりたいのに周囲の方々のおかげで、展開型でここまでやってきたなあ…と、思います。
会社の転籍だって自分の意志ではなくいただいたチャンスだし…どちらのパターンだとしても、自分が思い描く成功にちゃんと近づけているのかを自分なりに確かめて人生を歩んでいかないとなあと、思います。

■自分を知るために親のことを知っておこう
「親は自分のシャドーです。こうなりたくないという姿を嫌というほど見せてくれます」
これ…一人暮らし始めてからほんとに痛感します。掃除、洗濯、料理のできなさ。不器用さ。これはもう申し訳ないけど母親譲りだなーと思います。いや、自分の努力不足なんだけど!笑
実家にいた頃、もっといろいろ学べたんじゃないかなと他の家庭をうらやましく思ったり、とはいえ自分のせいだよなと日々反省したり…笑
自分が少しでも家事を学んで、実家に還元できたら最高ですね。笑

■なりたい40代を想像しておく
40代の人に「30代でよかったことはなんですか?」「30代でやったおけばよかったことはなんですか?」と、聞きまくって自分の40代のイメージを固めていくのが良いそうです。
自然とやってきたようなかんじもしますが、意識してもっといろんな、男女問わず、多様な40代の人に聞いてみたいなとあらためて思ってます。

■運のいい人には独特のリズム感がある
運のいい人たち(運がよさそうに見える人たち)の特徴は、静かなワクワク感を持って生きていることだそうです。
あらためて考えてみると…自分の身近なところにもいますね。常に機嫌良さそうでポジティブでワクワクしてそうで楽しそうで運が良さそうに見える人!どんな芸能人よりも、すぐそこにいるそういう人たちを観察して見習わないとなと思います。自分は特に仕事中は険しい顔して近寄りがたい雰囲気のときがあるそうなので…反省です。笑

■自分主催のパーティーを開く
パーティーを開けば、人脈も広がる。そんな当たり前のことだけどこれも意識的にやってみたいなと思ったことのひとつ。今の生活でいくと、自分が企画させてもらって定期的に集まってる「働くアラサージャニヲタの会」もその一つだけど(笑)もっと他の形で集まる機会を作るのもおもしろそうだなあと、思いました。

■才能のかけ算で可能性は倍増する
1つのものすごい才能がなくても、多岐に渡る小さな才能をかき集めてかけ合わせれば、他の人にない自分なりの良さが出せるということで…自分も周りにすごい人がいすぎて何者でもない自分が本当に嫌になりますが、自分なりに持ってるものを棚卸しして、掛け合わせるという視点でもう一度見直してみようかなあと…少しだけ、前向きになれました。

■30代は自分の才能を発見する最後のチャンス
「本人がそれと認めなければ、才能は、どれだけ可能性があったとしても、埋もれたままになります」だそうで。
自分に何もないとネガティブになったら、それでおしまい。笑われてもバカにされても勘違いと思われても、自分で自分を信じてあげて才能のカケラを見つけてあげられる最後のチャンスなのかなあと思い直しました…

■想像した人生を検証しよう
「あなたのお葬式をイメージしてみましょう。いったいあなたの人生は、どんなものだったのでしょう。やりたかったことは、すべてできたでしょうか?思い残したことはなかったでしょうか?楽しいこと、うれしいことがいっぱいあった人生でしょうか?あなたの人生のハイライトは、どんなものだったでしょう?…」
この章を見てハッというか、ゾッとしました。
まだ30歳とはいえ、全然、後悔のない人生を送れてるとは言えないなあと…あたりまえだけど人生は有限なんだからもっとやりたいことはやらなきゃだめだよなと…このままじゃ死ねない!!!!

長くなりましたが、モヤモヤとした自分を見つめ直すのにいいきっかけをくれた本でした。これらのテーマを元に同世代と熱く語ったらおもしろそうだなあとも思ったり…もし読んでみたい方がいたらお貸ししますので、お気軽に声かけてください!笑

#生活 #仕事 #30代

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?