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シャーマンの受難~スピリチュアル・エマージェンシーのこと(後半)

チャクラワークで、第三チャクラに取り組んだあたりから始まった、この受難。その後、第四、そして第五と進みつつ、忘れていたことを思い出したり、改めて気づかされたり、でetc,

第一と第二チャクラのワークのことに関しては、面白おかしく笑い話のように書けたものの、最初はヒーリング・クライシスと勘違いしていた、このスピリチュアル・エマージェンシーが始まってからは、ダークな気分に支配され、他人と話したり、メールの返事を書く気力さえ萎えていました。

完全にグロッキーだったわけですね。
メンヘラちゃん?てかー 廃人化進行中で。

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確かにここを抜ければ、ラクになるのは解っていますし、避けては通れない道程なんですけれども…シフトアップするための通過儀礼と言われても、知識や経験上で解ってはいても…だからといって、人の感情というのは簡単に割り切れるものではありません。

葛藤と抵抗、そして咀嚼と反芻を繰り返し、少し浮上してはまた堕ちて、後退しては進んで、前向きになっては後ろ向きになって、動いては止まって…の行ったり来たり。

脱出口はなかなか見えず…脱皮したいのに、なかなか脱ぎ捨てることができずもがき、捨てたいのに捨てれず…這いずり回って、のたうち苦しむしか術がないって感じで。もういい加減イヤになります<捨て鉢

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逆説の10ヵ条 (The Paradoxical Commandments) by ケント・M・キース

人は不合理で、わからず屋で、わがままな存在だ。
それでもなお、人を愛しなさい。

何か良いことをすれば、
隠された利己的な動機があるはずだと人に責められるだろう。
それでもなお、、良いことをしなさい。

成功すれば、うその友だちと本物の敵を得ることになる。
それでもなお、成功しなさい。

今日の善行は明日になれば忘れられてしまうだろう。
それでもなお、良いことをしなさい。

正直で率直なあり方はあなたを無防備にするだろう。
それでもなお、正直で率直なあなたでいなさい。

最大の考えをもった最も大きな男女は、
最小の心をもった最も小さな男女によって撃ち落されるかもしれない。
それでもなお、大きな考えをもちなさい。

人は弱者をひいきにはするが、勝者の後にしかついていない。
それでもなお、弱者のために戦いなさい。

何年もかけて築いたものが一夜にして崩れ去るかもしれない。
それでもなお、築きあげなさい。

人が本当に助けを必要としていても、
実際に助けの手を差し伸べると攻撃されるかもしれない。
それでもなお、人を助けなさい。

世界のために最善を尽くしても、
その見返りにひどい仕打ちを受けるかもしれない。
それでもなお、世界のために最善を尽くしなさい。

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人間というのは本当に弱くて、それでいて強くて。脆いようでたくましく…正直かと思えば、とても狡くて聡くて…愚かで醜く、救いようがなく、己が利己的な欲望を満たすために、平気で人を傷つけて、踏みにじることも厭わない。

それでも性善説ではないですが、本当の資質としては美しく清らかで、素晴らしく、気高き、愛おしいもの…なのかも知れません。でも、なかなか、人間捨てたもんじゃない、と思える出来事は世には少なく、現実として美徳を見つけられる人は、そうそう多くもないのですが…

して、先日…
第五チャクラの解放ワークをして改めて思い出したことがあります。

この人生はもうかなり昔に思い出していますし、何度か癒す機会を持っていたので、乗り越えて昇華することが出来ていた、と思っていたのですね。

でも、改めて、どうして私が今の仕事に前向きに成れないのか、限りなく後ろ向きであるのか…この仕事をするのが辛いのか、自分のサイキックな部分を受け入れがたく、嫌悪しているのか、そういうことについて、原因を知ることが出来ました。

それは数百年前、イングランドの片田舎に住んでいたときのこと。私は先祖代々の土地に住む女性の薬草療法師でした。薬草療法師と言っても、治療だけではなくて、ダウジングをして水脈を探したり、占いなどで他人の相談にも乗るという、そんな感じで。薬草を使うことだけでなく、今みたいなエネルギーヒーリングもやっていましたね。あと預言とか天気の予測とかとか。

さほど広くはないものの、自分の土地にある薬草を使ったり、森にある恵を得て、ちょっとした野菜を育てながら、村の人々と物々交換をしつつ自給自足に近い生活をし、狭いながらも楽しい我が家に動物たちと暮らし、決して裕福とは言えない貧しい暮らしだったけれど、仕事に生きがいというかやりがいもあって、平和に静かに暮らしてました(と思います)。

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でもね、異端尋問がやがて私の村にもやってきます。いわゆる魔女狩り。
私は捉えられて拷問に掛けられました。そして首を刎ねられて20代後半で人生終わり。何がショックだったかって、女性特有の屈辱的な拷問や首切り役人がヘタレだったために、二回失敗されて三度目でようやく絶命できたこと・・・も、さもありなん。

(とはいうものの、この時代、異端者すなわち魔女狩りの処刑方法って火炙りか首吊りだったはずなので、なんで斧で首を跳ねられたのか解らないです。魔女に対する断頭って、聞きませんよね。だから記憶の混乱や錯覚なのかも知れません。思い込み? そもそも過去生の記憶自体、証明すること出来ませんけどね)

やはり、それまで「人々の役に立てている」という自負が崩れてしまったことでしょうか。それはプライドの問題でなく、信頼していた人、気心知れた隣人、友と思っていた人に、裏切られたことへの不信感と哀しみ。

それまで私を慕い、感謝の言葉を口々に言っていた人々が、楽しく笑いあい、共に力を合わせ生き、助け合い助けられ、頼ったり、頼ってきた人々が・・・家族のように親しくしていた人が、氷のように冷たい目で私を見下ろし、誰も助けてくれなかったこと。まるで汚いものでも、悍ましいものでも見るかのように。

公開処刑の時でさえ、遠巻きに、まるで娯楽を見るような…他人事の好奇心の目で眺めてて、役人に引っ立てられる私に怒号を浴びせて、野次って罵倒する人も。

何がって、そういうのが一番堪えますよね。
信じられないというか、傷つく以前に心が折れるわけです。

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何もしていない冤罪だとか、そんなことでは無く。助けてもらえず、見殺しにされたということでも無く。人間の二枚舌、恩人と呼んでいた人を平気で罵倒する。その家族やその人自身の命を助けたものをも、お金がないなら、いいですよって、無償で尽くしてきたことに対しても、こんな非道な仇で返すのが、現実なんだって、骨身に染みて思い知らされた絶望感。これが人間というものの正体なんだって、気づかされたこと。

このときの死のトラウマとかあれやこれや。
数年前に取り組んだから、克服出来ていると思ってました。

けれど、第五チャクラをリーディングしたとき、「悪魔の子」と私を罵る言葉が聞こえてきました。過去の人生で、サイキカルな一面を見せてしまったり、そのような仕事をしたときに、心無い人や誤解する人、または恐れから攻撃してくる人々から、投げつけられた誹謗中傷、迫害されたときに罵倒された、たくさんの罵りの言葉の数々がリフレインして。

そして、やがてリーディングを進めると、この人生の出来事が、まざまざと色鮮やかに脳裏に蘇ってきました。これまではぼんやりと、でしたけれど。

「ああ、そうだな。何に私が一番ショックを受けたかというと、助けようとしてもらえなかったことじゃない。私がしてもいないことを、さもしたように言われたことや、それよりもショックだったのは、その時には『ありがとうありがとう』って、私の処方や施療したことに対して、何度も何度も頭を下げて、感謝の気持ちを伝えてくれたのに、その時のことを『あれは悪魔の仕業でした』とか、『本当はイヤだったけど、逆らうと殺されるかと思って、治療を受け入れた』などと、そんな風に言われてしまったこと。

それがもっとも悲しく、奈落に突き落とされた原因だったんですね。

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私の弁護をしないのは・・・助けようとしなかったのは、その人たちも仲間と見なされて殺されてしまうかも知れないのだから、それは納得できるし、そこに恨みなんか感じません。仕方ないって思う。見捨てられたとも裏切られたとも思わない。その人だけでなくて、家族に類が及ぶ危険性を考えれば、沈黙を守るのは当然のこと。

けれど、そうではなくて、その時には感謝していると言ってたのに、本当は屈辱的な行為だった、治療なんか受けたくなかった、アドバイスなんか役に立たなかったし、かえって相談したことで最悪な結果になったとか・・・

そう告発されてしまったこと。

今の人生でも、親切心を利用されたり、恩を仇で返されたことって何度もあるけど(笑) お人好しだなって、友達にもあきれられるくらい、バカを見ることばかりだったけど、どうもそれは過去生からのよう。

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まあ、それはそれとして・・・

私がこの仕事をすることが苦しかったり、辛かったり、限りなく後ろ向きなのは・・・サイキックな資質に嫌悪感があるのは、それを人々の都合のいいように利用されてきた過去があるから。

皆そう。異能な資質や個性を持つもののことを、時に持ち上げて、煽てて、凄い人のように扱いながらも、都合が悪くなると、何もかもこっちのせいにして、悪魔だのバケモノだのなんだの、人間離れしたものに仕立てて迫害して…そして、へいこらしてきたとしても、自分たちにとって耳障りなことを言うと、怒って悪口言って、命を奪ったり、攻撃して排斥する。

だから、

「自分勝手な人々のために、どうして私が、あなたたちのためにになることをしなくちゃいけないの? どうせ神託をしたって、情報を伝えたって、病気を治したって、その結果が気に入らなければ、なんだかんだ文句つけて、上手く行かないことは全部こっちのせいにするくせに!」

そういう怒りがあって、イヤだったんですね。

身勝手で自己中で、平気でウソを付き、他人を利用し、人を騙しては裏切り、見殺しにするような人々のために、どうして私が何かしてあげなくちゃいけないの? 彼らのためになることを、神託だのメッセージを伝えなくちゃいけないの?? こんな人たちのために・・・!! 冗談じゃない!!

・・・って、強い憤りと反発心が。

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前半の記事にも書いた想いとは裏腹に、これがあるから、ブレーキというかストップがかかっていました。常に迷いと抵抗があって、逃げたい気持ちが常にあって、正面から取り組めなかったんですね。自分のそのような資質や特性を使うのも怖かった。

色んな人に、
「封印そろそろ解こうよ。自分で使えなくしているよ」
「なんで霊能力使わないの? だからダメなんじゃん」

って言われるばかりですが、そのようなつもりは無くても、心に鍵をかけて、閉じ籠ってしまう。イヤだ、イヤだって抵抗している自分がいます。

普通の人になりたくて、人間修行と社会勉強と言い訳しながら、普通の平凡な人生に軌道修正するべく、派遣社員や他の仕事に逃げて。

でも、いつまでも逃げていられないですよね。
もう半世紀生きてるし。そんなに悠長に構えてもいられないわけですから。

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 「あなたも彼らを見たでしょう!?
  ついさっきエドをとりかこんだ彼らのエゴを!!
  いったいなぜ・・・・・・・・・・
  私が彼らのために何かをしなければならないの!?
  何百年何千年たっても変わらないわ! 
  みんな誰かが自分を救ってくれるのを待っている

  自分からは何の行動もおこさず!
  人に期待して!
  裏切られたといっては人を責めて!
  彼らはいつも片足を残してグルグル回ってるだけなのよ!
  もう・・・・・・うんざりだわ!」

 「では・・・・・・なぜ
  君はさっきあの婦人を歩かせたんだい?
  長い間止めていた
  自分のヒーリングパワーを使って」

 「・・・・・・ 私は何もしてないわ・・・
  彼女はもう決心して・・・・・・・・・・
  その準備ができていたのよ
  それがなかったら
  誰にも何もできないわ
  私はただ彼女の決心をサポートしただけ」

 「そうだね
  決めるのはいつでも自分自身だ・・・・」

              by有吉京子「救世主入門」

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まだまだトンネルの中で、夜明けは見えないけれど、

それでもやっぱり、いつかサイコメトラーになって、犯罪を未然に防いだり、犯人逮捕に協力したり、犯罪被害者の方の遺体を探し当てられることが出来るようになれたら、と切に願う気持ちはあるし、捨てられない目標ですね。なれるかどうか解らないけど。トレーニングはしようと思います。

また、自分にとって得意なこと…リーディングにおいて、他人の過去生を知るたびに、多くの人の中に死のトラウマがあり、中には犯罪被害の傷もあって…私自身がそうであったように、その覚えていない無意識の後遺症、PTSD的な悪夢に苦しめられている人は、決して少なくないわけで。

恐怖と絶望を伴う「死」を経験したもののショックとトラウマは、その「死の棘」は…生まれ変わっても、なかなか抜けないわけです。簡単に癒えるものではありません。剥き出しになった傷口は、いつまでもその人を苦しめます。例え今生にて、安全かつ平穏無事な毎日を過ごせていても。いくらお金をかけて、丁寧に供養してもらっても、こればかりは…転生しても悪夢が追いかけてくることは多いわけです。

心や精神はもちろん、ダメージは新しい肉体まで蝕んで。その傷を少しでも軽く、今生でちょっとでも癒せるように… 気休め程度のことでも、何かほんの少しのことであっても出来ることはあるのだと…その技術を知っているわけですし、持っているのですから、同じ経験をしたものとして、どうしてこれをしないではいられようか、ともやはり思いますしね。

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また、二度と同じ思いをする人たちを作ってはならないとも、それが犯罪被害であろうと加害者の身内になってしまった人でも、同じ苦しみを抱える人々を少しでも減らせるのであれば、(いやさあんな思いは誰にもさせたくないと、誰にもして欲しくないと思う)
犯罪者の過去生を持つ人が再び悪の道へと走らないように、その人の魂の更正をサポートして、霊的成長をしてもらえるように、そのために自分の人生の時間を使っていきたいと、ただ思うわけです。

それはとても苦しいし、葛藤のあることですけれども。
(加害者への憎悪と激しい怒りを克服しなければならない)

でも本当に、あんな思いをする人を二度と作りたくない。
あんな地獄は誰にも味わって欲しくないです。

赦すことは、今生の私の課題で、復讐心に燃えた年月、何回も転生してもなお、消えぬ傷を引きずって生き、傷と怒りがあることから、引き寄せの法則で、似たような悲劇を自らに繰り返し、そのことで苦しみ続けた幾度もの人生を思えば、

何度人に裏切られようと、欺かれ利用されようと、
絶望の淵に叩きつけられようとも・・・

人間という生きものの弱さに翻弄されて、がっかりさせられても・・・

負のサイクルを終わらせることに尽力し、
過去の傷に苦しむ人をサポートすることからはやはり離れられない。

出来ないことはたくさんあるし、力不足で、役不足で、人としてもまだまだで、自らの問題もたくさん抱えつつ、この"シャーマンの受難"をどう乗り切るか、いつ乗り越えられるかもわかってはいないけれども・・・

そして、まだまだ闇の中。

でも、この旅の意味は、
「それでも私は人生にYesという」「それでも私はこの仕事をする」
って、そう行き着かせるための、そのために用意された苦悩の時期で、生みの苦しみなんだって、それだけは理解していたりするのです。

「それでも私は人を信じるし、愛しく思ってる」

そう心から言えるようになるのは、一体いつの日なんでしようかね。

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