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Lionel Richie - All Night Long (All Night) / オール・ナイト・ロング - 1983

ライオネル・リッチーと言うと、思い出すのがライオネル・リチ男。

はい、「みなおか」のマイケルパロディでのお約束キャラですねっっ

いやさ、そっちでは無くて… コメディアンでは無く(いや、誰もそう思ってないから)。ちゃんとしたシンガーです。元コモドアーズのボーカルとして、実績もちゃんとありますですよ。うん。でも、私の中ではライオネル・リッチー=リチオでしか無いけどww

Commodores「Machine gun」1974

はい、ソウルトレイン全盛期にコモドアーズのボーカル兼サックス&ピアノを担当。ファンキーで、ソウルフルなナンバーが魅力的なグループでした。

モータウンと契約してヒットを飛ばすものの、徐々にファンク色が薄まって、ポップミュージック寄りになりましたかね。

ちなみにライオネルは黒人でありながら、その声質や歌唱法、ヴォーカルスタイルから白いヴォーカル、白すぎるヴォーカルと言われました。白いヴォーカルって何よ?って話ですが、アフリカ系黒人らしくない白人ぽい歌い方ってことです。その区別つーか違いは、よっぽどのブラックミュージック通か、英語に堪能な人でないと解らないと思いますが(特に日本人には)。

「You Are」1982

他に白いヴォーカルと言われるシンガーは、ホイットニー・ヒューストンなんかがあげられますかねー

Whitney Houston - National Anthem

ようするに、黒人の歌い方、咽喉の使い方って、聞いただけでブラックだって解るものが多いのですが、聞いただけではブラックたと解らない歌い方って感じかなあ。

コモドアーズの結成は1967年で、ライオネル含めメンバーはほとんど大学生。卒業後大学院に進むも音楽活動も並行し、1971年よりジャクソン5のオープニングアクトを務めます。多分、マイケルとの交流はこの頃からだったんでしょうね。

Kenny Rogers「Lady」1980

こちらライオネルが作曲して、ケニー・ロジャースに提供した曲。全米一位となりました。彼はシンガーで、演奏者であると同時に作詞作曲編曲も行う、シンガーソングライターでプロデューサーでもあります。

そしてライオネル・リッチーは、徐々にソロ活動がメインとなり、1982年にはコモドアーズを脱退することに。

で、1983年に出したアルバムが、全世界でトータルセールス2000万枚超えるという超ウルトラミリオンヒット。

with  Diana Ros「Endless Love」1981

脱退前に、同じモータウン所属のダイアナ・ロスとのデュエット曲である映画「エンドレス・ラブ」の主題歌を歌って、アカデミー主題歌賞にノミネートされました。

この歌をクリスタル・ケイちゃんと何故かデュエットしている動画があったりして。

with Crystal Kay

公式にはこの方とのデュエットもアップされてたり。

ft. Shania Twain

「Truly」1982

ソロになっての最初のアルバムからのヒット曲。全米一位になり、グラミー賞の最優秀男性ポップ・ボーカル・パフォーマンス賞を受賞しました。

「My Love」1982

「Hello / ハロー(心の扉)」1984

この曲も良い唄で好きです。

U.S.A. For Africa「We Are the World」1985

バンドエイドの二番煎じではありましたが、これはこれで好きです。作詞はマイケルでしたが、ライオネルは作曲を担当しました。

プリンスは交通事故で参加できず、マドンナはスルーされてしまったUSA for アフリカ…

「Say You Say Me」1985

映画「ホワイトナイツ/白夜」の主題歌でしたが、映画見ましたけどね。ミハイル・バリシニコフが見たかったので。とっても暗くて重たい映画だったので…なんか、この曲は合わないーと思うのである。歌はいい歌なんだけどー この映画には違うよねって、ハイ。

映画予告「White Night / 白夜」1985

思えば、この頃が全盛期だったかなあ…その後はミュージシャンとしてではなく、子供に甘いダメ親として有名になってしまいました。

実子には残念ながら恵まれなかったので、養子にした娘ニコール・リッチーのスキャンダル的な金遣いの荒さ。あと、18年連れ添った妻との泥沼の離婚騒動と高額な慰謝料(25億円)。そっちのニュースばかりが騒がれることに。

「Jesus is love」at Michael Jackson's public memorial

コモドアーズ時代の曲ですが、マイケルの追悼式で歌われました。

で、ライオネルと言うと、私の場合やっぱ…

「All Night Long (All Night)」1983

この曲かなあ…ソウル色やファンキーさはないけど、ちょっとアフリカンテイストが含まれるライトで、ダンサフルなノリの良いナンバーで楽しい曲ですよね。
こうして考えると、音楽に白も黒も無くて、そのちょうど中間地点。いいところ取りがライオネルの音楽の良さかなって思ったりする。

黒人の英語ってクセのある人が多くて聞き取りにくかったりするけれど、ライオネルのはいい意味で聞き取りやすいんですよね。まあ、そこが白いヴォーカルと言われる所以なわけですが…

「Dancing On The Ceiling」1986

この曲の入ったアルバムから、しばらく表舞台から引っ込みました。

「Do It To Me」1992

「Just For You」2009

「Just Go」2009

2012年には盟友ケニー・ロジャースを始めとした。カントリーの大御所たちとデュエットした、コラボアルバムを出すなど徐々に盛り返していっているようです。

んでもって、最近ではアラブ諸国で人気が出て、中東の方でのライブ活動なども精力的に行っているみたい。

何にしても、まっいいことです♪


他blogに書いてあるものを、訂正・加筆・リンク修正の上、こちらに再度マガジンとしてまとめてUPしています。

「My Favorites〜音楽のある風景」
 2021/10/19 掲載記事より転載


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