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本当に健康に気をつけるならオーガニック食品を買うよりも、考えるべきことがある

健康のために、オーガニックの食品や野菜を買っている人はたくさんいると思います。

私もその一人で、特にオーガニックの食品スーパーに行くと、テンションが上がってついついいっぱい買ってしまいます。(オーガニックチョコとか気づいたらレジに持って行っているのだけど、この現象は何!?)

私は、忘れもしない新入社員のころ、あまりの忙しさに毎日コンビニの弁当や菓子パンを食べていたら湿疹が脚全体にできてしまいました。今では笑える話ですが当時はそれどころじゃなく、もうただただ薬を塗って耐えるしかありませんでした。この経験がきっかけで、自分が食べるものに関して、気をつけ始めるようになりました。そして自分なりの食のこだわりもでてきたんです。

こんな風に....。

野菜ならなるべく無農薬や有機栽培のものを食べたいし、卵はケージフリーで有精卵のものを、調味料だって本物のちゃんとしたものを使いたい....(だって健康が大事なんだもん!)

こんなそんなで、自分の身体には極力良いものを取り入れたく、ファーマーズマーケットへ行って野菜やお米を調達したり、オーガニック食品店で調味料を買ったりしています。

しかし、今日衝撃的なことに気づきました。

オーガニック食品うんぬんの前に、もっと考えなければいけないことがあった、ということに....。

みなさんは何だと思いますか?

そのキーワードは、、、

プラスチック

です!!!!!!


それは、私がたまたまプラスチック問題について調べていたときのことです。インターネットの記事に、こんな内容が載っていました。(まとめてみました)

私たちの捨てたプラスチックゴミが世界の海で漂っていることが問題となっている。これらのプラスチックは、海水や紫外線で細かくなり、マイクロプラスチックになる。この大きさは動物性プランクトンくらいなので、海に住んでいる魚たちや海鳥たちが誤って食べてしまい、実際に海鳥の異から大量のマイクロプラスチックの粒が見つかったりしている。そしてこれは私たちの口にも入っているのである。世界中の食卓塩39ブランドのうちの9割からマイクロプラスチックが検出。また、ヨーロッパ、ロシア、日本など8カ国の人の便からもマイクロプラスチックが検出された。プラスチック自体は便で排泄されてしまうが、そこに含まれる有害化学物質は私たちの脂肪にたまる可能性がある。(実際に海鳥ではそのようなことが起きている)

衝撃的でした。だって、自分たちが出したプラスチックゴミが巡り巡って自分の身体に入っているかもしれないんです!しかも、ここでいうプラスチックゴミは何もペットボトルとかスーパーの袋とかだけではないのです。

化学繊維の衣類、洗顔剤、化粧品、マイクロビーズ、よごれ落としスポンジなど.....

こういったものも、細かい粒子が下水や排水に流れ込み、水より軽いため最終的には海へ流れ出てしまうらしいのです。

さらにプラスチックは、やわらかくしたり燃えないようにしたりするための薬剤、添加物が入っています。それらはマイクロサイズになっても消えたりはしないそうです。

これらを私たちは知らず知らずのうちに食べてしまっているかもしれない、と思うといい気分はしません。無農薬野菜やオーガニックのお米にこだわるのもいいけど、その前にもっと考えることがあるのではないかと思うのです。

私たちは、自分が出している“ゴミ”について、もっと関心を向けるべきなのでは?

日本のプラスチック廃棄物は年間950万トンと言われています。そのうち半分は焼却炉で燃やしていますが、その焼却炉の建設費はかなりの高額です。数十万人の市の焼却炉に100億円かかり、しかもその寿命はたったの30年なのだそうです。さらに言うなら燃やすために使うエネルギーは化石燃料です。

ここまでくると、私たちはなぜここまでしてプラスチックを使わないと生きていけないのか、と考えてしまいます。

お金をかけて、自然環境にダメージを与えながらプラスチック製品が作られ、でもそれらはそのうちまたゴミとして捨てられ、それを燃やすためにまたお金をかけ、自然破壊をしている。しかも燃やされなかったものは海へ流れてしまっている。

完全に悪循環です。カルマという言葉がありますが、本当に、自分が出したゴミはまた自分に戻ってくる、ということなのでしょう。

無農薬のヘルシーなものを身体に取り入れるのもいいけれど、その前に、自分がいかに無意識にプラスチック用品を安易に使ってしまいゴミにしてしまっているのか、マイクロプラスチックを作ってしまっているのか、そこを意識したいと思います。オーガニック食品をせっせと買っていても、マイクロビーズ入りの洗顔料をガンガン使っていたら元も個もないのです。

なぜなら、いくらヘルシーな食生活をしていても、自分が環境を汚染していたらそのツケは後で巡ってくるからです。




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