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2020/3/21開催 TFFAC非公式大会「WITH A WILL」総括

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本戦動画

大会結果

優勝:きざみネギ
準優勝:Hal
ベスト4:たけし(当日予選)、つむぎ

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優勝のきざみネギ選手には、こちらのトロフィーを贈呈いたしました。

当日予選総括

主催陣営二人を含む参加者9名にて開催。

・0回戦(基本の譜面)
●しぶっち(9797089) ― R-0109(9960616)〇
楽曲は「Awakening/FF11」
オープニングマッチ的に急遽決定した主催陣営による基本譜面対決。
先攻、WILL店長であるしぶっち選手がGreat1ながらも980弱をマークしたものの、基本・熟練をすべてフルクリティカルで埋めている主催がフルクリティカル+自己ベストを樹立、勝ちぬけを飾った。

・1回戦ー1試合目
〇R-0109(9918398) ー ぷりめーら(9698349)●
楽曲は「善王モグル・モグXII世/FF14」
主催はこの曲のフルクリティカルを取るのに相当苦心した記憶があり、苦い思いをかみしめながらも挑戦、なんとか0回戦に続きフルクリティカル+自己ベストとなった。
対するは前日、この日のために熟練譜面を練習していたぷりめーら選手。しかし、熟練譜面でもなかなか癖がある上に長いという曲の中でも善戦し、970弱を樹立した。

・1回戦ー2試合目
●まんまる(9959944) - たけし(9979281)〇
楽曲は「飛空艇ヒルダガルデ/FF9」
個人的には当日予選のベストバウトと呼ぶにふさわしい一戦。
当楽曲の熟練譜面は未プレイというまんまる選手が初見でフルクリティカル+金5の高スコアを樹立、熟練譜面などで理論値も取得している安定感を発揮させた。
そして、この時のまんまる選手のスコアが後攻のたけし選手の自己ベストという展開に。自己ベストを更新すれば勝利、という巨大なプレッシャーの中、一つGreatを出してしまいながらも、金1、Great1というほぼ理論値に近いスコアを樹立し、勝利を収めた。

・1回戦ー3試合目
〇rain(9903034) - しゅあちゃむ(9506266)●
楽曲は「踏みしめる大地/FF零」
FF零式ファンでもあるrain選手が、初見ながらも安定感のあるプレイでフルクリティカルを樹立。また、rain選手のカスタマイズである「カラータイプG」に会場がどよめくシーンも見受けられた。
対するしゅあちゃむ選手は、普段は超絶譜面を専門とするクリアラーということもあり、普段全く触らないという熟練譜面の前に撃沈。下位譜面といえど、高スコアを出すことの難しさを証明する形となった。

・1回戦ー4試合目
●logger(9712311) - test(9964824)〇
楽曲は「悠久の風 - DFF arrange - from FINAL FANTASY3/DFF」
先攻のlogger選手が熟練譜面屈指の難易度を誇る譜面をランダムで引いてしまう。会場でも思わずどよめきの声が上がった。
全体的にリズム難、熟練にしては複雑なノーツ配置など、難所だらけの楽曲に苦戦しながらもGreat5、Good1という好成績でのフルチェインを達成。
大して、最近はペアスタイル超絶譜面しか触っておらず、シングル譜面を遊んでいなかったというtest選手。数日間にてシングル譜面の感触を取り戻したのか、かつての理論値チャレンジ以来の熟練譜面の中、初見金4の好スコアを樹立した。

・2回戦ー1試合目
●R-0109(9641554) ー たけし(9771568)〇
楽曲は「戦ー白の兵器ー/FF零」
主催がフルクリティカルを取る際にもかなり苦労した覚えのある譜面であり、ランダムで出てきた際に苦渋の表情を浮かべていた。
その予感が当たってしまったのか、259ノーツ目にてまさかのミスをしてしまう。後半の精度で取り戻そうとするも、点数は思うように伸びなかった。
後攻のたけし選手も、306ノーツ目の連打からのホールドの個所で切ってしまうものの、全体的に高精度にこなし、Great1、Good1に収め、見事勝利となった。

・2回戦ー2試合目
〇rain(9842553) - test(9813883)●
楽曲は「萌道/FFX」
全体的にゆったりとしたFMS楽曲ながらも、先攻のrain選手がGreat5の好スコアをマーク。
ノーツ数もそこまで多くないため、ワンミスが命取りとなりうる状況にて、後攻のtest選手が190ノーツ目にて痛恨のスライドミスをしてしまう。
結果として、このスライドミスより生まれた差が明暗を分けることとなってしまった。しかし、ミスの個所以外はほとんど虹クリティカルを取っており、金5グレ無しという精度の高さは、さすがといったところだろう。

・決勝
●rain(9571140) - たけし(9736983)〇
楽曲は「死闘/FF6」
全体的にタッチを叩かされる、絶妙に忙しい譜面での対決となった。折り返しに差し掛かった後のタッチ・右スライドの交互地帯にてrain選手は多くのgreatを出してしまい、これがリザルトにも響く形となってしまった。
後攻のたけし選手は、楽曲判明時にガッツポーズをしていたこともあり、全体的に安定感のあるプレイを披露、Great12の好成績を収め、見事当日予選通過を決めた。

本戦総括

・開始前
きざみネギ選手はたけし選手を、ゆーとぴあ選手は前々から決めていたひむろ選手を指名、つむぎ選手はHal選手を指名、残ったジュリアン選手・アルやん選手がそれぞれペアとなった。
また、当日予選の不足試合分の禁止楽曲をオンライン予選通過者に選定して頂いた。禁止された楽曲は
「遊園施設/SQEX」
「哀しい怪物/FFCC」
「世界変革の時/SQEX」
「最後の死闘/FF9」
「バトル1/FF3」
「ビッグブリッヂの死闘 -シアトリズムFF MENU Arrange- from FFV/TFF」
「妖星乱舞/FF6」
となった。

・1回戦ー1試合目
●ジュリアン・アルやん - きざみネギ・たけし〇
(27694784)        (28892399)
楽曲は
「熟練:ファイナルファンタジーIV メインテーマ/FF4」
「究極:過重圧殺! ~蛮神タイタン討滅戦~/FF14」※ジュリアン・アルやんペア指定
「超絶:最後の死闘/FF3」※きざみネギ・たけしペア指定
普段プレイする機会のないペアスタイル譜面での対決となった1回戦。
先攻のジュリアン・アルやんペアは、全体的に高い精度を出しながらも、不慣れな部分が出てしまっていた部分が多くみられ、特に超絶譜面の最後の死闘では、いやらしい連打の割り振りに大苦戦。点数をいまいち伸ばすことができなかった。
後攻のきざみネギ・たけしペアは当日予選から見せていた精度の高さを発揮。熟練譜面を金3というハイスコアで抜け、さらに「事前のアドバイスがあった」ということで、たけし選手も超絶譜面の難関部分(連打の始動が左右で入れ替わる地点)をクリア、各曲ともに好スコアを出した。

・1回戦ー2試合目
●ゆーとぴあ・ひむろ - つむぎ・Hal〇
(28430185)        (29267574)
「熟練:最後の闘い/FF4」※つむぎ・Halペア指定
「究極:アクロス・ザ・ディバイド/FFCC」
「超絶:Battle #5/SQEX」※ゆーとぴあ・ひむろペア指定
前日までの追い込みで指を負傷してしまったひむろ選手のプレイが心配されていたが、実際のプレイとしては初見ながらも安定したプレイを発揮し、特に超絶譜面のBattle #5では、連打地帯に苦しみながらも、拾えるところをしっかりと高精度を記録し、点数を伸ばした。
後攻のつむぎ・Halペアは、下馬評通りの高精度を発揮。熟練、究極共にフルクリティカルかつ990万より上のスコアを樹立。多大にアドバンテージを得たうえでの超絶譜面だったこともあり、リラックスしていたのだろうか、難所とも呼べる4連打交互などを驚くほどの精度で攻略、あわやつむぎ選手の自己ベストに迫らんとしたスコアを記録。事故らせるつもりで選曲したゆーとぴあ・ひむろペアが、逆に散っていくこととなった。

・準決勝ー1試合目
〇きざみネギ(29815717) - たけし(29421675)●
「熟練:シーモアバトル -シアトリズムFFAC Arrange- from FFX/TFF」
「究極:飛空艇/FF5」※たけし選手指定
「超絶:閃光/FF13」※きざみネギ選手指定
全体的に安定感のあるプレイを発揮し、超絶では最後の1ノーツを落としてしまうミスがあった中、3曲全て990↑で打ち上げてきたきざみネギ選手。前回の音楽祭から約2年、その腕に衰えを感じさせないプレイで会場を沸かせた。
対するたけし選手も、プレッシャーの中挑戦した3曲は高水準のスコアをマークしており、特に究極譜面で唯一理論値を出しているという理由で選出したFF5 飛空艇も、最後の最後まで理論値に差し掛からん勢いでプレイを披露、大健闘の形となった。

・準決勝ー2試合目
〇Hal(29458264) - つむぎ(28415855)●
「熟練:龍の尾 ~神龍討滅戦~/FF14」※つむぎ選手指定
「究極:怪物の輪舞~ロンド~/FFCC」
「超絶:バトル3/FFUSA」※Hal選手指定
1回戦で驚異の精度を見せつけた両者の対決となった。熟練、究極のスコア差は4万点とほとんど存在せず、僅差でHal選手が上回っている中での超絶譜面勝負に。
フルチェイン未了ながらも数々のハイスコアを樹立しているHal選手は962万の高スコアをマーク、対するつむぎ選手も、苦手とする超絶譜面にて862万の健闘を収める形となった。

・決勝
●Hal(26174507) - きざみネギ(29161967)〇
「基本:Selbina/FF11」
「究極:マトーヤの洞窟 -シアトリズムFFAC Arrange- from FF/TFF」
「超絶:ビッグブリッヂの死闘 -シアトリズムFFAC Arrange- from FFV/TFF」
Hal選手の基本譜面理論値から始まった決勝戦、会場のボルテージは最高潮に達していた。続くマトーヤアレンジ究極譜面でも抜群の精度で996万の好スコアをマーク、基本・究極共に自己ベストを更新した。しかし立ちはだかるのはシアトリズムAC最高難易度を誇るビッグブリッヂアレンジ。あまりのノーツの多さに途中腕の休憩をはさみながらも完走し、苦しみながらも621万点を取得。
対するきざみネギ選手は、勝つためにこの曲を選曲。基本譜面、究極譜面でHal選手のスコアを下回る中、公式の課題曲ランキングでも見せたハイスコアの片鱗を披露、926万点と高水準のスコアを樹立し、見事優勝を飾った。

・エキシビジョン
Hal(9681321) - きざみネギ(9266926)
「超絶:ロックのテーマ -シアトリズムFFAC Arrange- from FFVI/TFF」
「もし超絶譜面の選択権がきざみネギ選手になかったら」というコンセプトで1戦だけお願いしたエキシビジョンマッチ。些細なミスはあれど、全体的に高精度で切り抜けたHal選手がまたもや自己ベストをマーク。
対するきざみネギ選手は、本戦ですべてを出し尽くしたのか、細かいミスが多く目立ち、あまりスコアを伸ばすことができなかった。
「もしじゃんけんで勝っていたら」「もし究極譜面でビッグブリッヂアレンジを指定していたら」など、可能性を感じるエキシビジョンとなったため、次回以降に期待がかかるところである。

まとめ

世間の情勢が芳しくない中、多数の参加者にご参加いただき、改めてお礼を申し上げます。
特に、当日予選に参加してくださった方々の中には「せっかくなので記念に」という方もいらっしゃいました、重ねてお礼を申し上げます。
2年ぶりの「大会」というくくりの中、高水準のプレイが飛び出す当日の光景は、やはり良いものでした。
第一回というのもあり、どう転ぶかわからない状況で今回の結果となったこと、とてもうれしく思います。

同時に課題も残る大会でした。
告知面もさることながら、「大会」という形式に難色を示すプレイヤーがシアトリズマーには多く、それを覆せるだけの魅力を出せなかったのは、反省点であると思っています。
もし次回以降があるのだとすれば
・今回は見学だった方々や、本戦参加を見送った方々が、本戦参加を考えるに至れるように
・「とりあえず出てみよう」と、ハードルとなりうる要素を撤廃しつつ、かつ「大会」としてしのぎを削りあえるように
・「大会」の面白さを、できるだけ多くのプレイヤーに楽しんでいただけるよう
次回以降があれば注力して行きたいと思っております。

最後となりましたが、本大会におきまして会場であるゲームセンターWILLの店長・しぶっちさんをはじめ、素敵な大会イラストをご用意して頂いた草原さん、大会ルールを選定する上において相談に応じてくれたHYdr0さん、SUNさん、つむぎさん、アグレスさん、えろびでおさん、testさんに深くお礼を申し上げたいと思います、本当にありがとうございました。

それでは、いつかのWITH A WILL #2でお会いしましょう

WITH A WILL主催 R-0109

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