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染色用に国産かせ糸くらべ

染めやすさでいつもfingeringほどの生地糸を選んでいます。
今までソックヤーンは海外産が主流で、
しかし日本だって紡績技術はすばらしいものがあると思っていたので
何年も前からネットで探していましたが
なかなか同じようなものは見つけられませんでした。

先日、ハマナカさんから今年出たかせ糸とITORICOTさんで見つけたかせ糸を購入してみました。

まずはITORICOTさんの糸から。
ウール85%、ナイロン15%  4/16番手。
工業用糸ということで普通手編みに使う手芸糸とは性質が異なります。
最初に糸についている溶剤や油分を落とすのにお湯と洗剤で洗ってみると
結構お湯が濁りました。

40度のお湯に中性洗剤

そして乾燥してみると洗う前後差の大きいこと!
色が白くなってすごく膨らんだ感じです。
その分長さも短くなっているのかな。

洗う前後


同じ入れ物で染めた後の差。色の発色、入り方、太さとも違う。

そして染めた後の色も違うし、スペツクル(つぶ)はほとんど見えなくなりました。
結局、工業用糸は中細から合太以上に膨らみました。
(編んでから洗う場合スワッチ絶対必要。)

次にハマナカさんの「手染めが楽しくなる糸」
ウール100%素材です。
こちらは下処理済ということで、染めて洗うと少し膨らみが出ましたが太さはあまり変化がない感じになりました。

ウール100%のためかモチモチ感があります。
手染めを始めてみたいという方には染料とのセットもあるようなのでお手軽に試せそうです。
海外製ソックヤーンとの違いはサラサラ感があまりないことでしょうか。
ナイロンが入っているかどうかの差かもしれません。

もう一つ、国産もの。
以前染めてみたダルマさんのソックヤーン
よりがはっきりしているタイプの生地糸でした。

ダルマ ソックヤーン

いろいろ探して試してみるのも楽しみです。
(染料はLandscapesを使用)

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