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バタフライエフェクト

ルース・ベイダー・ギンズバーグという女性をご存知でしょうか?

アメリカ合衆国の法律家。1993年にビル・クリントン大統領に指名されてから死去するまで27年間にわたって連邦最高裁判事(陪席判事)の座にあり[1]、特に性差別の撤廃などを求めるリベラル派判事の代表的存在としてアメリカで大きな影響力を持った[2]。

Wikipedia より引用

2020年に亡くなりましたが、半生を題材にした子供向けの絵本が出版されたり関連グッズの販売、人気バラエティ番組でコメディアンがパロディを披露するなど、アメリカでは大人気。
アメリカでは「ポップカルチャーのの新しい象徴」と言われるほどだそうです。

私も存在を知ってから「かっこいいな」と思い、関連本や映画を観るようになりました。

映画
ビリーブ 未来への大逆転 こちらは若き日を描いた伝記映画(役者さんが演じてます)
RBG 最強の85才 こちらはドキュメンタリー(ご本人が出演)
書籍
ルース・ベイダー・ギンズバーグ: 信念は社会を変えた!
ルース・B・ギンズバーグ名言集: 新しい時、新しい日がやってくる

このほかにもいっぱいあります。
先日、NHKの「映像の世紀バタフライエフェクト」で「RBG 最強と呼ばれた女性判事 女性たち 百年のリレー」が放送されました。

そこには、ギンズバーグ氏の活動につながるたくさんの女性の”信念のバトン”が描かれていました。

イギリスで参政権を求め命懸けで抗議をした(国王の馬の前に立って抗議し、命を落とした)エミリー・デイヴィソン。

世界一周を目指した女性パイロットのアメリア・イアハート。
ギンズバーグ氏は、イアハートの物語に影響を受けていたそうです。

そして史上初のアメリカ女性大統領を目指したヒラリー・クリントン。
ギンズバーグ氏の存在は彼女にも多大な影響を与えていたとのこと。(ギンズバーグ氏を最高裁判事に任命したのは、夫で当時の大統領のビル・クリントン)

女性の権利として最後に残る「ガラスの天井」は、アメリカでもまだ分厚く存在するけれど、「誰かがいつか、私たちが思っているよりも早く」壊せされる、とヒラリー氏は語っていました。

私たちのNPO法人日本プール利用推進協会の活動の結果も、もちろんなるべく早く起こってほしい変化がたくさんあります。
だけど目に見える大きな変化は、最初は小さな「蝶の羽ばたき」から始まるものだと思います。

100年前から起こってきた変化を100年後へも続けるためにバトンを繋ぎ続けることが、もしかしたらこのNPO法人でやるべきことの意味や理由だったりするのかも知れない、と思ったとある夜でした。


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