見出し画像

ポケモン推しBGMを語ってみる〜戦闘BGM編①〜

こんにちは。りりと申します。ポケモンが大好きです。冗談抜きでポケモンと共に育ってきました。大学2年になった今も、BWの言えるかなをフル歌唱できます。
雑談はこの辺にして。

みなさんはポケモンをプレイする際、音を出していますでしょうか。ハードがSwitchに移行し、テレビでポケモンをプレイする方も増えてきたことと思います。
逆に3DS以前のハードでプレイしていた方は、(親にバレずにコソコソやっていた方も含め)音を出さずにプレイしていた方も多いのではないでしょうか。

私は割と音を出してプレイするのが好きでした。BGMを聴きながらだと、街並みやシーンに臨場感が出る。音の感触と視覚が結びついて、そのマップ、ないしはシナリオ特有の色を感じられるようになる。そんな体験ができるのが、とても好きでした。

今回は私がこれまでプレイしてきたポケモンのBGMの中から、好きな戦闘BGMについて書いていこうと思います。

ポケットモンスター プラチナ

私がはじめてプレイしたソフトです。当時幼稚園児とかだったので、タイプも分からないしレベル上げもしないしで…まともにプレイした記憶はありません。(笑)
なので1曲だけ、お気に入りを紹介します。

『戦闘!フロンティアブレーン(シンオウ)』

超アップテンポの良曲。ポケモンの曲は、チャイムの使い方が上手いなぁと思います。ある種厳かさの象徴とも言えるチャイムの音は、使い方を間違えればミスマッチになりかねません。ですが、チャイムをメインにせず、裏メロをしっかりめに叩かせることで華やかさの一員を担っているように感じます。

さらに、この曲はファイトエリアのフレーズをアレンジしたものが一番盛り上がるところで使われています。このフレーズ自体も前作である『ポケットモンスター エメラルド』のフロンティアブレーン戦BGMを彷彿とさせるものであり、特に諸作をプレイしていた人たちにとっては興奮極まりないものだったのではないかと思います。

ポケットモンスター ブラック2・ホワイト2

なんでいきなり2に飛んだかについては許してください。2だと無印のBGMも包含できて都合がいいので(笑)。
BWは私が小学生の時のソフトですね。ダントツで思い出深いです。この世代は本当に戦闘BGMが豊作でした。PWT(ポケモンワールドトーナメント)という施設のおかげで各地方のジムリーダーとかのアレンジBGMが出たり、『戦闘!N」のような歴史に残る曲が生まれたり。

ということでなかなか厳選するのに苦しんだのですが、ここはピックアップする気持ちで3曲選びました。よろしくお願いします。

『戦闘!四天王』

まずは無印と2の共通項から1曲。最初に聴いた時は子どもながらにシビれたのをよく覚えています。後ろのリズムの荒々しさは確かに戦闘BGMなのに、どこかそう感じさせない不思議さ、不気味さがある。

四天王という役職の位置付けは、かなり難しいものだと思っています。プレイヤーはチャンピオンを倒すことが1つの目的ですが、そういった中で四天王というのはいわゆる「前哨戦」という風に捉えられがちで、印象に残りづらいというものがあります。さらに、チャンピオンとは旅の途中で面識がありますが、四天王はそういうわけではない。人によっては、1回対戦するだけのトレーナーとほぼ同じ扱いなわけです。

そういう立ち位置をどうポジティブに楽曲に落とし込むか、その着地点が「不思議さ・不気味さ」なのではないかと思います。(もちろん、四天王の得意とするタイプがゴーストだったりエスパーだったりというのも関係しているのかもしれませんが。)

『戦闘!アクロマ』

お次はBW2から、プラズマ団という敵組織の幹部であるアクロマさんの曲です。この人は旅の途中で何回か接触するんですが、その時はただのトレーナーとして登場するので、BGMもモブトレーナーと同じものなんです。ところが敵のアジトに潜り込んだ時、初めて「プラズマ団のアクロマ」として対峙する。

BWにおいては、プラズマ団の重要人物との戦闘では、BGMの開始とともにカットインが入ります。相手の目線が切り抜かれて、後ろに電撃が走るみたいなやつ。

これです 本当にカッコいい

エフェクトの関係上、イントロから激しめのドラムやベースが流れるものがほとんどなのですが、この曲ではその両者がイントロに存在しないんです。「他のトレーナーとの違和感」「エフェクトとの不和」そういったものを生み出すのに、最大火力をイントロからぶっ放してくる。
このドロドロした感情、不安が確信に変わる瞬間、そんなニュアンスを完璧に表現したイントロが最高です。私は今でも出だしで泣けます。

アクロマさんはタブレットを片手に持ったメガネというしっかりめのデータキャラなので、ピコピコ音や小刻みなビートが多用されています。音数が多くなったり、と思えば不安になるくらい静かになったりと、曲中での緩急がかなりあるのもお気に入りポイントの1つです。

『PWT決勝戦!』

先述のPWTから1曲。各地方の猛者を倒して、あと一歩で優勝という緊張しつつも熱い一戦。そのステージを飾るのが、この曲です。

まるで胸の鼓動かのようなビートから一転、ブラスのハーモニーは華やかに、そして激しく鳴り響きます。
この曲の推しポイントは、曲の表情がコロコロ変わることです。各地方のジムリーダーやチャンピオンが対戦相手となるわけですから、全員にマッチする曲を作るのはそれだけで至難の業だと言えるでしょう。
その中で、曲全体を通して荒々しいベースとドラムやティンパニが響きながら、主旋律の音色で曲の表情を変えています。先述のブラス、シンセサイザー、あるいはグロッケン。長調も短調も入り混じるこの曲を作り上げているのは、まさに全楽器なのです。

最後に

思ったより長く書いてしまいました。本当はプレイした全シリーズの推し曲を書くつもりだったんですが… そうなるとどう考えても長くなっちゃいそうな気がします。

なので、予定変更です。XY以降はまたの機会に認めることにします!もし書いたらその時は読んでくださると嬉しいです。それではまた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?