私はビスキュイテリエ ブルトンヌのクッキーが大好きです。
大好きと言いながら、実はお店の名前は今日初めて知りました。
私は文字を読むことを怠ける癖があり、店の名前に限らず、
小説に出てくる登場人物の名前もなんとなく形で認識していて
同じ本を読んだ人と会話をするのに困ることがあります。
そのためこの世にGoogleが存在し、ビスキュイ〜が澁谷ヒカリエのB2にある限りはこの長いカタカナの並びを私が覚える日はこないでしょう。

私は普段、あまりお菓子を買わないですし、
頂き物の菓子折もほとんど人にあげてしまいます。
美味しいとわかっている場合、自分が食べるより共感してもらえる方が
私にとってはずっと美味しいからです。

そんな私がわざわざ自分にクッキーを買うなんて
相当なお気に入りなのです。

私は一番小さなアソートを買います。
内容に無駄がなく 一番お手頃に感じます。(※私の好みのお話です)

私がたくさんたくさん労働していた時代に、このアソートを見つけました。買うのはいつも決まって心に余裕がないけれど、今日はちょっとゆっくりできるかなというタイミング。

『新しいクッキーに挑戦して
もし好みのものではなかったら 心は崩れてしまう、
今日は無心で映画を観ながら紅茶とクッキーを只々一人で味わうんだ！
そんな時に確実なおいしさと幸せをくれるクッキーがあることは
なんて私を救ってくれるのであろう』

そんなことを思いながら食べていました。

最近は食べていないけれど、また嗜む時間を設けられたらと思います。

ありがとう
これからも
名前を覚えることはなかろう
安心安定のビスキュイ〜

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post card : 『スイスの伝説』より「パリの歩哨」by Felix Hoffman