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東日本大震災から学んだ大切なこと

みなさん、こんにちは!
メモ魔塾特進科、ヴィトゲンシュタインズのあいです。

東日本大震災から、今日で10年が経ちました。
今日という日に、10年前のことを振り返ってみようと思います。

2011年3月11日

私が働く職場は小さな子供から高齢の方までたくさんの人達が集まる場所で、この日もたくさんの人達がこの場所を訪れていました。

私はオープン前の準備を担当する日だったため、早朝から出勤をし、いつものように仕事をしていました。
そして、あの瞬間が訪れます。

14時46分

少し揺れを感じ、近くにいた方と『今、揺れましたね』と言葉を交わした直後、今までに体験したことがないとても大きな揺れに襲われました。

この揺れ方は尋常ではない・・・

私はすぐに、『頭を守ってしゃがんで下さい!』と周囲にいる人たちに伝え、自分自身も身を守りながら揺れが収まるのを待ちました。
揺れている間も周囲の人たちに声をかけ続け、同時に揺れが収まった後にするべきことを考えていました。

定期的に防災訓練を実施していたため、地震発生後にすべき対応は身についていました。
初期対応を終えた後は、何時間も不安な表情を浮かべる方達に声をかけ続けました。

余震も続く中、不安はもちろんありました。
しかし、ここにいる人たちの安全を守らなければ!という強い気持ちが、自分自身の不安に打ち勝ち、自然と体が動いていたのです。

帰路についたのは、日付が変わる頃でした。
もちろん公共交通機関は止まっていたため、徒歩で自宅に向かいました。

その時に見た光景は、今でも忘れられません。
マンホールが隆起し、道路はひび割れ、液状化をしているところもありました。
朝に見た光景とは、全く違う景色が広がっていたのです。

帰宅後はテレビで報道される地震の被害を見ては、目を背けられない現実に自分の無力さを感じていました。もうそこには、不安に打ち勝つことができる自分はいませんでした。

この地震により、しばらく私の職場は休業することとなりました。
再開の日を迎えた時の喜びは今でも覚えています。

当時、この仕事を続けていくかを悩んでいる時期でもありました。
しかし、当たり前だった日常が、当たり前ではなくなった時、自分自身にとってこの仕事がどれだけ大切なものだったのかをまざまざと突きつけられた気がしました。そして、私はこの仕事をしたいと心から思えたのでした。

10年経った今も、この仕事に誇りを持って続けています。

私はこの東日本大震災を通して、

①日頃の準備・備えがいかに大切か
 
日頃の準備をしておけば、
 いざという時に体は自然と動く。
②当たり前なことなどない
 
当たり前だと思っていることは、
 いとも簡単に消えてしまう。
 また今度!の今度は二度と来ない
 かもしれない。

ということを学びました。

後悔しない人生を歩めるよう、これからも1日1日を大切に過ごしていきたいと思います。

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