「大冒険」の沢歩き

 水曜は、八軒自然科学クラブの思い出話です。今回は、先週(R5.12.20)に続いてサマーキャンプについてです。
 サマーキャンプで行う最大の活動…それが沢歩きです。
 蘭越町の上里地区にあるペンケ目国内(メクンナイ)川を、砂防ダムまで1.5kmほど上っていくのが「沢歩き」です。当然、川の中を歩く事もあります。川底が深くなっている部分では、川に飛び込んで泳ぐ事に挑戦する事もあり、ずぶ濡れになる事も多いです。
 大きな石がごろごろしている沢を歩くのですから、大変ですし疲れます。そして、疲れ切ったところで登場するのが、「ラスボス」と言ってもよい砂防ダムです。
 高さ15mくらいの、まぁ、どこにでもある普通の砂防ダムなのですが、ダムの上から滝のように水が流れ落ちています。疲れた子供たちにとっては、何とも言えない格好良さがあるようで、「わぁ~」とか「うぉ~」などと叫ぶ子もいました。でも、この砂防ダムの横の急斜面を登り切らないと、帰り道の林道には出られません。それを聞くと、今度は「えぇ~」と悲鳴を上げる子がいました。
 実際、砂防ダムの横の急斜面を登り切るのは超大変です。地面は水を吸って泥状ですし、斜面は間違いなく45度以上あります。掴める物は雑草しかありません。あまりにも大変なので、八軒自然科学クラブでザイルを購入し、急斜面の上にある樹木に結びつけ、掴めるようにしたくらいです。
 この沢歩き…子供たちにとっては、ドラゴン■エストの勇者になって旅をしたくらいの「大冒険」に感じるようです。最終日の夜に感想発表をするのですが、半数前後が沢歩きの事を語っていました。

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