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「食べる」重視のサマーキャンプ

 水曜は、八軒自然科学クラブの思い出話を書いています。令和6年最初の思い出話は、令和5年末に続いてのサマーキャンプ話です。
 サマーキャンプには重要なイベントが幾つかある…と、令和5年末に書きました。
 しかし、それ以上に重要視されていた活動があります。それが、「食べる」事です。ある意味、サマーキャンプで最も重要なイベントは、毎日の炊事だったと言ってもよい程です。
 サマーキャンプの初日、荷物の整理などが終わると、割と早い時間帯に炊事の仕方が指導されます。ブロックや石を積んで竈を組む方法や、着火の仕方、火の維持の仕方、薪の準備の仕方…などなど、一通りの事は丁寧に指導します。
 そして、徐々に炊事の時間が始まります。
 「徐々に」と書いたのは、経験のある子たちは早めに準備を始めるからです。未経験の子たちは、何も知らずに遊んでいる事が多々ありました。
 ここで重要な事が一つ。それは、私たち指導員は「基本的に手伝わない」という事です。もちろん、命の危険やケガをしそうな時には声を掛けたり、手助けしたりします…が、それ程でもない時には様子を見ているだけです。
 ですから、未経験の子たちが遊んでいても、「炊事を始めなくてイイんですか?」などとは言いません。その子たちの炊事が遅くなり、ひもじい時間が長くなったとしても、「いい経験をしたね」で終わりです。
 では、指導員は何をするか…指導員は指導員の竈を組み、指導員が食べる分の食事を作ります。この辺りについては、また来週以降のnoteで書きますね。

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