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キノコ狩りで「ひたる」

 水曜は、もう解散してしまった八軒自然科学クラブについて書いています。今回は、3月20日に書いた奥手稲ハイキングの記事で、書ききれなかったと言うか、もう少し書き足したかった事を書きます。

 10月は奥手稲エリアで長距離ハイキング…は主目的ですが、実際にはキノコ狩りを楽しんでいました。以前の記事にも書いた通り、「ひたる」活動として「キノコ狩り」を行っていた訳です。
 ここで重要なのが、キノコ狩り「に」ひたる活動だけでなく、キノコ狩り「で」ひたる活動も行われていたという事です。
 例えば、前回の記事で、キツネノチャブクロは胞子を飛ばす時期になると、食用部分が全部黒い粉になる…と書きました。この状態のキツネノチャブクロは、傘の上部に穴があり、手で押すと穴から黒い煙…つまり胞子が吹き出してきます。
 これ、やってみると面白いのです。上手にやると、2~3回吹き出させる事ができるので、熱中してしまう子が出てきます。
 中には、キツネノチャブクロを他の子にぶつける子もいました。ぶつかった衝撃で黒い煙が吹き出すので、「食らえ、キツネノチャブクロ爆弾!」などと言ってぶつける訳です。ぶつけられた子も、直ぐ拾って投げ返します。手で押すのと違い、ぶつける場合は2~3回繰り返し使用(?)できます。
 ぶつけるのは、バグサレているキノコでも行われていました。バグサレているキノコは通常以上に柔らかいので、ぶつかると飛散しまくります。しかも、中を虫が食っている事が多いので、虫も一緒に飛散するという、正に「悲惨」な状態になる事もしばしば。
 これは、さすがに、ぶつけられた子から「先生、止めさせてください」と言われる事が多かったです。もちろん、その時は「人にぶつけるのは禁止ね」と言ってました。
 まぁ、こんな過激な遊びをしなくても、キノコの種類を調べるだけでも楽しいです。
 秋の長距離ハイキングはキノコ狩りを行うと分かっているため、子供の中にはキノコ図鑑を持ってきている子もいました。それを使って、片っ端から調べていく訳です。ほとんどは食べられないキノコなのですが、調べたキノコの正体(?)が分かると、満足そうな表情をする子が多かったです。
 キノコだけでも、これだけ「ひたる」事ができる…自然って素晴らしい!

 因みに、「ひたる」に興味のある方は、以下の記事を御覧ください。


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