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クァルテット・エクスプローチェ 福岡公演に行ってきた!

 毎年違うプログラムで挑戦するクァルテット・エクスプローチェ!結成10年目という記念すべきツアーは想像以上の内容でした。日本のトップクラスの4人のチェリストが創り出す音の世界を体験できた事に感謝しています。

必ず演奏されるバッハのシャコンヌは、更に重みが増し活き活きとした音色がホールに響き渡りました。それはまるで、開場に詰めかけた人々を祝福するかのように崇高で純粋な想いのエッセンスが広がってゆきます。
何度聴いても新鮮…エクスプローチェのシャコンヌはやはり1級品です!

不思議な魅力の4本のチェロのための二章

 チェロの響きを存分に楽しめるように工夫されているプログラムだけあって、おおっ!とのめり込むような選曲がなされています。その中でも、特に印象に残った曲…それがアレクサンデル・タンスマンの「4本のチェロのための二章」です。
ラヴェルやストラヴィンスキーの影響を受けただけあって、モダンで個性的な楽曲は強烈な印象が残ります。
この演奏を聴いていると、エクスプローチェの卓越した技術と表現力がじんじん伝わってくる!疾走感と正確なテンポ、くるくると曲調が変わる難曲を軽々と歌い上げるさまは、コンサートならではの醍醐味!シビれる音色にグイグイ引き込まれてゆきました。

歌うチェロ!オペラ座の怪人

美しくドラマティックなミュージカル「オペラ座の怪人」がそこに確かに描き出される奇跡。しかも、4本のチェロで…凄まじい熱量がチェリストから伝わり、体を包んでゆく。
愛と憎しみと孤独の淵を覗きこむように、人が持つ感情の全てを見ているような錯覚を覚え、その指先から放たれる音の煌めきは絶え間なく響き、心を揺さぶる。これはきっと音楽という媚薬なのだ…1度手に取ると逃れられない宿命の音を聴いてしまったのかもしれない。
鳴りやまない拍手の中で、微笑むチェリストをぼんやり見つめながら、もう一人の自分がつぶやいていました。

グッズ販売とサイン会

ウソでしょう!ホントに!どうしょう!の気持ちのループが止まらないグッズ販売とサイン会♪
嬉しさと緊張で、テンションMAXでした!何を思ったのか、気づいたら高木慶太さんに「めっちゃ好きです!」とでっかい声で告る始末。慶太さんの優しい笑顔が忘れられません💖
こんなご褒美をもらえるなんて、ほんとに素敵なコンサートでした!何度でも聴きたいクァルテット・エクスプローチェです💙

プログラムの訂正 

クァルテット・エクスプローチェの公式LINEアカウントより、プログラム訂正のお知らせがありました。訂正内容につきましては、以下の通りとなります。

・誤)R.ワーグナー/歌劇「タンホイザー」より巡礼の合唱

・正)R.ワーグナー/歌劇「ローエングリン」よりエルザの大聖堂への行進


CDアルバムにサインをしてもらいました!
エクスプローチェのロゴ入りハンカチ
ツアー2023のプログラム
クリアファイルにサインっておしゃれ!
なみきホール
プログラム表紙


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