下記URLの特許庁サイトのページでもアナウンスされていますが、ようやく日本特許庁も案件ごとの情報に固定URLをアサインし、ブラウザでURLを指定することで各案件の情報を参照することができるようになったようです。

https://www.jpo.go.jp/support/j_platpat/kaizen20240226.html

欧州特許庁（EPO）なんて何年も昔からサポートしていた機能なのですが、ようやく日本でも実現の時を迎えることになりました。これもデジタル庁の「デジタル社会の実現に向けた重点計画」の産物なのでしょうか・・・？

J-PlatPatの情報に直接リンクできるということは、時間差なしで審査経過情報を知ることができたり、包袋に簡単にアクセスできるということです。でもこの案件固定URL機能は、まだ産まれたばかりで、THE調査力から直接リンクするような機能は用意されていません。

いずれはTHE調査力に「J-PlatPatリンクボタン」が用意され、各案件文書から特許庁サイトにリンクすることができるようになるかもしれませんが、待ちきれないのでツールを作ってみました。抄録一覧画面で、フィールド「J-PlatPatリンク」を表示させると、この案件「特願2017-542839」のJ-PlatPatへの固定URLが表示されます。

青字で表示されたURL文字列をクリックすると、

のような画面が開きます。ここでは公開公報・登録公報の情報だけでなく。審判の記録や経過情報・包袋まで、色々な情報にアクセスすることができます。

下のマクロツールをダウンロードして開いてください。詳細な使い方は「Sheeet：手順」に記してあります。

今のところ、このツールは日本特許・実用新案と、J-PlatPatを紐づけるツールです。海外案件はサポートしていません。いずれ海外案件の経過情報を知るためにINPADOC Legal Statusを簡単に調査力にダウンロードするツールも作成するつもりです。

ツールの使い方に困った方や、色々なご希望のある方は、ページ下部の「クリエイターへのお問い合わせ」からご意見をお寄せください。

2024/02/29 作成