僕らはあの頃のことを
忘れはしない

輝く光のなかを
暖かい空気を感じながら
国道を北へ向かった

車窓からみえる海は
青く、やさしく、ささやいた

僕らが生きてきた時代は
どんな時代だったんだろう

振り返ると
懐かしい思い出がそこに浮かびあがる

何をもとめ
何になりたかったのか

時空は過ぎ
楽しい思い出
失敗や挫折
苦悩に満ちた時間も経験した
いまさら何を言うことでもないが
終わったことは忘れよう

再開したの偶然ではなかった
必然なことだと確信して
もう一度やってみたい
もう怖いものはひとつもない

劇団さる