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一般人がサーモンランで野良カンストするために②

今回はスペシャルの使い方に対する意識と各スペシャルで出来てほしいことなどについて長々と書いていく。

本記事内ではカタパ・タワー・テッキュウのことをまとめて厄介組と呼ぶ。


1.スペシャルがもたらす恩恵について

まずはサーモンランにおけるスペシャルがもたらす主な効果を考えてみてほしい。
最も多くの人が思いつくのは「厄介組を簡単に倒せる」ということだろう。

ただこの厄介組へのプレッシャーがよく言われている「スペシャル温存問題」を加速させているのだろう。

ここで考えてほしいのは「なぜ厄介組を倒さないといけないのか」という話だ。

基本的に納品が終わっている状態で厄介組のためにスペシャルを使う人は少ないだろう。
つまり「撃破」がメインだと思われがちな吐き方だが、本質的には「ノルマ進行」がメインなのだ。

そこで出てくるのが第二の使い方「金イクラを高速・大量生産する」という切り方。
この使い方を意識することで格段にクリア率が上がると思う。

例えば
・中盤でコンテナ周りに集まったテッパン3枚にナイスダマを使う
・28秒で沸きストップを確認後に遠くのカタパ1枚にナイスダマを使う
というナイスダマの使い方を比べてみる。
サーモンランとしてはどちらも正解ではあるのだが、野良カンストにおいてはほぼ上一択と言ってしまっていいだろう。

もちろん「カタパを倒したことで納品がスムーズに進む」というメリットは存在するが、第0回でも書いたように野良カンストを目指すうえでは「自分が」「確実に」納品することが一番大事。

下の使い方をした場合野良では「カタパを倒しただけ」になる場合も多い。第0回でも触れたが最終的にどちらのほうが多く納品が伸びるかではなく「確実に増える個数は何個か」というのに注目してほしい。

厄介組にとらわれず「スペシャルは確実に金イクラを増やす手段でもある」というのを意識してスペシャルを使おう。

2、武器の得意分野とスペシャルの関係

前回の解説で「もしも処理しやすい武器を持っていたら処理しに行ってるはず」という動きに合わせるため処理しにくい武器でスペシャルを使い、どんな武器でも同じようなリザルトを出そうという話をした。

これは苦手分野の補完という考え方であり、基本はこの方針で構わない。
逆を言えば目当てのオオモノを処理しやすい武器だったらメインで頑張りたいというわけなのだが、ここが少し難しい。

例を挙げると「エクスプロッシャーを持っているときにカタパを倒せるスペシャルを切るという判断がほぼ消失している人」はいないだろうか。
もちろんメインで倒せるという強みを存分に生かしてほしいのだが、高危険度ムニエール満潮などでデス数を増やさず四方に沸くカタパを捌き切る自信があなたにあるだろうか。ちなみに私はない。

そんな時はエクスを持っていようがメガホンやトルネに頼ろう。
「その武器だからできること」というのを無理にすべてやる必要はない。(むしろ処理の遅れが積み重なったほうが危険)

武器はおまけ・・・というのは流石に言いすぎだが、どの武器を持ったかというのにはあまり囚われず面倒だったら普段通りにスペシャルは切ろう。

3、各スペシャルの意識と出来てほしいこと

※各スペシャルに関しては昼waveに絞って書く。
夜で問題になるのはハエとグリルだと思うが、ハエは1人でも落ちたら切ってよし・グリルは味方複数デスor納品ペースが悪そうなときに中盤で2体まとめて倒すために吐く意識が基本。

またスペシャルの最適解が「臨機応変に」であることは間違いない。ここから書いていくのは模範解答ではなく、アイデア集として読んでもらいたい。

・ホップソナー

主な役割はコンテナ付近において中盤~終盤での納品加速役。
または出張時に海岸で設置して地獄の沸きを捌き切る時の補助役←こっちが結構軽視されがち。大事な使い方。

破壊力は低いが確実な効果はあるので、スペシャルの基本「危なくなる前に吐く」を特に強く意識してほしいスペシャル。

さっさと納品終わらせておきたいな~と思ったら気軽に吐いてみよう。まずは使ってみないと反省会もできない。

これはほかのスペシャルにも言えるが「使えばよかった」という後悔より「使わなくてもよかったな・・・」という後悔を増やしていこう。

気を付けてほしいことは
①出来るだけ高い位置に置くようにする。上へは伝わらないが下へは波が伝わる。(例:ムニエールでコンテナ周りを整地したい場合はコンテナと同じ地面ではなく一段高い外周に置いたほうがよい)

ヘビの移動先・モグラの攻撃範囲・ダイバーの攻撃範囲(特に瞬間塗り能力が低い武器の場合)と被らないようにする。ソナーを特に置きたくなるのは満潮だが、上記の攻撃範囲に巻き込まれやすく意識しないと即破壊されてしまい無駄吐きとなる。※特にドンブラコ満潮コンテナ付近などで吐くときは注意!
・ヘビはタゲを意識して回避
・モグラがいるならボムを入れてからインク回復も兼ねて吐くのがベスト
・ダイバーは塗り返して攻撃判定をなくすか、それができない武器の場合最初の範囲円の外に置く。ザコ撃破でも塗れるので2回目は塗り返しやすくなっているはず。

・サメライド

正直弱い・・・機動力が低い武器を持った時は海岸遠征後の帰宅用などに使っても良いだろう。

ザコのノックバックでレールがずれてしまうため、安全な位置から使う意識をしっかり持つ。

ヘビとナベブタを通り抜け出来るのは固有の強みであるのでヘビ撃破や、ナベブタ複数バリケードの突破に使えるとベスト。

「広範囲に大ダメージ」という要素は他スペシャルができることと比べなければ強いため、気楽に使って「スペシャルの火力を使うことで楽をする」という感覚をつかんでほしい。

・ナイスダマ

厄介組対処がメインだとは思うのだが、どちらかというと金イクラ高速生産に吐いている場面の方が多い気もするスペシャル。

厄介組以外なら出来るだけ多くのオオモノを巻き込める盤面、厄介組に関しては面倒臭くなったら1体だけだろうと吐いてよい。
繰り返しになるがよく分からなかったらとりあえず使ってみて「吐かなくても良かったな・・・」となっていた方がよい。

ヘビの背中とモグラ攻撃は空中にいても当たることが多いのと、本当に体力ぎりぎりの場面で吐こうとするとナイス溜め状態に入る前に死んでしまう場合もあるので半無敵スペシャルではあるがしっかり余裕をもって使おう。

・メガホン

強いけど弱いスペシャルというのが正直な印象。
見通しがいい場面ならいいのだが、壁越しにタワーなどを狙おうとすると別のオオモノに吸われていることも多いので難しい。

個人的なコツなのだが発動→ロックオン①→ロックオン②→ロックオン③という仕組みだと分かってから変な狙いになることが減った(元は発動とロックオンが同時だと思っていた)

苦手な人は発動してから一呼吸おいてロックオン、もう一呼吸おいてロックオン・・・というイメージで使ってみてほしい。

カタパ・タワー撃破がメインウエポンだが、「刺さっているハシラのシャケを狙うと1ユニット分使って倒せる」というのは頭に入れておきたい。結構便利。

こいつもナイスダマと一緒でコンテナ付近に集まってきたテッパン複数体撃破に使うことも多い。

備考
そんなピンチにならないように使うというのが理想ではあるのだが、本当にぎりぎりの場面になってしまった場合イクラ投げ→メガホン発動で即インク回復→もう一度イクラ投げという荒業が存在するのは一応頭に入れておきたい。
忘れがちだがスペシャルを使うとインクが全回復するというのは使い方の候補として覚えておこう。

普段の使い方からボムやイクラ投げを使ってからスペシャルを使えると効率が良い。

・トルネード

お手軽で強い。発動後は移動できないので囲まれて焦って吐くと逆効果な点にだけは注意。

主な使い方は厄介組対処とハシラ撃破。投げるだけなので簡単だが、スマートに処理するため距離感はしっかり掴んでおこう。

・カニタンク

最強候補その1。非常に多くのことが出来るので出来てほしいことをまとめる。

出来てほしいこと
・カノンでバクダンワンパン
・カタパを無駄うちせず2発で撃破
・タワーをワンパン
・攻撃→球体移動の流れを理解。
実戦で使ったことある人なら問題ないだろうが、基本的に固定砲台は弱い。移動だけでなく視点を変える時も一度丸まってからのほうが素早く視点を変えられる。

出来たら嬉しいこと
・カタパワンパン
・ハシラワンパン(カノン砲を頂点に曲射で当てられると出来る)

当然その他のオオモノも大量に倒すことが出来る。球体変化を活用して次々とオオモノを狙えるようにしよう。

使うときに意識してほしいのは出来れば高い場所・見晴らしの良い場所で発動すること。これはスペシャル発動のハードルを下げるという意味もあるのだが、カニタンクは基本的に狙いを定めたオオモノ撃破+余った時間でそこら辺にいるオオモノをついでに倒すという使い方がもっとも多い。

破壊力があるためついつい温存しがちだが、カタパやタワーがたくさん沸くのを待つよりは数体いた時点で打って残り時間で他のオオモノも倒せたらいいな、くらいの意識で吐こう。

カタパワンパンやハシラ曲射など上手くなればなるほど出来ることが増えるスペシャルなのでたくさん使ってどんどん慣れよう。

↓普段カニを使ってる様子を参考に置いておきます。

・ジェッパ

最強候補その2。
この記事はスペコラが大暴れしている時期に書いているが、カニといいジェッパといい実戦でも暴れるスペシャルはそれだけスペックが高い。
サメはどっちでも弱い!(クアッド使いの嘆き)

ジェッパの出来てほしいこと・出来たら嬉しいことというのはハシラ関連以外カニとそんなに変わらない。

ハシラは
・エイム・イカを共に動かさず柱上方(これはオオモノシャケの名前ではなく刺してくる柱自体のこと)を長押しで最速2連射することでちょうど倒せる※近すぎ・遠すぎだと厳しいが基本この撃ち方で撃破可能
・一番上まで行き柱頂点に直撃させると爆風で全員倒せる
の2種の壊し方がある。

主に一つ目の倒し方をするが、位置関係によっては1発で済む場合もあるということで2つ目もしっかり頭には入れておきたい。

カニと違ってバクダンはしっかり弱点に当てないといけないのでジェッパエイムが苦手な人はしっかり当てられるようにしよう。

またジェッパも本当に緊急の使い方としてコンテナ付近で発動→海岸から金イクラを拾ってくる→わざと水没して即復帰→納品というごり押し方法が存在する。一応頭には入れておきたい。
※繰り返すがこんな使い方に頼らなくてもいいように使うのが基本である。

↓厄介相手にジェッパ→ついでに見かけた奴を倒すという例を置いておきます。


おまけ:もし3waveまで2つとも余った時に考えていること

まず残り50~40秒くらいでとりあえず一回使う意識でいる。これは基本的に「金イクラを高速生産する」ための吐き方。特に沸き方とかは気にせずに、複数体倒せればいいやくらいの気持ち。
二個目は28秒沸きを確認してからコンテナ付近の整地か遠方の厄介組にとりあえず使っておく意識。

※当然やばそうな沸き方をしたらその対処に使おう。これは「なんか3waveそんな難しくなくて結局余らせちゃったな・・・」ってことが多い人に向けたアイデア。

ここまでの3記事を基礎に野良で試行回数を増やせばカンストも見えてくるはず。
少しでも役立てたら幸いです。


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