僕は新卒で入った会社を半年でやめた。
東京に上京して俳優活動を頑張りたかった。

ただバイトしながら活動する勇気もなく新卒で就職した。
週末に俳優活動をしよう、考えが甘かった。

やはり忙しくてオーディションなど受ける暇もなった。
僕は会社を辞めることを決意。

上司に辞めることを伝えた。
もちろん止められた。
今やめたら辞め癖がつくぞ、そう言われたな。

上司が人事に報告。
すぐに人事に呼びだされた。
この人事の人は大学三年生の就活時代からお世話になっていた。

この人の前だと僕自身もこみ上げるものがあった。
「実は俳優を目指したい」
勇気を出して伝えた。
「なんで今言うんだ？」人事の言葉。

前もって言っておけば、もちろん採用しなかったと。
会社に貢献してくれる人材になると思っていたのに。
人事が悲しそうな顔を浮かべる。
強面のおじさんの目が赤くなるのが見えた。

僕も涙が止まらなかった。
中途半端な気持ちで行動すると、人を悲しませるし必ず失うものがある。
そう思った。

僕の決意はかたく、半年でサラリーマン生活を終えた。
俳優として成功するしかない。
そう思った。
僕はすぐにアルバイトを開始。
俳優活動を本格的に始める。

今日はここまで。