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【入院清話】29:やりたいことをするとは

「虎に翼」第5話、学びました。ある日、高名な法学者からヒロイン・トモ子(伊藤沙莉)が褒められ、法律を学びたいと志す。しかし、母親から猛反対される。時代は昭和初期「あなたの幸せは結婚すること。法律家になれなかったら、なれたとしても、上手くいかなくて辞めなければならないときは?お母さんは貴方が幸せになれると思えないの」と言われる。次の日、甘味処で待ち合わせて話し合うことになった。

甘味処で大学で出会った感じの悪い裁判官・桂場(松山ケンイチ)と偶然出会う。トモ子は、母から法律家になることを反対されていて、どう説得したらいいでしょう?と相談する。桂場は、「止めたほうがいい、女は時期尚早だ、この先優秀な男と肩を並べて戦わなくてはならないのだよ」
陰で聞いていた母親が「お黙んなさい!貴方にトモ子の何がわかるのですか?」と言う訳で母親の気持ちが変わり、トモ子は大学へ行けることになった。

見事な脚本でした。私はこのシーンで、現代の「やりたいことをする」に前提を定めないといけないと思います。
やりたいこととは、誰かに喜んで貰うことで、自身の生活の糧となることが前提として必要です。

何よりも、親が子供の幸せを決めてはいけない、それが子供のためだとしても。では、また。


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