予定外の展開

歌を出すことになった私の1年は、ボイストレーニングやジャケット撮影など、歌一色になる予定だった。せっかく作ってもらうんだから何とか人に聴いてもらいたい、そのための準備として、YouTubeやTikTokに、歌ってみた動画をあげたりし始めた。
そんな中迎えた2022年12月、44歳の誕生日にインスタに、ちょっと「特別な歳」になる予定…などと投稿しているんだけど
1年たって振り返ってみたら、全く違う意味の「特別な歳」になっておりました。
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秋頃リリース予定の、歌の準備に邁進していた、2023年3月。
主人が、勤務している会社側の勝手な都合で、片道3時間かかる場所に異動になってしまった。
他にも色々あって精神的な苦痛が大きくなり、見ている方もしんどい毎日。
それまで、平穏だった家庭の雰囲気は一変してしまった。
もう、歌どころではなくなってしまった…と思いきや
私はふと『いつか射す光』の歌詞が、その時の状況に、すごくマッチしていることに気づいた。

雷が怖くて耳を塞いだ夜
それも時がたてば通り過ぎていくよ

この部分はビビリな私が、雷が鳴ると怖くて耳を塞いで部屋の隅でうずくまってるさまと、そんな酷い雷だっていつか通り過ぎるということ、
その時はしんどいけど、耳を塞いでも逃げてもよくて、雷が過ぎたらまた立ち上がって動き出せば良いということ、
そのうち空は晴れて光が射す、ということを、提案して歌詞に盛り込んでもらったのだった。
その頃は特に何も問題ない平穏な毎日だったのに、私は、自分を励ます歌を作って欲しいとお願いした。

主人がこの歌詞に励まされたかどうかは定かではないけど
少しでも負担を軽くできたらいいと思った。
それからしばらくして、主人が私に提案した。
「一緒にベーグルの店やるのはどうか?」

つづく🥯🥯🥯😎

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