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多摩川の生き物とヒト その170 水系浅川 平山橋と滝合橋工事の       立ち合い         ”23/10/23 

午後、国交省の方と工事業者の方、それに我々2名の総勢、8名近くが日野市浅川平山橋左岸の崖下近くに集合。
工事の説明を受ける。崖に突き合わさっている堤防は実は土嚢を積んだもの。4年前の台風19号の時、水が押し寄せてきたので、土嚢を積み、防いだとの事。

浅川の下流。平山橋から望む。
浅川からの堤防が崖と突き合わさる所。竹林は伐採。アラカシやケヤキなどは残る予定。
滝合橋上流右岸で。近年、護岸工事が行われ、車も通る。
滝合橋下流の河原。この河原に工事用道路を作る。
滝合橋から下流を見る。遠くに見える橋は平山橋。

まず、崖下へ移動。竹林については、測量のため、伐採するとの事。崖沿いの木について、木を切ると、根が枯れ、崩れやすくなる。できるだけ、切らないようにするとの事。また、切らない事は崖上の住人の方も望んでいるとの事。崖付近の樹木をできるだけ、残して欲しいとの旨を伝えた。
河川敷内を通る工事用道路については、堤防まで上がる道が現場から遠い事、重機が入る滝合橋が構造や建築年数が古いため、通れないため、河川敷内、つまり、河原を通すという説明があった。やむなく了承した。
次に、カワラケツメイや工事現場を見るため、滝合橋へ移動。堤防から直接、滝合橋へ行けないため、堤防から団地へ抜ける道を行き、一般道へ。滝合橋の左岸から私が自転車を担いだ狭い階段を降り、右岸の用水路の脇へ。ここも、台風19号の時、浅川があふれそうになり、慌てて、土嚢を積み、防いだそうだ。そのため、この時(2019年)の黒く、大きな土嚢がまだ残っている。ここに擁壁を築き、洪水防止とするのが今回の工事。

滝合橋から上流を望む。堰があり、右岸側の用水へと流れ込む。
滝合橋直下のカワラケツメイ。網の中で生えている。移植する。
滝合橋下のイワツバメの巣。
集団で巣を作っている。イワツバメ達に邪魔にならないように、来年2月頃、工事を終える予定。

橋脚の下を回り込むと、カワラケツメイがあった。金網があるので、切り取り、土毎、ケツメイを採り、保存し、工事終了後、戻す事にした。
また、橋にはイワツバメの巣があり、戻ってくる2月後半には工事を終了し、イワツバメには影響しないことを確認し、本日の立ち合いを終了した。
帰りはいつものヒカリモがある坂をLowに入れ、上がった。疲れたのか。

日野市石田付近の工事現場。根川と浅川の合流点付近にはクレーンなどの重機が入っている。
フェンス沿いに根川が流れている。これから浅川から横断する橋を架ける。
ツリガネニンジン。清楚な花。石田の堤防付近で。
この付近は多く生えている。
日が傾いてきた。石田付近の沼で。また、ガサを行ないたい。
羽村駅南口近くのお寺坂と馬の水飲み場の説明。段丘の上に住んでいた人にとっても、湧き水は貴重。帰りの羽村で。
昔はきれいな湧き水で、馬が飲んだのだろう。
色が黄金色に見えるヒカリモ。
羽村市観光案内所側で栽培されているカワラノギク。地元の人が一応、保護用に種を取っている。それを多摩川に蒔いているとの事。

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