見出し画像

多摩川の生き物とヒト その87 水系 八高線 左岸下流 23/3/1

春を求め、八高線脇の左岸の河原へ。川を下っていく。
上流では日野用水堰の工事を行っていた。工事用の道路が橋梁沿いに通り、直角に曲がり、堰へと延びている。暖かくなり、イヌコリヤナギの花が咲き、おそらくヒキガエルの卵塊があり、春になったと実感する。

日野用水堰の改修を行う工事用道路。
煙突は対岸の昭島市清掃センター
少しづつ、葉を持ち上げてきたセイタカアワダチソウ。
ヤナギも芽が膨らんできた。種は不明。
八高線橋梁。この辺は土丹があり、面白いところ。アキシマクジラも見つかった。
崖の所から水が湧いている。
湧水には藻が生えている。一般の人は藻には関心モないが、藻屋にとって、こんな面白いところはない。
テリハノノイバラ。春になり、葉も動いてきた。
広がる、テリハノノイバラのツル。
ヤナギの花。雌雄別株になる。イヌコリヤナギの雄株と思われる。
おそらくヒキガエルの卵塊

三紀層の泥や砂でできた地層が現れた、通称、土丹の河原を歩くと、土丹の間から水が湧いていて、春の装い。水たまりにはタコノアシの枯れた姿。よくぞ、タコノアシと名づけたと思う。


水が溜まっている土丹。ガマなどの水生の植物がよく生えている。
まだ、種子を飛ばしていないコガマ。タコノアシも見える。
タコノアシ。
また、春になれば、水がたまり、湿地になる。乾いているが、タコノアシもある。

堰のようになっている所からくじら運動公園脇の道に出る。この辺は職場で、調査や採集に来ていたところ。近くの多摩川上流水再生センター(旧排水処理場)の温排水について調査したが、うまくまとめきれなかった。やがて、温排水が流れている水路に出る。暖かいのか、オナガガモ、コガモなどのカモたちが群れていた。

堰状になっている。対岸は八王子水再生センター。多摩川の水は処理水で賄われている。
餌をとっているダイサギ。


ニセアカシアにはカラスが集まっていた。
処理水の排水路には暖かいので(冬季でも18度くらい)植物もよく、生えている。
排水路にはカモたちが多くいる。

暖かくなってきたので、厚手の手袋から短い指切りの手袋が欲しくなる季節となった。手袋を取るが、指切りタイプがないので、素手で持つ。
春になった気持ちを満喫した。

帰り、昭和用水堰ではまだ、工事をしていた。
魚道に石を入れる。
堰を止め、水を逃がしている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?