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多摩川の生き物とヒト その141 水系 石田付近の工事の下見     23/8/1

雨が降り、少し気温が下がったので、久しぶりに自転車で行く。
堤防の草が雨が降っていなかったので、枯れている。アカツメグサは花の部分が枯れて、ポンポンのよう。土手によっては芝生だけが枯れているのもあるし、木も枯れているのもある。

ニセアカシアを伐採した跡。根を採らなかったので、また、根から生えてきて、はこび凝ってきた。
土手も日照りのため、枯れている。多摩大橋右岸下流で。
土手の草達も水を欲しがっている。
カワズザクラ。葉は日焼けと水不足でしょう。拝島橋左岸下流。
日照りに強いススキなども枯れた。
このクリノキはナラ枯れ病によるもの。これから、栗の生産量が減るかもしれない。


オオニシキソウ。外来種。河原などに多い。
アメリカネナシカズラ。外来種。根が途中で無くなり、他の植物から栄養を奪う。


多摩大橋を転線し、右岸へ。ススキ原も枯れているものある。谷地川を越え、谷地川沿いへ行き、途中で谷地川と離れ、多摩川の土手へ。土手沿いに進むと、ニセアカシアを伐採した所に来たが、確かに、大きい木はなかった。しかし、小さなひこばえのようなものがたくさん、生えていた。残った根から生えてきているかをちゃんと調べないといけないが、完全に生やさないとするならば、根も取らないといけないだろう。
中央線の下をくぐる。土手や砂利道は日照りで、茶色くなっていた。ロードでも、23Cから25Cへと、タイヤが太くなり、砂利道でも楽になった。
新しい橋桁もできた日野橋をくぐり、中央高速道路を経て、石田大橋へ。雨が降ってきたので、石田大橋の下で雨宿り。昼休みと休憩を兼ねた。おそらく、聖蹟桜ヶ丘付近で雨や雷が鳴っていると思うが、こちらは晴れてきた。

昼間にかかわらず、雨雲が覆う。
雨雲の移動。


移動して晴れ間が出てきた。


石田付近では葉は伸びてきているが、ツリガネニンジンなどはまだ、咲いていなかった。池にはウシガエルが鳴いていた。
土手の終点に着く。根川と土手の周囲が工事の対象である。土手の両側を見る。多摩川に近い法面(のりめん)は春、アマドコロが咲き、ワレモコウなどがある大切な所。ツリガネニンジンがあったが、先端が枯れているのがあったが、咲いているのは確認できなかった。根川に接した法面では珍しい植物は特に生えていなかった。
また、根川付近にあるサクラやアオギリなどが生えているが、特に、貴重な樹でもないので、伐採してもいいと思った。土手の終端から先に大きなエノキなどが生えていた。

日照りで弱ったツリガネニンジン。
やっと、花を着けてきた。
きれいに咲いた。
根川寄りの斜面。
多摩川よりの斜面。
先端の先のエノキ。草が茂っている所が生態系保持空間。
クララがあった。
実を着けていた。
カナビキソウ。半寄生植物。だから、葉が緑になっている。 
暑くてやっと咲いたカワラナデシコ。


要望書には土手の保護、エノキの存続、やむを得ず、生態系保持空間を使うのを認めるなどを書くつもりである。
帰りの道には暑さと日照りで、花が小さく、萎れかけのカワラナデシコがあった。
今度はヘロヘロにならずに帰れた。羽村ではヒカリゴケと思われるのがあった。

ヌルデ。元気に花を着けていた。
アラカシ。もう、実を着けていた。昭島左岸。
雨が降り、水面を打つ。羽村左岸。





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