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多摩川の生き物とヒト その177 水系 多摩川 大田区川崎市多摩川大橋下流 11月の観察会下見      23/11/6

11月の観察会の下見に行った。計画では溝の口から大岡山へ行き、そこから多摩川まで行き、多摩川から矢口渡へ行こうとした。しかし、南武線が人身事故のため、不通。そこで新宿から湘南新宿ラインで武蔵小杉へ。武蔵小杉から多摩川へ行くことにした。大回りだが、最短ルートで計算するので、運賃は変わらない。それよりも、中央線の12両化の工事の進み具合など、いろいろな施設や電車が見られるのがうれしい。私も、昔、渋谷から二子玉川園(現、二子玉川)に行く時、新玉川線(現、田園都市線)経由だと140円、自由が丘経由だと120円と、自由が丘経由の方が安かった。二子玉川園駅では運賃不足だと言われたが、乗った電車の車輛番号などを伝えて納得してもらったことがある。
お昼過ぎ、矢口渡駅に着く。この多摩川線(旧目蒲線)は段差が少なく、もともと、バリアフリーでホームから簡単に道へ行ける。焼き鳥屋さんなどを見ながら、商店街を抜け、多摩川の土手へ。ブタ公園の上流では以前あった鬱蒼とした樹々や家の後はきれいに無くなり、平地になっていた。
一旦、水辺に降り、アレチハナガサシダレヤナギなどを見つつ、緊急用船着き場を横切ると、再び、土手に上がり、多摩川大橋を渡る。
渡り切ると、ゴルフ場が見え、傍らにタワーマンションかと見間違えてしまう川崎市立川崎総合科学高校の校舎が見える。以前は工業高校ではなかったのか。

ブタ公園から多摩川大橋を望む。ブタ公園と言うのは置物のブタがある事から。
樹々の伐採などに伴い、堤防も改修され、広くなった。
家もあったが、きれいに整地された。
新しくできた緊急河川敷道路。
対岸がこれから向かう川崎競馬場練習馬場やラジオ日本のアンテナ。
ブタ公園付近の水辺。シダレヤナギなどがわずかに残っている。
アシなどが水辺に生えている。

ゴルフ場の脇から駐車場となっている所を歩き、川辺を目指す。多摩川大橋少年野球場があり、この野球場を抜け、水辺に着いても、水辺沿いを歩ける道は無し。そこで、野球場の端を歩いてゴルフ場の先を抜けられるか、確かめたが、それらしき道はあったが、ネットはなかった。ここまで飛ばす人はいないと思うが、ネットもなく、危ないので、戻り、先にあるグラウンドとゴルフ場の間を通る事にした。この道は川辺に通じていたが、川沿いに少しだけ、歩けそうだった。川辺をグラウンド沿いに歩くが、これ以上川辺を歩けないので、グラウンドの端に沿って歩き、次は川崎競馬場練習馬場と出会った。

多摩川大橋の欄干。
多摩川大橋と並走されている、電気やガスを送る管。
多摩川大橋から武蔵小杉方面を見る。多くのマンションがある。
川崎市多摩川大橋少年野球場の先。水辺に出られるが、横には行けず、ここで、おしまい。
先ほど見たブタ公園周辺。殺風景な公園に樹々の緑が色を添えている。
水辺にあったシャクチリソバ。ヒマラヤ原産。
クサノオウかと思う。

馬はいなかったが、整備の人やトラクターがいた。馬場に入ると、すぐ隣がコースで、馬が走っていたら、迫力があると思う。馬場沿いを歩くが、川辺には出られない。やがて、馬場から排水口になっている所や四角く、刈られている所から、川へ顔を出すぐらい。対岸から見ていた干潟には出られない。それでも、アシマコモなどが生え、カニの巣穴やカニ達がいた。
馬場からラジオ日本の鉄塔に出る。鉄塔には何の柵も無く、入っていいのだろうかと思うほどだった。

クズに乗っ取られた木。
小向仲野町少年野球場から川辺の道はあるが、途中で行き止まり。
水辺ではアシやヒメガマなどが生えている。


川崎競馬場練習用馬場。馬が走っていれば、迫力があると思う。
馬場の手入れ中。
馬場の先は川辺になり、シダレヤナギなどが生えている。
付近ではオギなどが生えている。
馬場からの排水口
排水口の先では干潟になっていて、カニの巣穴などがあった。
排水口の先では水たまりになっている所もあった。
水際ではアシが生えていた。
ラジオ日本のアンテナ。

大きいアンテナやそれを支えている支柱を見ながら、途中から草原に入り、出たら、堤防だった。
川崎市小向の樋管(排水口)に架かる橋は完成していたが、立ち入り禁止になっていた。樋管を迂回して、また、堤防に上がる。保存するように指摘したウマノスズクサは無事で、群落を作っていた。
下を見ると、何かを切り取ったように、地面が掘り取られていた。対岸の大田区の岸辺では、もう樹林は全て伐採され、さらに上流では盛り上がっている部分を削り取っていた。

小向樋管の橋架設工事。工事は終了していたが、通行禁止のままだった。
小向樋管近くで。なぜか、四角く、土を掘った跡があった。何のために掘ったのか。
樋管近くの土手。斜面にはハマダイコンなどが芽生えている。
ハマダイコンに混じり、、ウマノスズクサが生えている。
美味しそうなハマダイコン


ふと、上空を見ると、アオサギが飛んで行った。
シロバナシナガワハギ。ヨーロッパ原産の外来種。
シロバナシナガワハギの小さい個体。


トウネズミモチの実。これから、ネズミ色になる。
対岸の大田区の川辺の工事現場。樹林を切り、盛り上がっている所をこれから削る。奥は京浜東北線。
殺風景な場所になってしまった。
これから、自然堤防みたいな高い所を削る。


川崎側で。マンション群の先で、岸辺は消える。
芽生え始めたハマダイコン
誰かが植えたと思うカンナもあった。
旧明治製糖のレンガで出来た護岸。

川辺にはネズミモチオオブタクサなどが多く生えている。この堤防下の道を進む。
やがて、旧明治製糖の護岸が見えてきたら、その先でも護岸工事が行われていた。交通量が多く、歩道橋しかない所を渡る。11月にしては暑い中、川崎駅に着き、帰った。

旧明治製糖護岸の前では護岸の続きを作っている。
川崎駅近くのマンション群。
振り返ると、カーブの内側をめぐっていた。鉄塔はラジオ日本の物。

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