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多摩川の生き物とヒト 水系 その48 日野 石田大橋付近     22/9/28

カワラナデシコを探しに石田付近へ。観察会の時にカワラナデシコが見つからなかったので捜索。やっと、涼しくなってきたので走りやすくなってきた。多摩大橋から右岸へ転線。谷地川合流点付近は橋がないので遡り、迂回する。車道に出るが、道に沿って用水が流れている。しかも、谷地川の上に用水が流れているところがある。言わば、川の立体交差になっている。礫間浄化装置の見学などで何度も来ているが、来るたびに新しい発見がある。

晴れて、秋らしい空
水量が増え、昭和用水堰では水しぶきを上げていた
谷地川と交差する用水。日野市はこのような用水が多い

石田に着くとオガルガヤが土手一面に咲いていた。ツリガネニンジンは時期が終わっていた。公園手前の森に入る道を下る。観察会の時は右手に行ったので難儀したが、左手に行けばこの道に出会い、土手へ上がれた。下見不足だった。元ラジコン基地だった広場から河原へ出た。河原ではカワラヨモギが群生していた。

穂が面白いオガルガヤ
堤防一面に咲くオガルガヤ
キンミズヒキ 堤防の下などに多い
カワラヨモギ 葉が細いのは蒸散を防ぐためといわれる
カワラヨモギ 花はヨモギと似る
ヤハズソウ マメ科で、葉が矢羽根のようにちぎれる
カワラヨモギなどと一緒に生える ヤハズソウ
これもマメ科
メドハギ 荒地などに多い
ミゾコウジュ 河原のはずれの湿地などに生えていた
花がつぶれて映った ミゾコウジュ
ママコノシリヌグイ 名のように痛いとげがある
名とは逆に花は美しい
カワラヨモギなどが広がる河原

河原から中へ入ろうとするが、クズなどに覆われて断念。もう少し下流へ行くと、やぶが切れた所があった。ここから、中へ入ると、依然通った道とやっと出会った。途中ではカワラサイコが群生していた。また、広場に戻ったが、カワラナデシコには出会わなかった。

キクイモ 草原の中に生える
ノブドウ オオフタバムグラが根元に生えている
オトコヨモギ これも葉が特徴的
カワラサイコなどが生息する草原
シンジュ もう実をつけ、季節の移ろいを知る
アキニレかと思ったが、違う

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